アットドウス株式会社は、開発中の超微量・局所投薬デバイス「アットドウス・コア」を使用した城西大学薬学部とアットドウスの共同研究論文が、2023年4月にドラッグデリバリーシステム専門の学術誌"Frontiers in Drug Delivery"に掲載されたことをお知らせ致します。
※論文の詳細は「詳細・参加申込」ボタンよりご確認ください。
(外部サイトが開きます)
研究の概要
今回、”Frontiers in Drug Delivery”に掲載された論文のタイトルは、“Usefulness of direct intratumoral administration of doxorubicin hydrochloride with an electro-osmosis–assisted pump” で「電気浸透流ポンプ(以下、EOポンプ)によるドキソルビシン塩酸塩の腫瘍内直接投与の有用性」を意味します。アットドウスが開発中の超微量・局所投薬デバイス「アットドウス・コア」を用いて、癌の患部に局所に超微量の抗がん剤を投与した効果について研究したものです。
アットドウス株式会社(所在地:横浜市旭区・川崎市幸区、代表取締役:中村秀剛)は2019年に城西大学薬学部・薬粧品動態制御学講座の藤堂浩明准教授と共同で局所投与による抗がん剤の副作用軽減効果について研究を開始しました。
EOポンプは分速0.01mlといった単位で投薬量を制御でき、少ない量を持続して安定して投与できることが特徴です。本研究では、乳がんモデルのラットに対して抗がん剤「ドキソルビシン塩酸塩」を投与して比較を行いました。その結果、EOポンプを用いた局所・超微量投与では、これまでの全身に対する投与と比較して、腫瘍の体積を減少させる抗がん剤の効き目を維持しながら、副作用を軽減できていることを確認しました。
著者(敬称略)
- 城西大学薬学部
伊藤 亜悠、板倉 祥子、長谷川 祐也、橋本 美優、岡田 明恵、杉林 堅次、藤堂 浩明 - アットドウス
平藤 衛、中村 秀剛