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双方向の連携でイノベーションを活性化
LINK-Jはライフサイエンス領域で先行する海外の大学や機関と連携し、日本のライフサイエンス・イノベーションの活性化を促進していきます。
サンディエゴ

米国サンディエゴは、シリコンバレーやボストンと並ぶライフサイエンス産業の世界的な集積地です。UCサンディエゴ(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校)周辺やソレントバレーと呼ばれるコンパクトなエリアに、世界的な研究機関、最先端のバイオ系ベンチャー、トップクラスの製薬・医療機器メーカー、そしてBIOCOMなどのネットワークを強化する事業団体が集まっています。サンディエゴのオープンな文化のなかで、それぞれがうまく連携し、イノベーションによる起業を支援するエコシステムが育まれています。

サンディエゴのライフサイエンス産業でのイノベーションに大きな役割を果たしてきたのがUCサンディエゴ(カリフォルニア州立大学サンディエゴ校)です。UCサンディエゴはスクリプス海洋研究所を母体として1960年に設立され、現在ではカリフォルニアの大学としては第3番目の規模、全米では常に総合ランキング上位の大学です。
現在、ライフサイエンス分野の最先端の研究が同校を中核として進められており、近隣にある世界トップレベルの医学研究所や医療機関、企業とのコラボレーション、共同開発、人事交流が盛んに行われています。また、UCサンディエゴは全米でもトップクラスの公的研究費を受給している大学でもあり、大学発のインキュベーターや投資ファンドが存在します。そのほか、研究開発を一層促進させる改革などを行い、ライフサイエンスのイノベーションクラスター創出に大きな役割を担っています。
創立 | 1960年 |
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理事長 | Pradeep K. Khosla |
世界大学ランキング | 総合14位(工学部、バイオエンジニアリング部門、海洋学、国際政策は常に全米トップ5) |
ノーベル賞受賞者 | 16名 |
政府の研究補助金 | 約10億ドル(2015年) ※全米5位(1ドル=10円計算で約1,100億円) |
科研費交付額 [アメリカ国立衛生研究所] |
約4.6億ドル(2014年) ※全米2位(1ドル=110円計算で約500億円) |
大学発ベンチャー育成機関 | CONNECT(コネクト) ※2005年に独立 |
大学発投資ファンド | Triton Technology Fund. Rady Venture Fund |
インキュベーション施設 |
Von Liebig Entrepreneurism Center(ジェイコブズ工学部・大学院) The Basement(全学) Institute for the Global Entrepreneur(ジェイコブズ工学部・大学院およびレイディ経営大学院) |

サンディエゴを拠点とするライフサイエンス産業の業界団体であり、米国内では、全国規模のバイオ産業の事業団体であるBiotechnology Industry Organization (BIO)に次ぐ規模です。主な事業として、ネットワーキング活動や大学と共同して行われる教育・職業訓練プログラム、ベンチャーキャピタルの誘致や投資イベントを開催するほか、高品質な製品やサービスを安価で購入することを目的に、参加企業による共同調達やプログラムなども実施しています。
創立 | 1992年 |
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会長兼CEO | Joseph D. Panetta |
目的 |
1)地域のバイオ産業への理解を深めるため 2)バイオテクノロジーの産業ネットワークの中心となるため |
構成 |
会員企業の会費から成り立つ非営利組織 60名の理事、事務局長、会計責任者、総務委員会で構成 理事は製薬業界、医療機器業界、建築家、大学教授など様々な産業・職業領域の人からなる |
参加企業数 |
約800社(うち200社はベンチャー企業) 製薬、医療機器、診断薬、バイオ研究支援、開発業務受託機関、バイオ燃料など多岐に渡る |
主な事業 |
1)ネットワーク、コミュニケーション構築 2)教育、職業訓練プログラム 3)資金調達支援 4)購買グループの組織 |
年間イベント数 | 約100 |
フランス

ユーロバイオメッドは、南フランスにおけるヘルスケア分野のカタリストです。ユーロバイオメッドは、フランスおよびヨーロッパにおいて、企業と研究機関に対して、地域戦略を導き、必要なものを供給し、解決策を提示いたします。2009年に地域の出資者により設立されたユーロバイオメッドは、教育、基礎研究、橋渡しおよび臨床研究、技術革新センター、スタートアップ企業、産業化での成功など、イノベーションにおけるすべての段階で、ヨーロッパにおいてトップにランクされています。
同時に、220の企業に所属する260人を超えるユーロバイオメッド会員は、地域の発展(5億8500万ユーロの投資と700人の直接雇用を生み出す160件のプロジェクト)の原動力であり、癌や慢性炎症性疾患、感染性および再発性疾患、神経学的疾患、および希少疾患などに深刻な病態にある数百万人の患者の症状改善に取り組んでいます。

設立 | 2006年 |
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会長 | Xavier Tabary |
CEO | Emilie Royere |
目標 |
ヘルスケア分野におけるイノベーションを通して生活を改善する 研究から商業化まで、南フランスから企業とライフサイエンス団体を支援し、彼らの科学的および事業上の目的を達成する手助けをする。 |
法人概要 |
会費収入と公的支援によって成り立っている非営利団体。 ライフサイエンス業界での経歴を持つ会長、CEO、副ディレクター、競争力強化チーム、研究開発チーム、各地域を任されたプロジェクトマネージャーチームの、計13名で構成されている。 |
参加会員数 |
236の革新的な企業に所属する会員260名。 会員は、製薬、バイオテクノロジー、医療機器、診断薬、デジタルヘルス、バイオ研究支援開発受託などの企業だけでなく、病院、大学、アカデミア発祥の研究機関など多岐に渡る。 |
主な事業領域 |
1) ネットワーキングとコミュニケーションの構築+マッチングイベント 2) グローバルな研究開発資金の支援 3) 企業を支援するための事業戦略構築と民間からの資金提供 |
年間イベント数 | 20-25 |