【第14回　富士経済・動物薬セミナー2023】を開催

謹啓

　仲秋の候ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。平素はアニマルヘルス関連のリサーチに格別 なご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

　さて、『富士経済・動物薬セミナー』は、業界関係の皆様方に幅広く ご支援を賜り、2007年の初回より回数を重ね、新型コロナの影響によりやむなく2019年を最後にセミナー開催を中止しておりましたが、この度、4年ぶり14回目となる掲題セミナーを再開いたします。

　空白期間となった2020年以降、アニマルヘルス業界は激動期を迎え、生活様式の変化に伴うペットブーム再来と続くピークアウト現象、動物薬の供給不安、そして畜産業を襲った飼料高、資材高、光熱費高騰による生産コスト増大、過去最大規模の鳥インフルエンザによる被害発生、そして今年8月には豚熱が九州に上陸し、ワクチンの接種地域が北海道を除く全国区に拡大されています。

　動物用医薬品市場は、コロナ後も2020年、21年と成長路線が続いていましたが、直近となる22年はCA市場が歴史的ゼロ成長へ失速し、PA市場はマイナス成長へ反転するなど、ここにきて市場環境の悪化が鮮明となっています。

　2020年以降、日系動薬メーカーのグループ再編が活発化しており、オリックスグループのささえあ製薬と明治グループの明治アニマルヘルスが誕生し、AH事業投資を積極化させている総合商社の三井物産が旧住友ファーマアニマルヘルスを買収するなど、尚も業界再編が続いています。

　弊社の業界リサーチ活動と本セミナーがアニマルヘルス業界の針路を探る手段のひとつとなり、皆様方のビジネスプランの一助となる事を祈念しております。

　お忙しい時期とは存じますが、多数の方々にご参加頂きましたら光栄に存じます。何卒宜しくお願い申し上げます。

謹　白