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投稿日:2024年03月27日 投稿者:ロンザ株式会社

LonzaがRoche社から米国Vacavilleのバイオ医薬品の大規模製造施設を取得する契約に署名

  • Lonzaは、Vacaville(米国)にあるGenentech社の製造施設をRoche社から現金12億米ドルで買収する契約に署名しました。
  • Vacaville (米国) の施設は、製造量で世界最大規模のバイオ医薬品製造施設です。
  • この買収により、Lonzaの哺乳動物細胞バイオ医薬品の大規模製造能力が増強され、米国における同社の製造ネットワークの存在感が大幅に拡大される予定です。
  • Lonzaは、次世代の哺乳動物細胞バイオ医薬品治療に対応するために約5億スイスフランを投資して施設を改良し、同施設の機能を強化する予定です。
  • 現在同拠点で製造されているRoche社の製品は、中期的には数量を約束してLonzaが供給しますが、同施設が代替顧客にサービスを提供するに移行するにつれて、段階的に供給量を減らしていく予定です。
  • Lonzaの 中期ガイダンス 2024 ~ 2028 年の売上成長率範囲は、CER1 で 11 ~ 13% CAGR に設定されていましたが、現在は 12 ~ 15% に更新されています。
    1売上高成長率は、恒常為替レート(CER)ベース。

    2024320日、スイス バーゼル - 医薬品、バイオテクノロジー、健康食品原料の市場における世界的な製造パートナーであるLonzaは本日、米国カリフォルニア州VacavilleにあるGenentech社のバイオ医薬品の大規模製造施設をRoche社から12億米ドルで買収する契約に署名したと発表しました。

    この買収により、Lonza の大規模バイオ医薬品の製造能力が大幅に向上し、既存の市販製品および Lonza ネットワーク内で現在商業化の途上にある医薬品分子を保有する顧客からの哺乳動物細胞バイオ医薬品の商用の受託製造の需要に応えることができます。Vacaville(米国)施設はバイオリアクターの総容量が約33万リットルであり、バイオ医薬品の製造拠点としては世界最大級の規模を誇っています。この契約に基づき、Vacaville(米国)施設のGenentech社の従業員約750名がLonzaに雇用されることになります。

    革新的な新治療法が承認されるにつれ、バイオ医薬品の商用生産に対する需要はCDMO 業界全体において高水準で推移すると予想されます。このような状況において、Vacaville(米国)施設の買収により、現在世界最大の医薬品市場である米国において、Lonzaの顧客は重要な新しい製造能力に即座にアクセスできるようになります。 また、これにより、米国東海岸のPortsmouthにあるLonzaの既存のバイオ医薬品製造拠点、ヨーロッパとアジアをまたがる国際ネットワークを補完する、西海岸における重要な商用生産拠点が誕生することになります。

    Lonzaは、Vacaville(米国)施設を改良し、次世代の哺乳類バイオ医薬品の需要を満たす能力を強化するために、約5億スイスフランの追加の設備投資を予定しています。 現在Roche社が同施設で製造している製品は、中期的には数量を約束してLonzaが供給しますが、同施設が代替顧客にサービスを提供するに移行するにつれて、段階的に供給量を減らしていく予定です。

    Lonzaのバイオロジクス部門のPresidentであるJean-Christophe Hyvert は次のように述べています。「Vacavilleの施設は、当社の顧客に即座に製造能力を提供し、当社のバイオ医薬品部門の将来的成長を可能にする、非常に価値の高い戦略的買収です。また、既存顧客に商業化の道を提供し、パートナーに大規模な商用生産能力を増加させることができます。当社は、お客様の治療薬に商業規模の製造サービスを提供する上で、長年にわたる深い産業上の専門知識を有しています。 これを、Vacaville施設の強力な遺産、高度に熟練した経験者によるコミュニティ、品質に関する実証済みの実績と組み合わせることで、当社の主要な大規模哺乳動物細胞バイオ医薬品のサービスを次の成長の章に導くことができることに興奮しています。」

    この取引は、慣習的な完了条件に従い、2024 年下半期に完了する予定です。その後、Vacavilleの施設はLonzaのバイオ医薬品部門に統合され、Visp(スイス)、Slough(英国)、Singapore、Portsmouth(米国)、Porriño(スペイン)にある既存の哺乳動物細胞バイオ医薬品の製造施設のネットワークに加わることになります。

    この取引により売上の増加が見込まれるため、Lonzaは2024年から2028年までの中期ガイダンスを更新しました。同社の売上成長範囲はCER1で11~13%のCAGRに設定されていましたが、現在は12~15%に更新されました。 CORE EBITDA マージンと ROIC に関する中期ガイダンスに変更はありません。 純負債/コアEBITDA比率および設備投資の軌道に関する中期ガイダンスも変更されません。

    BofA Securities は Lonza の財務顧問を務めています。

    取引の詳細については、関連する投資家向けプレゼンテーションをご参照ください。

    Lonzaについて
    Lonzaは、世界でも有数のヘルスケア製造企業です。 私たちは世界5大陸で活動する約1万8,000人の従業員で構成されるグローバルなコミュニティです。医薬品、バイオテクノロジー、健康食品原料の各分野においてお客様が開発した治療法を市場へと投入する支援を行っています。私たちは、あらゆる治療法を実現化するというビジョンに基づき、技術的な洞察力、世界クラスの製造、科学的な専門知識、プロセスの卓越性、そしてイノベーションを組み合わせることでお客様をサポートしています。 私たちの取り組みは、お客様の新薬開発、商業化の実現、そして患者さんが救命治療や生活の質を向上させる治療の恩恵を受けることにお役立て頂いております。

    当社の事業は、 バイオ医薬品、低分子医薬品、細胞・遺伝子、カプセル・健康食品原料の4つの部門を通じて、お客様の複雑なニーズにお応えできるように構成されています。2023年通期の売上が67億スイス フランで、コア EBITDAは20億スイス フランでした。詳細については、当社ウェブサイト(www.lonza.com)をご覧ください。

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    本ニュース・リリースは、Lonza Group Ltd が、2024 年3月20日(スイス現地時間)に発表したニュース・リリースを日本語に翻訳再編集したものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。

    英文ニュース・リリース
    Lonza Signs Agreement to Acquire Large-Scale Biologics Site in Vacaville (US) from Roche
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