メディフォード株式会社(以下、メディフォード) では、研究開発、非臨床・臨床試験等で採取した細胞、血清、血漿、DNA等や研究用微生物、カルタヘナ法対応生体試料を含めた貴重な生体試料を長期保管するサービスのため、専用施設を熊本県宇土市にある創薬イノベーションセンター内に開設しました。新施設では、非臨床試験の実施基準であるGLP(Good Laboratory Practice)のルールに則った運営の下、厳重なセキュリティ・温度・安全管理を徹底し、長期保管においても生体試料の高品質な状態を維持します。また、当社検体管理システムを利用することで、試料1本ごとの配置管理を実施し、いつでも、迅速に、利活用できる環境のご提供も可能です。
生体試料の長期保管サービス
新規バイオマーカーの特定と高度化した分析技術の確立が進むことで、現在保管している生体試料を活用し、これまで得られなかった新たな評価や知見を引き出せる可能性が高まっています。メディフォードは、長年にわたりセントラルラボサービス、各種試験受託サービスを提供してまいりました。生体試料の保管だけではなく、これらのサービスを併せてご利用いただくことで、検体回収~分析~保管~利活用~廃棄までワンストップでサポートが可能になります。メディフォードは、医薬品、食品・化粧品などの各種研究開発業務において必要なサービスを一括して提供し、長期的に支援します。
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新施設概要
熊本県内に位置する創薬イノベーションセンター(熊本研究所)敷地内の約300㎡の平屋施設内にPHC株式会社の超低温フリーザー30台が稼働し、本年中には液体窒素タンク2台も稼働予定です。監視カメラ、温度センサーを設置し、24時間での監視体制、入退館施錠管理を実施しています。また、災害発生時の停電・耐震対策も万全を期し、生体試料の長期保管に最適といえる安全・確実な環境をご提供します。
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主な設備
・超低温フリーザー30台(設定温度-80℃)
・液体窒素タンク2台(-150℃以下) *本年中稼働予定
・プレハブ冷凍庫(設定温度-20℃) *本年中稼働予定
・冷蔵室(設定温度5℃) *本年中稼働予定
監視体制
・夜間/休日 民間警備会社対応
・24時間温度監視システム(GXP/LDMサーバシステム:azbil株式会社)
・セキュリティシステムによる入退館施錠管理
・敷地内防犯カメラ設備
災害時に備えた体制
・転倒・耐震対策
・外壁・防水補修
・補助冷却装置設置
・別変電所より2回線(常用・予備線)
・非常用自家発電装置配備
■メディフォード株式会社について
メディフォード株式会社は、PHCホールディングス株式会社(証券コード6523東証プライム)の日本における事業子会社です。2023年11月よりPHCホールディングスの傘下で、創薬支援事業を開始しました。メディフォードは、創薬の探索フェーズを含む基礎研究から臨床試験まで、包括的なサービスを展開しています。多様化する新規治療法(モダリティ)における非臨床・臨床両分野の新規技術の導入、先端科学領域における製薬企業やベンチャー、アカデミアとの連携により、新しい医薬・医療の発展に向けたサービスを強化しています。
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お問い合わせ先
メディフォード株式会社 営業統括部営業企画グループ
medf-dds-ddsso@gg.mediford.com