人と情報の交流掲示板

投稿日：2024年10月17日投稿者：一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会

GifTs公式ホームページ開設および軽井沢地域活性化プロジェクト3rd seasonの参加者募集開始のご案内～2nd seasonプラン実行のご報告～

　GifTs（Glocal Innovator & Future Talent society）はこの度、公式ホームページを開設したことをご報告するとともに、2025年3月に予定している軽井沢地域活性化プロジェクト3rd season（以下、3rd season）の参加者を募集開始した事をお知らせいたします。

　また、2024年3月に実施された軽井沢地域活性化プロジェクト2nd season（以下、2nd season）にて最優秀賞を受賞したFチーム（以下、FIMBY）を中心に、2nd season終了後も活動を継続していることをご報告いたします。

　FIMBYとGifTs運営メンバーは2024年7月12日～13日に診療所と大きな台所があるところ「ほっちのロッヂ」（以下、ほっちのロッヂ様、運営は医療法人社団オレンジ）様を訪問し、軽井沢地域コミュニティと協力しながら、2nd seasonから生まれたプラン実行を進めています。

GifTs公式ホームページ開設のお知らせ

　この度、GifTsの公式ホームページが開設いたしました。GifTsについての概要や、過去の活動内容等もご覧いただけます。

　また3rd seasonの参加者募集に関するスケジュール・応募条件をご確認いただけます。

<GifTsの公式ホームページ>
URL：https://sites.google.com/view/gifts-foryou

軽井沢地域活性化プロジェクトについて

　軽井沢地域活性化プロジェクトとは、農業・インバウンド・ヘルスケアの３分野で学生と社会人がチームを組み、軽井沢に関する課題解決立案を行うプロジェクトです。最終日には学生からピッチを実施し、社会人審査員と参加者全員による投票結果を鑑み、表彰される数チームを選出します。2023年に開始した本プロジェクトは、2025年に3rd seasonを予定しています。

3rd seasonの参加者募集開始のお知らせ

　今年の春に実施した2nd seasonでは、多くの学びと地域との繋がりを得て、GifTs発足に至りました。この度、2025年春に実施予定の軽井沢地域活性化プロジェクト3rd seasonについて、新規参加希望者の募集を開始いたしました。

　学生の方は学生応募フォームより、社会人の方は社会人応募フォームよりご応募ください。

　※締切日時：2024年11月17日(日) 23:59まで

<学生向け募集内容詳細>

2nd season について

　2nd seasonでは、インバウンド、農業、ヘルスケアの３領域において、社会人と学生によるチームを計6チーム組織し、年代の壁を越えた個性豊かなメンバーが協力して軽井沢地域の課題解決提案を行いました。

　インバウンド領域では軽井沢プリンスホテル様（以下、プリンスホテル様）のインバウンド戦略立案、農業領域ではKaruizawa Gardenfarm様（以下、いちご農園様）のいちご農園課題解決、ヘルスケア領域ではほっちのロッヂ様の協力のもと、地域ヘルスケア課題解決に取り組みました。

2nd season で発表されたプラン

　インバウンド領域では3チーム（B,C,Dチーム）、農業領域では1チーム（Aチーム）、ヘルスケア領域では2チーム（E,Fチーム）から最終発表を行いました。

<発表プラン概要>

　プロジェクト終了後も、提案したプラン実行へ向けた具体的な準備が進んでいます。

Fチーム（ヘルスケア領域）

　発表プラン「軽井沢で考える死生観」について

　Fチーム（チーム名：FIMBY）は、各メンバーが持つ経験や想いなどを共有する中で「死に関する話題を日常的に話すことがない」という死生観への疑問を抱きました。そして、「死を考えること＝「いま」を精一杯生きることを考えることではないか、その時間が必要なのではないか」という仮説を持ちました。最終的に「軽井沢で考える死生観」というテーマで死と向き合い、語り合うためのキャンプを提案しました。

　2nd season終了後も、プラン実行に向けて準備を進めており、藤岡聡子さん（ほっちのロッヂ共同代表、福祉環境設計士）に相談したところ、ほっちのロッヂ様への訪問を提案いただき、プラン実行の第一歩として訪問しました。

　2024年7月のほっちのロッヂ様訪問について

　7月12日～13日にかけて、1泊2日でほっちのロッヂ様を訪問しました。メンバーは、FIMBYより榊実礼（中央大学3年）、山口智史（東京科学大学大学院修士1年）、その他2nd season参加者より辻岡秀俊、伊藤七葉（中央大学3年）の計4名です。

<訪問したメンバー>

　死生観×焚火

　7月12日の午後にほっちのロッヂ様に到着し、焚火を実施しました。

藤岡聡子さんの協力のもと、死生観について焚火を囲み語り合うという目的に関心を持たれた学生・社会人の6名が集まりました。当日は雨天であったこともあり着火に時間を要しましたが、共同作業の時間を長く取れたため、初対面ながら話しやすい関係構築につながりました。

　その後、焚火を囲みながら死生観に加え、各自の現状や悩みなど、初対面とは思えないほどの深い対話をすることができました。

<焚火を囲みながら対話する様子>

　「土曜自習室」

　7月13日は朝から、ほっちのロッヂ様で毎月実施している「土曜自習室」に参加しました。朝からお手伝いをし、焚火ご飯や農作業、デザートづくりを行いました。

　参加した山口智史は「土曜自習室ではほっちのロッヂに来られていた現地在住の方々と一緒にピザを作りました。関東から来た我々だけでなく、現地の方々も実はその日が初対面であったにも関わらず、一緒に作業する中で自然と会話が生まれ、話が弾んでいたことに驚きました。改めてほっちのロッヂの良さを感じました。現地の方がふらっと訪れ、そして集まった人同士で繋がりができていく。そのような場の提供ができるのは、ほっちのロッヂさんだからこそと考えています。ほっちのロッヂさんは「診療所と大きな台所があるところ」という言葉通り、診療などを通した地域医療としての側面だけでなく、地域コミュニティ形成の場としての側面を持っています。今回の訪問では後者の側面を実感することができました。」と語りました。

<土曜自習室準備の様子　畑仕事や焚火を地域の方と共に手伝いました！>

　FIMBYの今後の展望

　FIMBYは、今回の訪問を通じて得た経験を活かし、具体的なプランの実行に向けた検討を進めています。2024年11月中旬に再び企画を実施する予定であり、軽井沢の地域の皆様と共に、より深い交流を図りながら活動を続けていきます。

Cチーム（インバウンド領域）

発表プラン「となりのポッポ計画」について

　Cチーム（チーム名：KIDs）は軽井沢での実地調査において、ピッキオ様のネイチャーツアーに参加しました。このツアーから軽井沢とは人と自然、そして動物が共存している町であるということを実感しました。その体験をもとに、軽井沢町に多く生息しているシジュウカラを身近に感じることができるプランとして、宿泊コテージのそばにシジュウカラの巣箱を設置し、宿泊者が軽井沢の自然を体感できるプランを提案しました。

＜Cチームとピッキオ様　ネイチャーツアーにおける集合写真＞

　KIDsの今後の展望

　最終発表で提案した結果、軽井沢にゆかりのある方々から支持を得ることができました。その中でも、軽井沢ガーデンファームの横地社長に大きな関心をお寄せいただき、軽井沢ガーデンファームとKIDsの新たなコラボレーションを現在企画中です。2024年10月には、KIDsの学生メンバーとGifTsの運営メンバーが軽井沢ガーデンファームにお邪魔し、農園内にシジュウカラの巣箱を設置する予定です。

その他のプラン実行（農業・インバウンド領域）　

　FIMBYやKIDsの他にも、Aチーム（発表テーマ：いちごでイチゴイチエ）やBチーム（発表テーマ：ハラール認証を活用したイスラム圏の観光客誘致）の最終発表を元にしたプラン実行への取り組みが進んでいます。それぞれ提案したプランと共に現状の進捗をご紹介します。　

　いちご農園様×ほっちのロッヂ様

　Aチームはいちご農園様の課題解決に向けて、ほっちのロッヂ様とコラボレーションした上で食育や料理教室を開くことを提案しました。

　その発表を踏まえ、7月の軽井沢訪問の際にほっちのロッヂ様といちご農園様のコラボレーションに向けた取り組みを行いました。いちご農園様の横地社長とほっちのロッヂ様をおつなぎし、今後の具体的な企画について意見交換しました。

　<ほっちのロッヂ内で話をしている様子>