2020年度からはじまった学際的研究プロジェクト「生涯学の創出:超高齢社会における発達・加齢観の刷新」は、今年度で一区切りを迎えます。
このプロジェクトでは、従来の生涯観を刷新し、人間の生涯における変化を、社会との相互作用の中で多様な成長と変容を繰り返す生涯発達のプロセスとしてとらえ直すことを目的とした、新しい学際的研究領域である「生涯学」を創出することを目的として、心理学、社会学、人類学、教育学など多分野の研究者が一堂に会してさまざまな知見を集め、相互交流を行ってきました。
「生涯観」を刷新する上で、得られた知をさまざまな経路で社会に還元することは欠かせない活動です。
具体的には、行政や政治を通じた制度の変革を通じてより安心・安全な生涯を見通せるようにすること、民間団体やインターネット(たとえばスマホのアプリケーション)を通じて生活の見直しや改善につなげること、教育プログラムを通じた成果の還元などがあります。
そしてもちろん、書籍やシンポジウム等を通じて研究成果を知ってもらうことも重要な活動です。
なぜなら、私たちは私たちの生涯についてよくわかっていないことがたくさんあり、「生涯学」プロジェクトは学術研究を通じてそういった、まだよく知られていない知識を蓄積させてきたからです。
今回のシンポジウムでは、プロジェクトの中で生まれた多数の学術的知見の一部を社会に、そしてとりわけこれから「生涯」を作っていくであろう若い人たちに向けて還元します。知ることによって変わる生涯もあるでしょう。
「生涯学」プロジェクトの研究成果を知ってもらい、ネガティブなイメージで捉えられがちな高齢化社会に対する「別の見方」をぜひ知っていただければと思います。
※本シンポジウムと発表される成果の一部は科学研究費助成事業の支援を受けて実施しています。
このプロジェクトでは、従来の生涯観を刷新し、人間の生涯における変化を、社会との相互作用の中で多様な成長と変容を繰り返す生涯発達のプロセスとしてとらえ直すことを目的とした、新しい学際的研究領域である「生涯学」を創出することを目的として、心理学、社会学、人類学、教育学など多分野の研究者が一堂に会してさまざまな知見を集め、相互交流を行ってきました。
「生涯観」を刷新する上で、得られた知をさまざまな経路で社会に還元することは欠かせない活動です。
具体的には、行政や政治を通じた制度の変革を通じてより安心・安全な生涯を見通せるようにすること、民間団体やインターネット(たとえばスマホのアプリケーション)を通じて生活の見直しや改善につなげること、教育プログラムを通じた成果の還元などがあります。
そしてもちろん、書籍やシンポジウム等を通じて研究成果を知ってもらうことも重要な活動です。
なぜなら、私たちは私たちの生涯についてよくわかっていないことがたくさんあり、「生涯学」プロジェクトは学術研究を通じてそういった、まだよく知られていない知識を蓄積させてきたからです。
今回のシンポジウムでは、プロジェクトの中で生まれた多数の学術的知見の一部を社会に、そしてとりわけこれから「生涯」を作っていくであろう若い人たちに向けて還元します。知ることによって変わる生涯もあるでしょう。
「生涯学」プロジェクトの研究成果を知ってもらい、ネガティブなイメージで捉えられがちな高齢化社会に対する「別の見方」をぜひ知っていただければと思います。
※本シンポジウムと発表される成果の一部は科学研究費助成事業の支援を受けて実施しています。
日時: 2024年11月24日(日)14時00分~15時30分
会場:
詳細・参加申込 京都大学国際科学イノベーション棟 西館 5階 シンポジウムホール/オンライン(Zoomウェビナー)
(外部サイトが開きます)
※申込期限:2024年11月20日(水)17時まで
(ただし、申込多数の場合、期限前でもお断りする場合がありますので予めご了承ください。)
プログラム
14:00~14:05 開会挨拶
月浦 崇 「生涯学」領域代表(京都大学 人間・環境学研究科 教授(認知神経科学))
14:05~15:10 講演
「生涯にわたる活動がもたらす健康」
滝口 雄太(金沢大学 国際基幹教育院・研究員)
「身体活動と脳の健康」
石原 暢(神戸大学 人間発達環境学研究科・准教授)
「幸せな生涯を送るには?──余暇・裁量・助け合い」
柴田 悠(京都大学 人間・環境学研究科・教授)
「月経の可視化・不可視化──月経から女性の生涯と社会を考える」
新本 万里子(広島市立大学 国際学部・客員研究員)
「『生涯学習』政策のこれまでとこれから」
石井山 竜平(東北大学 教育学研究科・准教授)
15:10~15:30 ディスカッション/質疑応答
(会場、及びZoomからご質問を受け付けます)
月浦 崇 「生涯学」領域代表(京都大学 人間・環境学研究科 教授(認知神経科学))
14:05~15:10 講演
「生涯にわたる活動がもたらす健康」
滝口 雄太(金沢大学 国際基幹教育院・研究員)
「身体活動と脳の健康」
石原 暢(神戸大学 人間発達環境学研究科・准教授)
「幸せな生涯を送るには?──余暇・裁量・助け合い」
柴田 悠(京都大学 人間・環境学研究科・教授)
「月経の可視化・不可視化──月経から女性の生涯と社会を考える」
新本 万里子(広島市立大学 国際学部・客員研究員)
「『生涯学習』政策のこれまでとこれから」
石井山 竜平(東北大学 教育学研究科・准教授)
15:10~15:30 ディスカッション/質疑応答
(会場、及びZoomからご質問を受け付けます)
参加費
無料
定員
会場参加:200名(先着順) / オンライン(Zoomウェビナー):200名
主催
文部科学省科学研究費助成事業 学術変革領域研究(A)「生涯学」総括班
お問い合わせ先
京大オリジナル株式会社 プロジェクトマネジメント部
E-mail:kensyu@kyodai-original.co.jp