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投稿日:2026.03.09 投稿者:株式会社アクセラレート・バイオ

【AIによる化合物合成最適化】 中国スタートアップ ChemLex、4,500万米ドルの資金調達を実施し、シンガポールで創薬向け「セルフドライビング・ラボ」を立ち上げ

弊社とパートナーシップを築くChemLexが、2025年12月8日に、シンガポールにおいて、グローバル本社を Singapore に設立したこと、ならびに Granite Asia が主導する総額4,500万米ドルの資金調達を完了したことを発表しました。本ラウンドには、Qiming Venture Partners、LYFE Capital、Sinovation Ventures も参加しています。

ChemLex は、独自の AI アルゴリズムと、分子の設計・合成・解析を24時間体制で実行可能なハイスループット型ロボティクスシステムを統合しています。データ駆動型のレトロシンセシス予測に、リアルタイムのフィードバックおよび自動化実験を組み合わせることで、創薬の発見から供給までのサイクルを大幅に短縮します。また、エネルギー消費や廃棄物の削減も実現します。  

今回の資金調達により、ChemLex は、AIを活用した完全自動化型の化学合成システムの開発を加速させ、製薬業界における科学的発見のデジタル化・自動化という世界的ムーブメントの最前線に立つことを目指します。本施設は、ChemLexの国際的なR&Dネットワークの中核として機能し、Singapore の活発な創薬エコシステム、主要なバイオ医薬品企業、ならびに学術機関との連携を一層強化します。AIと自動化を通じて、化学を「より速く、よりスマートに、より低環境負荷に」進化をさせるというミッションを推進していきます。

本ラウンドは、Qiming Venture Partners と LYFE Capital が共同主導した、過去の2,600万米ドルのシリーズA資金調達を基盤とするものです。シリーズAでは、R&Dの急速な進展、初期の商業パートナーシップの構築、ならびに国際市場への展開が実現しました。今回のシリーズA+投資により、ChemLexは自動化技術の開発をさらに前進させるとともに、AI-for-Scienceプラットフォームをスケールアップし、グローバル顧客への支援体制を強化します。 

また、ChemLexは、Agency for Science, Technology and Research(A*STAR)が運営する、シンガポールの国家的な創薬・医薬品開発プラットフォームである Experimental Drug Development Centre(EDDC)と覚書(MOU)を締結しました。本協業は、高度な自動化技術を活用し、次世代の低分子創薬の加速を目指すものです。 

Sean Lin(ChemLex 創業者 兼 CEO)は次のように述べています。 

「私たちは、有機合成を飛躍的に加速させる R&D エンジンを構築しており、創薬におけるスピードと効率の両方を根本から変革しようとしています。ChemLex にとって、シンガポールはこの取り組みをさらに強化し、迅速なスケールアップを可能にすると同時に、今まさにこの能力を必要としている世界中のパートナーを支援するための理想的なエコシステムを提供してくれます。」

Yinghui Kuang(Granite Asia パートナー)は次のように述べています。 

「AI主導のサイエンスは、製薬からマテリアル分野に至るまで、さまざまな産業を再構築しています。ChemLexは、人工知能、ロボティクス、化学を融合させ、分子の発見や製造のあり方を再定義し得る、スケーラブルな成果を生み出す“スイートスポット”に位置しています。私たちは、この変革を実現するうえで、Singapore が理想的なエコシステムを提供していると確信しています。」  

Goh Wan Yee(Economic Development Board ヘルスケア部門 シニア・バイスプレジデント兼統括責任者)は次のように述べています。 

「ChemLex がグローバルR&D本部およびAIラボをシンガポールに設置するという決定は、ディープテックとバイオメディカルサイエンスという当国の強みが融合するエコシステムを、企業がいかに活用して画期的なイノベーションを創出できるかを示しています。私たちは、ChemLex のような志を同じくするパートナーを今後も支援し、世界中の患者さんに恩恵をもたらす科学的発見の加速に貢献していきたいと考えています。」 

Damian O'Connell 教授(Experimental Drug Development Centre)は次のようにコメントしています。 

「私たちは 2023 年に初めて ChemLex と出会い、それ以来、同社が有望なスタートアップから、AI と自動化駆動型の化学合成におけるグローバルイノベーターへと成長していく姿を目の当たりにしてきました。ChemLex にとってシンガポールで最初のパートナーとして、今回 MOU を通じて協業を拡大できることを大変うれしく思います。本パートナーシップは、最先端技術を通じて創薬および医薬品開発を加速させ、より安全で有効な治療法を患者さんにより早く届けるという、私たちの共通のビジョンを強化するものです。EDDC の創薬開発における専門性と ChemLex の自動化・AI 技術を組み合わせることで、開発期間の短縮、コスト削減を実現し、シンガポール国内のみならず世界規模で人々の生活を改善する革新的な治療法の提供を目指します。」 

ChemLex について 

ChemLex は、人工知能(AI)、自動化、化学合成の統合を先導する、シンガポール本社のイノベーション企業です。独自の AI-for-Chemistry プラットフォームおよび自律型合成システムにより、24時間365日のハイスループット実験を実現し、製薬・バイオテクノロジー分野における研究開発(R&D)のサイクル短縮とコスト削減に貢献しています。 

日本国内における本サービスのお問い合わせ・ご相談は、ChemLex社の日本パートナーである株式会社アクセラレート・バイオが承っております。 

お問い合わせ先

株式会社アクセラレート・バイオ

担当:劉 順俊

E-mail:liu@accelerate-bio.co.jp

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