「未病」の改善に向けた神奈川県の取り組みに代表されるように、今では多くの自治体が中央政府の推進する医療政策や福祉政策あるいは研究開発政策や産業振興と協調しつつも、独自に産学官の共創を試みる事例がみられるようになりました。人々の暮らしや生き方により近い立場にある地方自治体が主体であるからこそ実現できる新たな価値や可能性(uniqueness)が模索されているといえます。
本セミナーでは、ローカル・ガバナンスにおけるヘルスイノベーションをテーマに、Duke Margolis Center for Health Policyから元FDA長官のMark McClellanセンター長・教授をお招きし、米国におけるヘルスケア政策の動向をDuke Margolis Center for Health Policyの取り組みとともにご紹介いただきます。また、本学において顧問を務められる近藤達也氏(Medical Excellence JAPAN理事長、前PMDA理事長)にご登壇いただき、日本におけるこれまでの規制改革の取り組みについて振り返っていただくとともに、日本からの国際展開に向けた今後の展望についてお話いただきます。最後のパネルディスカッションでは、本学の大谷泰夫理事長を交え、ヘルスイノベーションを推進するうえで地方自治体が果たすべき役割と可能性について議論します。
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39675_ext_26_0日時: 2019年9月18日(水)15:00-17:00
日本橋ライフサイエンスビルディング2階201大会議室
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プログラム
時間 | 内容 |
15:00 開会挨拶 |
大谷 泰夫 神奈川県立保健福祉大学 理事⾧ |
15:05 協賛者紹介 |
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン (LINK-J) |
15:10 センターの紹介/ 講演者紹介 |
坂巻 弘之 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター センター⾧・教授 |
15:20 講演① |
Mark McClellan, MD, PhD 「米国におけるヘルスケア政策の動向とDuke Margolis Center for Health Policy の取り組み」 |
15:40 講演② |
近藤 達也 神奈川県立保健福祉大学・顧問、一般社団法人Medical Excellence JAPAN (MEJ)理事⾧、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)名誉理事長 「日本における規制改革の取り組みと国際展開」 |
16:00 パネルディスカッション |
「米国と日本が直面する共通の課題とその克服に向けた連携の方策」 モデレーター:坂巻 弘之 パネリスト: Mark McClellan, MD, PhD 近藤 達也 大谷 泰夫 昌子 久仁子 神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科 教授 |
16:50 | Q&A |
16:55 | 閉会挨拶 坂巻 弘之 |
17:00 | 閉会 |
※登壇者および講演内容は変更となる可能性がございます
対象者
製薬・医療機器メーカー、ヘルスケア関連企業、大学・研究機関、行政機関等
定員
60名程度(要事前申込)
主催
主催:神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター
共催:神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科
協賛:一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)
お問い合わせ先
住所:神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-10 Research Gate Building TONOMACHI 2-A棟 2階 Lab16
TEL:044-223-7027(直通)
E-mail: cip@kuhs.ac.jp