日本でもデジタルヘルスケアの重要性が年々高まっており、診断、疾患治療、患者のモニタリング、健康維持などを目的としたデジタル技術の開発が進められています。
特に近年ではハードウェアを伴わないソフトウェアべースの「プログラム医療機器（Software as a Medical Device：SaMD（サムディー）」が続々と開発されています。さらに、FDA・厚労省の定義に該当しないながらも、医療現場を大きく変えているAI・ソフトウェアソリューションの市場浸透も進んでいます。
私たちKicker Venturesは、米国を拠点として「未来のヘルスケア」をテーマに投資を行っています。11社あるポートフォリオのうち幅広い意味でのSaMD領域に該当するのは7社、AIを活用しているのは6社となっています。この経験を踏まえて、米国におけるSaMD市場の概要から実際にどのような視点で投資案件評価しているか、また本領域について広くお話しさせて頂き、皆さんと一緒に医療AI、SaMDの未来について考えられたらと思っております。
さらに今回は日本の医療xAIの第一人者であるLPixelのファウンダーであり、今回新たに医療AI推進機構を立ち上げた島原さんをゲストに迎えます。
是非奮ってご参加ください！
本イベントにはZoomウェビナーを使⽤します。
Zoomリンクはイベントが近付き次第ご参加登録いただいた皆様に直接ご案内させて頂きます。
登壇者
医療AI推進機構 機構長 島原 佑基氏
東京大学 新領域創成科学研究科 博士課程修了（生命科学）。2014年エルピクセル株式会社創業。代表取締役として医療・創薬分野の画像解析AI事業に従事。現在はファウンダーとして日本画像医療システム工業会常任理事、厚生労働科学研究費事業(2021~23年度)にてデータ加工ガイドライン作成に従事。高知大学大学院、北海道大学、東京医科歯科大学等で非常勤講師を務めるなど、医療AI教育にも取り組む。
Kicker Ventures, Managing Partner／LINK-Jサポーター 清峰 正志氏
米国Dartmouth CollegeよりエンジニアリングB.A.取得。2004年よりMitsui GlobalInvestments（ニューヨーク＆シリコンバレー）にて、グローバルライフサイエンスチームリーダーとしてアーリーステージのベンチャー投資活動を統括。主に米国のデジタルヘルス・医療機器領域のベンチャー投資を専門とし、多数のEXITに携わる。2017年に独立してからは、事業会社の戦略アドバイザリー・日米ベンチャー支援を行うかたわら、東北大学の特任教授（客員）、経済産業省のHealthcare Innovation Hub(Innohub) や東京都の先端医療機器アクセラレーションプロジェクト (AMDAP) など、複数のヘルスケア・イノベーションプログラムのアドバイザーを務めるなど、ヘルスケアエコシステムの構築に寄与する。2021年に組成したKicker Venturesでは、「未来のヘルスケア」をテーマにアーリーステージのベンチャー投資をアメリカを拠点にグローバルに行っている。ビール好きで、サンマテオにあるドイツのビアホールをカリフォルニア風にアレンジしたWursthallのCo-Ownerでもある。
Kicker Ventures, Managing Partner 石倉 友子氏
東京薬科大学薬学部、九州大学大学院医学研究科修士課程修了、INSEAD MBA修了。2005年より 九州大学から独立したAqumenBiopharmaceuticalsでプロジェクト・マネージャーを務め、2008年からはPwC’sPRTMでヘルスケア分野の戦略コンサルタントとして、2011年にはUNICEF Rwandaにて資金調達コンサルタントとして働く。その後、2012年からはAxios International（フランス）にて、新興国でのヘルスケアアクセスに焦点を当てたフェローシップコンサルタントを務め、同年、 Avantec Vascular（米シリコンバレー、ニプロ株式会社が買収）にてBDマネージャー、その後ニプロ株式会社にてBDアドバイザーを務める。2020年1月にKicker Venturesを立ち上げ、現在はManaging Partnerとしてデジタルヘルスケア企業の投資に携わる。またプライベートでは、瞑想の講師としてカダンパ瞑想センターサンフランシスコ校にて一般向けクラスを担当。
参加費
無料
主催
主催：Kicker Ventures
協力：ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン（LINK-J）
