産学連携シンポジウムは、本学の研究シーズを産業界に発信し、研究者と企業の方々が協働して社会実装へとつなげる機会を創出することを目的として開催しております。今回は、「AI との共生で拓く未来」をテーマに、大学が生み出す研究成果と企業の最先端技術が交わり、どのように新たな社会実装へとつながっていくのか、その展望を示します。基調講演としては、生成 AI を支える基盤技術を展開する NVIDIA 日本代表・大崎真孝氏による「AIが変革する世界 -エージェント型 AI からフィジカル AI へ、進化する AI の今」、そして筑波大学准教授・落合陽一氏による「加速する AI が誘う新世界:万博で試みる未来社会デザイン」を予定しています。両氏にはそれぞれの立場から AI がもたらす社会変革の最前線を語っていただき、さらに筑波大学産学連携准教授・宮本道人氏を交えて、産学連携を通じて描かれる未来社会の可能性を議論します。また、本学研究者等による 22 件のポスター展示を通じて、研究成果の社会実装に向けた取り組みも紹介致します。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日時: 2025年10月17日(金)13:00-17:15
東京ミッドタウン八重洲カンファレンス 4 階大会議室 1、2
(東京都中央区八重洲二丁目 2 番 1 号)
(外部サイトが開きます)
申込〆切:2025年10月16日(木)12:00
プログラム
基調講演 【1】 13:10~14 : 00
『AI が変革する世界-エージェント型 AI からフィジカル AI へ、進化する AI の今』
大崎真孝 NVIDIA 日本代表 兼 米国本社副社長
大学卒業後、1991 年に日本テキサス・インスツルメンツ株式会社に入社。大阪でエンジニアと営業を経験した後、米国本社に異動し、ビジネスディベロップメントを担当。本社勤務を含め 20 年以上、DSP、アナログ、DLP 製品など幅広い製品に携わりながら、様々なマネジメント職に従事。 2014 年、NVIDIA に入社。日本代表として、パソコン用ゲームのグラフィックス、インダストリアルデザインや科学技術計算用ワークステーション、そしてスーパーコンピューターなど、エヌビディア製品やソリューションの市場およびエコシステムの拡大を牽引し、日本における AI コンピューティングの普及に注力している。首都大学東京で経営学修士号(MBA)を取得している。
基調講演 【2】 14:00~14:50
『加速する AI が誘う新世界:万博で試みる未来社会デザイン』
落合陽一 筑波大学 准教授
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 代表取締役会長 CEO/Co-founder
メディアアーティスト・研究者・実業家。筑波大学准教授・デジタルネイチャー開発研究センター長として、計算機と自然の融合を探求。東京大学大学院学際情報学府博士課程を早期修了し、博士(学際情報学)を取得。ピクシーダストテクノロジーズ創業者であり、2025 年大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーも務める。Prix Ars Electronica や SXSW など国内外で多数受賞。著書に『魔法の世紀』『デジタルネイチャー』などがある。
座談会 14:50~15:10
『AI 時代の産学連携』
大崎真孝・落合陽一
ファシリテーター:宮本道人 筑波大学 産学連携准教授
虚構学者/応用小説家/SF戦略コンサルタント。筑波大学国際産学連携本部産学連携准教授。株式会社SF実装研究所代表取締役。博士(理学、東京大学)。フィクションと科学技術を組み合わせてイノベーションを生む手法を研究。著書『古びた未来をどう壊す?』、編著に『SF思考』『SFプロトタイピング』『外来種がいなくなったらどうなるの?』などがある。
【ポスター発表】
◆ショットガンプレゼン 15:20~16:00
◆ポスターセッション 16:05~17:15
参加費
無料
定員
180名
主催
主催:国立大学法人筑波大学国際産学連携本部
後援:茨城県、つくば市、株式会社三井住友銀行、筑波大学産学連携会
お問い合わせ先
国立大学法人筑波大学 産学連携シンポジウム事務局
E-mail: event-sanren[at]un.tsukuba.ac.jp([at]を@に置き換えてください)