海外8団体を含む15団体と提携、ライフサイエンス領域のハブとしての役割を拡大
日本橋を拠点に、ライフサイエンス領域における人的交流・技術交流を促進し、シーズやアイデアの事業化を支援する、ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン（本社：東京都中央区日本橋室町、理事長：岡野栄之、以下「LINK-J」）は、デンマーク王国大使館（所在地：東京都渋谷区猿楽町、駐日デンマーク王国大使：ピーター タクソ-イェンセン閣下）と11月20日、ライフサイエンス領域におけるイノベーション創出を目的とした提携に関する覚書（Memorandum of Cooperation : MOC）を締結しました。
駐日デンマーク王国大使館はデンマーク外務省の一部門であり、同大使館ではデンマークの保健省と日本の厚生労働省（MHLW）との保健分野における戦略的パートナーシップ提携の調整に携わってまいりました。大使館の保健医療に関する経済外交担当部署が担当した政府間協力の内容が、今回のMOCの枠組みとなっており、MOCでも、多方面での新たなネットワークを通じて協力関係をより強固なものとすることで、オープンイノベーションを加速させ、日本とデンマークのライフサイエンスエコシステムを結び付けることを目指しています。
本MOCはライフサイエンス領域のイノベーション促進における協力を目的とし、政府間協力の下、デンマークのライフサイエンス領域のクラスターエコシステムと、LINK-Jの国際ネットワークや440以上の会員組織とを結び付けます。オープンイノベーションを通して新たなビジネスチャンスを創出することを視野に入れ、今後3年間にわたり相互協力を模索することで合意しており、ライフサイエンス領域の研究成果を実際のビジネスや産業へ変換することを推進します。
LINK-Jはこれまで、国内外のアカデミアや団体とライフサイエンス領域におけるイノベーション創出を目的とした提携の覚書を締結しており、今般のデンマーク大使館との提携で15例目となります。今後も、国内外のライフサイエンス団体との連携をますます拡大していくことで、ライフサイエンス領域におけるグローバルなハブとしての機能を強化してまいります。
デンマーク王国大使館の経済外交（保健医療）担当参事官ヨアキム ステーン バロン-ミケルセン氏は、「LINK-Jとの緊密な関係をベースに、デンマークのライフサイエンス・クラスターやサイエンスパーク、ネットワークへのアクセス強化など、国際イノベーションコミュニティの積極的な拡大に向け、新たな協力手法をともに検討してまいります。LINK-Jとの取り組みでは、今後の医療システムに関する情報交換、イノベーションプログラムやシンポジウムの共催等を通じ、ライフサイエンス分野の技術・製品のパートナーシップを進め、人々の健康向上、さらには経済成長を促進してまいります」と述べています。
また、LINK-J理事兼事務局長の曽山明彦は、「今般のデンマーク王国大使館との提携を通じてイノベーションの可能性が拡がっていくことを、非常に嬉しく思います。健康、規制、科学面での協力を追求する政府間戦略的パートナーシップ提携に取り組むデンマーク王国大使館は、規制や健康の価値を高めるような科学をテーマにしたシンポジウムの運営や、メディコンバレー等に見られる生物医学の最前線のオープンイノベーション、科学技術、イノベーションプログラムに関わってきました。今後LINK-Jとデンマーク王国大使館の交流を通じて、新たな価値の創造を支援するとともに、国内外15団体との連携をこれまで以上に深め、ライフサイエンス領域全体の活性化に寄与してまいります」と述べています。
LINK-Jは今後もライフサイエンス・イノベーションの創出を促し、ライフサイエンス産業の発展に寄与するとともに、世界中の人々のライフサイエンスに関する課題解決に貢献してまいります。デンマーク王国大使館とは、コロナ禍の状況を踏まえ、ウェビナー共催を近々予定しています。
デンマーク王国大使館 経済外交（保健医療）担当について
デンマーク王国大使館は、デンマークの保健省と日本の厚生労働省（MHLW）の間での保健医療分野における提携に関する覚書（MOC）の締結をサポートいたしました。
デンマーク王国大使館はデンマークと日本の当局、アカデミア、臨床学会、リサーチパーク、企業との戦略的協力を行い、特に保健サービスの再設計とソリューション・ポジショニングにおける最先端のイノベーション、規制枠組みと市場アクセス、研究と能力育成を推進しています。
デンマーク王国大使館は保健医療分野とライフサイエンス分野でのイノベーション、国内外に向けた発信、臨床・医療技術の向上に向けた協力と国際化を推進しています。
デンマーク王国大使館の最新情報は、ウェブサイトおよびLinkdinをご覧ください。
