東京・日本橋と大阪を拠点にライフサイエンス領域において人的交流・技術交流を促進し、シーズやアイデアの事業化を支援する、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(本社:東京都中央区日本橋室町、理事長:岡野栄之、以下「LINK-J」)は、9月23日、カリフォルニア大学サンディエゴ校(以下「UCサンディエゴ」)のキャンパス内に新設された工学研究教育棟「フランクリンアントニオホール」(以下、「FAH」)に会議室「LINK-J Meeting Room」が設置されたと発表しました。本会議室はLINK-Jの名を冠しており、LINK-JがUCサンディエゴ ジェイコブズスクール(工学部・研究科)の掲げる「デジタル未来に向けたエンジニアリングビジョン」に賛同していることを示しています。
(写真右)FAHグランド・オープニング
LINK-J Meeting Roomは、6名から8名程度収容可能な会議室です。通常はFAH内で仕事するUCサンディエゴの研究者や教員、学生、その他のイノベーターが利用しますが、UCサンディエゴを訪れるLINK-J会員も利用することができます(要予約)。本会議室の設置により、UCサンディエゴとLINK-J会員の共同研究や学術交流・教育を推進いたします。また、LINK-Jの名を冠した会議室が設置されることで、FAHにある起業化支援プログラム「Institute for the Global Entrepreneur(IGE)」へのLINK-J会員の参加も行いやすくなります。
FAHは、UCサンディエゴ ジェイコブズスクールのDean Albert Pisanoの主導で設立された、医工連携プログラムを推進する施設です。講堂、教室、実験室、コラボレーションスペースで構成され、異部門の研究者間のコラボレーションを自然と促す設計となっています。4階建てで延床面積は約5,500坪あり、LINK-J Meeting Roomはこの1階のアントレプレナーセンター内に設置されています。
UCサンディエゴとLINK-Jは、2016年5月にライフサイエンス分野における連携の覚書(MOU)を締結※しており、UCサンディエゴの著名な研究者を日本に招聘するスペシャルセミナーや、オンラインのジョイントウェビナーをシリーズで共催してきました。今回、FAHのグランド・オープニングに合わせてLINK-J Meeting Roomを設置することで、連携を一層強化してまいります。
LINK-J Meeting Roomの設置について、Dean Albert Pisanoは、次のように述べています。「私たちの長年のパートナーであるLINK-Jがデジタル未来に向けたジェイコブズスクールのビジョンに賛同されたことを大変嬉しく思います。LINK-Jとの連携関係が、フランクリンアントニオホールのアントレプレナーセンターにある会議室という形で結実しつつあることに大きな喜びを感じています。LINK-Jはジェイコブズスクールと連携する生産性の高いライフサイエンス研究者と協業する機会に恵まれることでしょう」。
LINK-J常務理事の曽山 明彦は、「LINK-J開設以来、深い連携関係にあったUCサンディエゴのキャンパス内にLINK-Jの名を冠した会議室を設置できることを、大変嬉しく思います。また、これまでLINK-Jに多大な支援をいただいてきたDean Pisanoの主導で新設されたFAH内に本会議室が設置されたことにより、UCサンディエゴとLINK-JおよびLINK-J会員間の交流を一層深め、互いの知見を共有し高め合うとともに、ライフサイエンス産業の発展に貢献してまいります」と述べています。
LINK-Jは今後もライフサイエンス・イノベーションの創出を促し、新たな価値の創造に貢献することで、世界のライフサイエンス産業の活性化を促進してまいります。
一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)について
LINK-Jは、三井不動産株式会社と産学の有志が中心となって設立した一般社団法人です。医薬関連企業が集積する東京・日本橋エリアを本拠点に、産官学連携によるライフサイエンス領域でのオープンイノベーションを促進し、新産業創造を支援することを目的としています。医学をはじめ、理学や工学、ICTや人工知能といった新たなテクロノジーなど、あらゆる科学の複合領域であるライフサイエンス領域において、分野を超えた内外の人的交流・技術交流を促進していきます。