AI時代、そしてパンデミック時代である今、これまでの医療の常識や固定観念に挑戦し、新しい医療のパラダイムを探求する必要に迫られています。従来の常識から脱却し、医療以外の分野との異種融合を実現させ、デジタルネイティブ世代とともに次世代医療を創出する。複数の分野を横断する知識と経験が求められる時代が到来していると感じ、そこで活躍する人材が必要であると思い、本プロジェクトを2021年に立ち上げました。本プロジェクトは、AIやICTをはじめとする最新技術を活用して、日本の次世代医療の実現に貢献できる人材を育成することを目的としております。
これまで2年間で約1400名を越える登録者、のべ15,177名のセミナー参加者がおり、様々な多くの団体のご後援や企業からのご協賛を受けることができました。①テクノロジーを学ぶための医療AIセミナーやデータサイエンス講座、②各領域の第一人者の方々にご協力頂いている医療人2030育成プログラム、③応募選抜制の個別の想いを実現させるMIRAI(Medical InnovatoR with AI and ICT)があり、多岐にわたるプログラムを開催し、参加者からも高い評価を頂き、大変充実したプログラムであったと自負しております。
本プロジェクトでは6つのキーコンセプトで理解できる“医療人2030”の育成を目指しています。
①最新テクノロジーの活用: 最新のAIとICT技術を理解し、自ら或いはチームにより最新技術を活用して医療現場での問題解決や新たなサービスの創出を目指す。
②イノベーションの創出: 常識に捉われない発想と起業家精神を持ち、領域を超えたイノベーションを創出する。
③ビジネス感覚: 開発した技術やサービスを社会実装して持続させるために必要なビジネス感覚を持つ。
④共創の力: 異なる領域の専門家とチームを創り、共創により問題解決する。
⑤人と異なる道を進む勇気を持つ: 予測不能な未来を自らの手で実現するために人と異なる道を進む勇気を持つ。
⑥患者・人間中心の倫理観: 高い倫理観と社会的責任感を持ち、最終的に患者さんや人間の幸福を目指す。
今年度は特に「Web3/DAO/NFT及びメタバース」を駆使して、最新の技術と医療の融合を進める試みを実現します。 “本当に学びたい人が集まって、本当に成長できるコミュニティ”を実現し、様々なイノベーションの創出を目指します。
これらの挑戦は、まさに未来の医療を担う次世代の医療人材に向けた革新的な取り組みであり、幸いなことに多くの期待を集めています。
皆様のご参加をお待ちしています。
なお、本プロジェクトは、下記の【Basic】【Core】【Empower】の3つのプログラムで構成されています。今回は【Core】医療人2030育成プログラムの募集となります。
※随時申し込み可
プログラム
【Core】医療人2030育成プログラム
※【Basic】医療×生成系AI活用講座および本プログラムのアーカイブ動画が視聴できます。
回 | 開催日 | 講演 | 講師 |
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1 | 10/28(土) 13:30-17:00 | 【ご挨拶】医療人2030育成プロジェクトについて | 聖マリアンナ医科大学デジタルヘルス共創センター副センター長 /大学院医療情報処理技術応用研究分野 教授 小林 泰之 |
ChatGPTを中心とした最新のAI事情 | 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 エバンジェリスト 西脇 資哲 |
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生成AI最新情報 | エヌビディア合同会社 エンタープライズ事業本部 事業本部長 井﨑 武士 |
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2 | 11/12(日) 12:30-17:00 | 海外雄飛・他流試合・異文化協創 | マサチューセッツ工科大学(MIT)教授、メディアラボ副所長 石井 裕 |
研究と社会実装の壁:脳の健診プログラムの社会実装の試みから習ったこと | Johns Hopkins大学医学部 教授、株式会社エム 創業者/代表取締役CEO 森 進 |
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生成AIは医療をどう変えるか | 東京大学次世代知能科学研究センター 教授 東京大学大学院情報理工学系研究科 附属情報理工学教育研究センター 教授 東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 担当 松原 仁 |
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3 | 11/25(土) 14:00-17:00 | 現場に寄り添ったコンプライアンス | 株式会社東芝 特別顧問 綱川 智 |
中外製薬におけるDXの全社ごと化 | 中外製薬株式会社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長 志済 聡子 |
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4 | 12/09(土) 14:00-17:00 | 電力の使用量がフレイルを教えてくれる:緩い日常センシング手段としてのライフラインデータの活用例 | 中部電力株式会社 事業創造本部 課長 兼 合同会社ネコリコ シニアマネージャー 山中 泰介 |
ウエルビーイングな人生と仕事、そして企業 | 株式会社日立製作所 フェロー 株式会社ハピネスプラネット 代表取締役CEO 矢野 和男 |
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5 | 12/23(土) 14:00-17:00 | 導入:資金調達の種類とVC(ベンチャーキャピタル)- 研究費獲得との違い - | MVP株式会社 代表取締役、株式会社ビジョンインキュベイト 取締役、 他、複数の大学発ベンチャー創業/代表/役員、医療機関創業/監事等を兼務 武田 泉穂 |
第一部:VCのベンチャー投資総論- VCの事業や投資について知り、互いに良いパートナーになる - | NV Ventures株式会社 代表取締役社長 前田 信敏 |
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第二部:ベンチャー投資ワークセッション- 投資判断までのケーススタディ、投資が決まるまでを知っておく - | DCIパートナーズ株式会社 ディレクター 田中 翔真 |
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6 | 01/13(土) 12:30-17:00 | デジタルセラピューティックスへの期待と課題 | 塩野義製薬株式会社 ヘルスケア戦略本部 ニュープロダクトプランニング部 専任部長 阪口 岳 |
デジタルセラピューティクス(DTx)の可能性と今後の展望 | 株式会社MICIN 代表取締役CEO 原 聖吾 |
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治療アプリがもたらす未来の可能性 | 株式会社CureApp 代表取締役社長・医師 佐竹 晃太 |
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7 | 01/27(土) 14:00-17:00 | VR×AIで変わる!働き方改革時代の新しい医療のカタチ | 株式会社ジョリーグッド 代表取締役 CEO 上路 健介 |
XR(VR/AR/MR), Metaverse, ロボットによる手術支援の最前線 | 帝京大学 冲永総合研究所 教授、Innovation Lab 室長、Holoeyes株式会社 代表取締役CEO 杉本 真樹 |
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8 | 02/03(土) 12:30-17:00 | デジタル先進国エストニアに学ぶ、健康・医療・介護サービスを軸としたサステナブル地域社会の作り方 |
元 エストニア共和国大使館 特別補佐官、青山学院大学 SDGs/CEパートナーシップ研究所 特別研究員、社会福祉法人青藍会 評議員、湯田温泉研究所 特別研究員、コンパクトスマートシティプラットフォーム協議会 監事 |
医療はよく生きて良く死ねる社会を支える総合生活産業 ~求められる医療のDX化と北原グループの挑戦~ | 医療法人社団KNI 理事長 北原 茂実 |
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未来を見据えた組織変革 ~人を真ん中にした医療とは~ | 社会医療法人石川記念会 理事長・石川ヘルスケアグループ 総院長 石川 賀代 |
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9 | 02/17(土) 12:30-17:00 | AIとロボット技術が切り拓く内視鏡外科の近未来 | 国立がん研究センター東病院 副院長 大腸外科長 医療機器開発推進部門長、 国立がん研究センター 先端医療開発センター 手術機器開発分野長 伊藤 雅昭 |
介護のAI/DX最前線 -大型有料老人ホームのロボット化- | SolitaryMind株式会社 代表取締役 東 永樹 |
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反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS)のもたらす脳症状治療の未来 | 聖マリアンナ医科大学 リハビリテーション医学講座 主任教授 大学病院 リハビリテーション科 部長、大学病院 リハビリテーションセンター長、大学病院 人工関節センター 副センター長、大学病院 脊椎センター 副センター長、大学病院 脳卒中センター 副センター長 佐々木 信幸 |
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10 | 03/02(土) 15:00-18:00 | web3で創る世界中の人々が最善の医療を受けることができる社会 -医療分野におけるweb3活用の可能性- | 株式会社メプラジャパン 代表取締役 佐藤 創 |
Web3・AIで、ミライの障害福祉をつくる | 株式会社WAVE3 Co-Founder CEO / Wellstech株式会社 Co-Founder CTO 近藤 貴司 |
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11 | 03/16(土) 14:00-17:00 | トヨタが目指す「幸せの量産」 | トヨタ自動車株式会社 Chief Sustainability Officer 大塚 友美 |
データ活用(DX)が支える新たな社会と経済 |
株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役社長兼CEO |
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12 | 03/23(土) 14:00-17:00 | 医療データ活用に向けた法政策 |
神奈川県立保健福祉大学 ヘルスイノベーション研究科 特任准教授/慶應義塾大学医学部 特任准教授/名古屋大学情報連携推進本部 特任准教授 |
情報が変える医学と医療の姿 | 九州大学病院メディカル・インフォメーションセンター センター長、教授 中島 直樹 |
参加費
①医療従事者(医師)、アカデミア 18,000円(分割の場合6,300円×3回※)
②医療従事者(医師以外)、大学院生 9,000円(分割の場合3,150円×3回※)
③企業関係者 36,000円(分割の場合12,600円×3回※)
④学部生・専門学校生 無料
⑤その他 36,000円(分割の場合12,600円×3回※)
※入会月、翌月、翌々月の3回払い
1回のみ個別受講(ライブのみ) ¥4,500
定員
最大1000名
主催
主催: 聖マリアンナ医科大学デジタルヘルス共創センター、大学院医学研究科 医療情報処理技術応用研究分野