博士人材が企業研究者から投資家へと歩むキャリアとは?
東京都では「世界一のスタートアップ都市・東京」の実現に向け、2018年度から創薬・医療系スタートアップへの育成支援プログラムであるBlockbuster TOKYOを実施しています。
ライフサイエンス分野のスタートアップ・エコシステムでは、ビジネスのコア技術となるサイエンスが高度化し、最先端科学技術の活用・理解が必要となっていることから、博士人材が世界的に求められています。
今回のキャリアトークシリーズでは、博士号取得者のキャリアの多様性をテーマに、ライフサイエンス分野のスタートアップエコシステムで活躍する博士人材から、先輩として各自のキャリアや業界の事情についてご講演・パネルディスカッションを全5回のシリーズでお届けします。
第2回(9月18日)は、大鵬イノベーションズ合同会社 パートナーの森 文隆 氏と、みずほキャピタル株式会社 インベストメントマネジャーの大森 啓介 氏をお迎えします。お二方は博士号取得後、企業研究者からベンチャーキャピタルの投資家へとキャリアを進められました。当日はお二人のキャリアとその選択、Ph.D.の価値とその活かし方などについてご講演いただき、パネルディスカッションを行います。
なお、本イベントは前半はハイブリッド形式(オンラインあり)、後半は現地のみとなりますのでご注意ください。
参加登録はPeatixページよりご登録ください。
また、講演内容に関する事前質問や、登壇者に聞きたいこと、イベントへの要望等がある方は、こちらにご回答ください
プログラム
18:05 講師2名による講演
18:25 ミニパネル
19:00 Q&A(オンラインあり)
19:25 オンライン閉会
19:30 Q&A(現地のみ)
20:00 閉会
登壇者
森 文隆 氏 / 大鵬イノベーションズ合同会社 パートナー
2003年に大鵬薬品に入社し創薬研究に従事。その後、創薬企画部門に在籍し、シーズ探索や創薬基盤構築のため大学やベンチャー企業との共同研究の推進、アーリーステージアセットの導入評価、ポートフォリオ戦略の策定をリード。2015年にRemiges Ventures(独立系VC)に出向し、米国ボストンを拠点に創薬ベンチャー投資を担当。投資先の米国ベンチャー企業の社外取締役を務める。医療薬学博士。
大森 啓介 氏 / みずほキャピタル株式会社 インベストメントマネジャー
東京大学大学院農学生命科学研究科の博士課程修了後、アステラス製薬株式会社にてがん免疫薬理の部署に配属。バイオベンチャーとの共同研究・臨床開発パイプラインの差別化戦略等に携わる。2021年より現職にて主に国内バイオベンチャーのソーシング・出資・支援業務に従事。
【モデレーター】
加々美 綾乃 氏 / Assistant Director of CIC Institute, CIC Japan
博士号取得後、文部科学省に入省しライフサイエンス分野の研究開発政策や日本医療研究開発機構(AMED)の設立、初等中等教育のICT化などに携わる。2017年にマサチューセッツ工科大学に留学し、スタートアップ・エコシステムの研究に取り組む。2019年に帰国し、科学技術・イノベーション政策全般や核融合研究開発の担当を経て、2021年7月より現職。
[研究分野] 専門は分子生物学・遺伝学。
参加費
無料
定員
現地:100名、オンライン:300名
主催
Blockbuster TOKYO
創薬・医療領域のスタートアップ支援などの専門性を持つ民間事業者や外部ステークホルダーと協力して、そのノウハウ・リソースを広く利活用し、資金調達や事業戦略、研究開発などの課題を解消しながら、当領域のスタートアップエコシステムの強化・促進・自走化を目指していきます。
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後とも、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動しています。