スタートアップ支援に関わっている方・関わりたい方の参加受付中!
東京都では「世界一のスタートアップ都市・東京」の実現に向け、2018年度から創薬・医療系スタートアップへの育成支援プログラムであるBlockbuster TOKYOを実施しています。
創薬・医療分野でのスタートアップの成長・エコシステムの活性化を促すためには、分野の特性を踏まえた支援者の育成が求められています。今回の支援者育成プログラムでは、①他分野から創薬・医療分野に参画しようと考えているスタートアップ支援者や、②これからスタートアップ支援に携わることを考えている専門家に向け、「基礎編」に引き続き、「応用編」として全6回の講義を予定しております。「応用編」では、新薬の開発において重要な「製品性能(TPP: Target Product Profile)」の概念の理解、知財戦略、法務、PMDAやFDAとのやりとりに関するポイントを学ぶことができます。
【講演内容】
「応用編」第3回
大門 良仁 氏 / 弁理士、法務博士(専門職)、メディップコンサルティング合同会社 代表社員、東北大学オープンイノベーション事業戦略機構 特任教授
「創業(シリーズA)以降」の創薬スタートアップにおける知財・法務戦略
- 創業以降にはどのような知財戦略及び知財ポートフォリオを構築しなければならないか?
- 目的はなにか?(for 投資家目線)
- お金になる特許とは?
- 開発品のTarget Product Profileに基づく物質特許、用途特許の具体例、営業秘密、ライフサイクルマネジメント
- よくある失敗例
- 創薬スタートアップ組織における知財部門の立ち位置、特許事務所や法律事務所との役割分担
- 出願権利化戦略(学会発表との調整、出願後の早期審査の活用、ニュースリリース)
- 大学との良い付き合い方
参加登録はPeatixページ、もしくはこちらの参加フォームよりご登録ください。
また講演内容について事前質問がございましたら参加登録の際にご記入お願いいたします。
(*参加フォームより既にご登録されている方は、再度登録いただく必要はございません)
プログラム
18:00-18:05 開会・プログラムの説明 CIC Institute / 加々美 綾乃
18:05-19:05 講義:大門 良仁 氏「創業(シリーズA)以降」の創薬スタートアップにおける知財・法務戦略
19:05-19:30 Q&A
19:30 閉会
19:30-20:00 ネットワーキング
【Startup Supporters Lecture Seriesプログラムについて】
<応用編>
第1回目 (終了しました)
日時:8月28日(水) 18:00~20:00
講師:小栁 智義 氏 / 京都大学医学部附属病院 先端医療研究開発機構(iACT) ビジネスディベロップメント室長 特定教授
「Biotech事業計画案Zero to One ~ ダークサイドからのお誘い ~」
Peatix:https://startup-supporters-lecture-advanced-1.peatix.com/view
第2回目
日時:9月11日(水) 18:00~20:00
講師:大門 良仁 氏 / 弁理士、法務博士(専門職)、メディップコンサルティング合同会社 代表社員、東北大学オープンイノベーション事業戦略機構 特任教授
「創業前から創業直後(シードラウンドorシリーズA)」の創薬スタートアップにおける知財・法務戦略
Peatix:https://startup-supporters-lecture-advanced-2.peatix.com/view
第3回目
日時:10月2日(水) 18:00~20:00
講師:大門 良仁 氏 / 弁理士、法務博士(専門職)、メディップコンサルティング合同会社 代表社員、東北大学オープンイノベーション事業戦略機構 特任教授
「創業(シリーズA)以降」の創薬スタートアップにおける知財・法務戦略
Peatix:https://startup-supporters-lecture-advanced-3.peatix.com/view
第4回目
日時:10月30日 (水) 18:00~20:00
講師:根本 鮎子 氏 / アクアシス法律事務所 マネージングパートナー
「(仮題)創薬・医療系スタートアップに必要な法務知識」
第5回目
日時:11月中旬予定
「(仮題)日本の薬事規制・審査プロセスについて」
第6回目
日時:12月上旬予定
「(仮題)米国の薬事規制・審査プロセスについて」
登壇者
大門 良仁(だいもん よしひと)氏
弁理士、法務博士(専門職)
メディップコンサルティング合同会社 代表社員
東北大学オープンイノベーション事業戦略機構 特任教授
1998年:アステラス製薬(株)入社
2012年:外資系大手ジェネリック・マイラン製薬会社(株) 転職
2015年:メディップコンサルティング合同会社 創業 代表社員 (現職)
2017年:種苗ベンチャー グランドグリーン(株) 共同創業 取締役Chief Legal Officer(現職)
2018年:マイクロバイオーム関連ベンチャー bitBiome(株)共同創業 代表取締役
2020年:創薬ベンチャー 五稜化薬(株) 社外取締役
2021年:創薬ベンチャー ユナイテッド・イミュニティ(株) 社外取締役(現職)
■アステラス製薬で知財業務に従事し、米国駐在後はM&A及びアライアンスを担当。その後、知財訴訟では卓越した薬事法務・知財戦略を武器に12勝0敗とビジネスに貢献し100億円超の利益を生み出す。近年は、経産省、特許庁、東京都等において創薬系スタートアップを支援する創業支援家、知財専門家として公的活動に従事する中、自身もスタートアップを共同創業し、経営に参画。
■公的活動(プロボノ)
- 特許庁関連
- 知財アクセラレーションプログラム「IPAS」 知財メンター(2018年~2023年)
- IP BASE AWARD 知財専門家部門奨励賞 受賞(2022年)
- INPIT委託「知財戦略デザイナー派遣事業」 大学URA等向け意見交換会にて講演(2024年)
- VCへの知財専門家派遣に関する調査事業 専門委員(2022~2024年)
- スタートアップで活用予定の海外出願支援事業 専門委員(2022~2023年)
- 知財専門家が集まる「ナレッジシェア」に登壇(2021年)
- 「スタートアップのための分野別知財戦略の勘どころ」監修(2021年)
- かながわ再生・細胞医療産業化ネットワーク「RINK」主催のRINK-FESRIVALの特許庁枠にて、知財戦略について講演(2019年~2021年)
- 「ベンチャーの知財コミュニティ構築に関する調査研究委員会」WG長(2019~2020年)
- 経済産業省関連
- 次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業 評価委員(2023年)
- J-Startup Hour座談会 登壇(2021年)
- 地方自治体関連
- 東京都 創薬・医療系ベンチャー育成支援プログラム「Blockbuster TOKYO」知財メンター(2018年~2023年)
- 大阪府 ライフサイエンス産業振興施策委員会委員(2023年)
- 北海道 北海道経産局 知財ナレッジ強化研修にて講演(2024年)
- LINK-J ネットワーキング関連
- 「ライフサイエンス知財の学びシリーズ」登壇(2023年)
- 「ライフサイエンスベンチャーの事業化の一歩手前に必要なもの」登壇(2021年)
- 「共同事業化を通したベンチャーエコシステムの発展」登壇(2019年)
- VC版スタートアップ向けアクセラレーションプログラム
- Beyond Next Venture主催の「BRAVE」にて、知財メンター(2017~2023年)
- 創業前、創業初期の創薬系スタートアップへのプロボノ活動
- 知財戦略策定・実行や資金調達に対する支援の実績は100シーズ、数十億円を超える
- 知財管理誌
- 「医薬バイオ系スタートアップにおける知財法務関連業務と必要とされる人材及び働き方」執筆(2020年)
- 「日本における新特許異議申立制度の分析」執筆(2017年)
- 「新薬のデータ保護について」執筆(2016年)
参加費
無料
定員
現地:100名、オンライン:300名
主催
Blockbuster TOKYO
創薬・医療領域のスタートアップ支援などの専門性を持つ民間事業者や外部ステークホルダーと協力して、そのノウハウ・リソースを広く利活用し、資金調達や事業戦略、研究開発などの課題を解消しながら、当領域のスタートアップエコシステムの強化・促進・自走化を目指していきます。
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後とも、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動しています。