2024年10月24日(木)、GLOBAL LIFESCIENCE HUBおよびオンラインにて「会員間の交流を深めるためのミートアップイベント『第20回LINK-J Member's Meetup 医療アプリ・データ』」を開催いたしました。(主催:LINK-J)
まず最初にサスメド株式会社 代表取締役社長の上野 太郎氏とLINK-J事業部長の林による対談が行われました。
対談
サスメド株式会社 代表取締役社長 上野 太郎 氏
LINK-J 事業部長 林 幾雄
サスメド株式会社の事業紹介の後、治療用アプリの開発の流れや製造販売承認などの手続きの評価ポイント、今後のトレンドなどについてお話しいただきました。
また、ドラッグロスの解消に向け、ブロックチェーンの技術を用いて治験のコストを削減し、臨床試験の効率化を図る取り組みについてもお話しいただきました。
その後は、LINK-J会員企業7社が、自社の事業内容や取り組みについてプレゼンテーションをおこないました。
【登壇企業】
EMC Healthcare株式会社
株式会社Save Medical
株式会社アクシス
キュアコード株式会社
株式会社ブルーブックス
株式会社マクロミルケアネット
EMC Healthcare株式会社
代表取締役 伊達 仁人 氏
EMC Healthcare株式会社は、先端医療機器開発、DXサービス開発を実施され、その特徴としては、機器開発から医療データ解析まで幅広く自社技術を保有していることです。様々な取り組みのうち、保育園向けDXサービス「ベビモニ」、介護施設向けDXサービス「OwlCare」についてご説明いただきました。
株式会社Save Medical
代表取締役社長 淺野 正太郎 氏
株式会社Save MedicalはDTx製品の開発、およびその他デジタルヘルスソリューションの企画、開発などを行っていますが、今回はその中でもUI/UXデザインに関するサービスについてご紹介いただきました。デザイン共創ワークショップについて内容例をもとにお話しいただき、ご興味ありましたらお気軽にご連絡くださいと締めくくられました。
株式会社アクシス
取締役 新上 幸二 氏
株式会社アクシスは「クラウド電⼦薬歴 Medixs(メディクス)」を10年以上運用されています。
薬歴に記録されたデータの活用案についてご紹介いただきました。薬剤の継続/切替など調剤状況の把握、患者への適切な服薬指導によるアドヒアランス改善など、企画中の活用方法についてお話しいただきました。
キュアコード株式会社
代表取締役CEO 土田 史高 氏
キュアコード株式会社は富山県を中心にサービスを展開しており、大学や自治体と共同して様々なアプリ開発をされています。三重大学と共同で開発した心不全管理アプリ「ハートサイン」、富山大学と共同開発した「1型糖尿病患者向けカーボカウントアプリ」、自治体向けアプリの「とほ活」などをご紹介いただき、ご興味ありましたらぜひともお声がけくださいと締めくくられました。
株式会社ブルーブックス
総合企画部 亀卦川 弥生 氏
株式会社ブルーブックスは那覇市医師会と連携したRWDの収集とそれ活用したサービスを提供されています。研究開発基盤(PRD)としてのデータ提供や電磁的同意を得るためのアプリ開発だけでなく、電子処方箋や自身の医療データを管理するアプリなどがございます。アプリを通して個人と医療機関、大学等がつながり、そこからさらにデータを蓄積されています。
株式会社マクロミルケアネット
事業推進部 事業開発グループ リサーチャー 大坂 耕一郎 氏
株式会社マクロミルケアネットは医療ヘルスケアに特化したマーケティングリサーチサービスを提供されており、今回は民間型疾患レジストリデータであるヘルスケアデータパネル(HDP)についてご紹介いただきました。お薬手帳と連動したアンケートデータが得られ、マーケティングや研究などへ活用できます。
続いて、新規入会企業によるエレベーターピッチでは3社に登壇いただきました。
1分という短い時間でしたが、各企業の取り組みついてとてもわかりやすくお話いただきました。
【新規入会の登壇企業】
Alpha Intelligence Manifolds 株式会社
AIを活用した自動画像診断ソフトウェアの開発(X線、心エコー)
株式会社アークス
AI技術とロボット技術で生殖補助医療の自動化に取り組む
エルピクセル株式会社
AI技術による画像解析技術を用いた、医療画像の診断支援ソフトウェアや創薬支援技術などを提供
講演後は、リアル会場限定で会場参加者の皆様と登壇者の名刺交換会がおこなわれました。
当日はオンライン、会場参加含め99名の方にご参加いただきました。
イベントにご参加いただいた皆様、ご登壇者の皆様、誠にありがとうございました。