- 血液および組織を対象とした超高感度検出技術の統合により、バイオマーカー研究から臨床応用への加速を実現
- 幅広い顧客基盤を活用し、トランスレーショナル研究、学術研究、製薬分野でのクロスセル機会を最大化
- 2026年末までに年間約4,000万ドルのコストシナジーを創出し、2026年には正のフリーキャッシュフローを実現予定
- 現金ベースで約1億7,500万ドルを確保、将来的な成長戦略を推進予定
2025年1月10日、Quanterix Corporation(NASDAQ: QTRX、超高感度バイオマーカー検出を通じて科学的発見を推進する企業)とAkoya Biosciences(NASDAQ: AKYA、空間生物学のリーディングカンパニー)はこのたび、Quanterixが全株式取引によりAkoyaを買収する最終合意に達したことを発表しました。この取引により、血液および組織を対象としたタンパク質バイオマーカーの超高感度検出技術を世界で初めて統合したソリューションが実現します。
QuanterixのCEOであるMasoud Toloue博士は、「血液検査は、最終的に全ての診断市場を上回る規模に成長すると確信しています。非侵襲的手法で症状が現れる前に疾患を早期に発見することは、Quanterixのミッションであり、長期的な価値の大部分を占めるでしょう。この買収により、研究者や臨床医が組織から血液までの疾患進行を追跡できる初の統合プラットフォームが誕生します。この技術を活用し、早期発見を可能にする血液検査の開発を加速させ、市場をリードしていきます」と述べています。
AkoyaのCEO、Brian McKelligon氏は、「今回の合併は、疾患の理解と治療を根本から変えるための重要な一歩です。Quanterixというライフサイエンスツールと診断市場のリーダーとともに、私たちの技術を活用してスケールを拡大し、革新を加速させ、人々の健康に大きな影響を与える製品を提供することを楽しみにしています。今回の取引により、両社が持つ強みを融合させ、さらなる成長と収益性を追求できる基盤が整いました」と述べました。
戦略的および財務的利点
- 液体および組織ベースのプロテオミクスの初の統合ソリューション
Akoyaの空間生物学技術とQuanterixの超高感度バイオマーカー検出技術を統合し、組織と血液両方でバイオマーカーを測定する新しい技術エコシステムを提供。これにより、研究者と臨床医に幅広い技術を提供し、診断精度の向上と患者の治療成果の改善を図ります。 - 高成長市場への技術提供の拡大
Quanterixの神経学分野とAkoyaの腫瘍学・免疫学分野のリーダーシップを組み合わせ、50億ドル規模の市場での成長機会を活用します。 - ラボサービスおよび臨床診断市場での機会拡大
Akoyaの臨床パートナーシップとCLIA認定ラボサービスを活用し、急成長する空間生物学臨床市場、特に腫瘍学分野での参入を加速します。 - 商業的リーチの拡大とクロスセル機会の最大化
両社の補完的技術と顧客基盤を活用し、統合ソリューションとして提供することで、強力な収益成長を見込んでいます。 - コスト削減と収益性向上の加速
取引により年間約4000万ドルのコストシナジーを実現、特に重複した構造の排除や商業インフラの効率化を進め、収益性向上が加速します。 - 大規模な現金バランス
取引完了時には約1億7500万ドルの現金を保持し、負債なしでグローバル診断テストインフラの推進に向けた財務的柔軟性を確保します。
今後のスケジュールとガバナンス
取引は2025年第2四半期の完了を予定しており、各社の株主承認および必要な規制当局の承認を待っています。取引完了後は、Quanterixのブランドの下で統合運営を開始し、Masoud Toloue氏がCEOを務めます。
(本プレスリリースは翻訳されたバージョンであり、下記英語版と相違が生じた場合は、英語版を優先する:Quanterix Press Release)
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