積水メディカル株式会社は、新サービス「3D-RPTEC®を用いたin vitro腎毒性スクリーニング試験」を開始しましたのでご紹介します。
薬剤性腎障害は医薬品開発において肝毒性同様に最も注意すべき有害事象のひとつで、多くは尿細管で薬剤の濃縮が起こり、そこで毒性を発現するといわれています。
弊社では、3D-RPTEC®*を用いて高感度で腎毒性のリスクを評価する評価系を構築いたしました。
細胞生存率の評価に加え、毒性関連遺伝子のmRNA発現量を測定することにより、高感度で陽性が確認できるため、細胞生存率だけでは難しかった化合物も評価が可能となりました。
*3D-RPTEC®:
日機装株式会社が販売している初代近位尿細管上皮細胞(RPTEC; Renal Proximal Tubule Epithelial Cells)の3次元培養細胞で、従来の平面培養と比べてヒト腎皮質に近い遺伝子発現及びタンパク質の発現を有しています。
【評価項目】
〇細胞生存率
〇毒性関連遺伝子のmRNA発現量
技術的なご質問、詳細な試験条件及び費用等については、toiawaseyakudo@sekisui.comまでお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先
積水メディカル株式会社
創薬支援営業所
Mail: toiawaseyakudo@sekisui.com