2030年予測 106億円(2024年比73.8%増)
「ペットの家族化」によりペットの健康に対する意識が高まる
ペット家電やウェアラブルデバイスによる健康把握、食事などのパーソナライズ化が進展
総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 社長 菊地 弘幸 03-3241-3470)は、 ペットの各個体に合わせたパーソナライズ製品や、AIやIoT技術を駆使した製品の登場、飼育の省力化が可能な利便性の高さなどから、今後ペット関連市場をけん引すると期待されるペットテック(IT技術などを活用してペットの世話や健康管理をサポートする製品・サービス)関連の国内市場を調査した。その結果を「AI・パーソナライズ化など新技術で変容するペットテック技術・市場の最新トレンド」にまとめた。
<調査結果の概要>
■ペットテック関連の国内市場
2024年 | 2030年予測 | 2024年比 |
61億円 | 106億円 | 173.8% |
新型コロナウイルス感染症流行を背景としたペットブームにより、新たにペットを飼い始める人が増加した一方で、ライフスタイルの変化によって飼育に対して省力化や利便性を求めるペットオーナーが増加している。
また、「ペットの家族化」などからペットの健康に対する意識が高まり、各個体に合わせてパーソナライズ化したペットフードや、AIやIoT技術を活用してペットの世話や健康管理をサポートする製品・サービスなどの需要が増えており、ペットテック関連市場の拡大が期待される。
ペット家電には、自動給餌機・給水機やスマートトイレなどがある。自動給餌機はアプリ連携により遠隔操作で給餌できる製品や食事量データに基づいた健康管理ができる製品などが、自動でトイレを掃除するスマートトイレは重量センサーを搭載し、排せつ状況を管理することで健康状態を把握できる製品が展開されている。
ウェアラブルデバイスには、ペットの迷子対策として位置情報共有を目的にGPSを搭載した首輪やハーネス、タグなどがある。直近ではバイタルセンサーを用い、運動量や活動状況など健康状態を把握できる製品も展開されており、犬用は耐久性、猫用は軽量化が最も重視されている。
検査キットでは、DNA遺伝子検査によるなりやすい病気の把握、腸内フローラ検査による肥満リスクや腸内環境の把握などが可能となっている。検査結果を基にしたペットに合ったサプリメントやペットフードなどを提供する、ペット食のパーソナライズ化も進んでいくとみられる。
このほかにも、取得したデータを基にAIが学習し、健康管理や感情分析を行う製品・サービスが登場している。また、欧米や韓国など海外でも研究や開発が積極的に進められており、日本に進出する企業も出てきていることから、ペットテック関連市場は拡大し、2030年に2024年比73.8%増106億円が予測される。
<調査対象>
IT技術などを活用してペットの世話や健康管理をサポートする製品・サービス
<調査方法>
富士経済専門調査員による参入企業および関連企業・団体などへのヒアリングおよび関連文献調査、社内データベースを併用
<調査期間>
2025年5月~6月
以上
資料タイトル | |
体裁 | A4判 61頁 |
価格 | PDF版 330,000円(税抜300,000円) |
ネットワークパッケージ版 495,000円(税抜450,000円) | |
発行所 | 株式会社 富士経済 |
〒103-0027 東京都中央区日本橋三丁目9番1号 日本橋三丁目スクエア | |
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調査・編集 | アニマル&アグリビジネスユニット |
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