Publish date: 2026年8月6日
最先端システム「BD FACSDiscover™ S8セルソーター」を備えた国内初の共用研究拠点が開設
感染症・免疫研究の加速と次世代研究者育成を支援
Waters Corporationの事業部門で、フローサイトメトリーおよびシングルセル解析ソリューションを手掛けるウォーターズ バイオサイエンス(旧 BD バイオサイエンス)(本社:東京都港区、事業部長:エドモンド・ウォン)は、大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)との連携のもと、「Waters Biosciences Flow Cytometry Center」(読み:ウォーターズ バイオサイエンス フローサイトメトリーセンター 以下、本センター)を大阪大学・日本財団 感染症センター内に開設し、2026年7月29日に開所式を執り行いました。
本センターは、最先端のイメージングスペクトルフローサイトメトリー技術を搭載した「BD FACSDiscover™ S8セルソーター」(※1)を備えた、国内初の共用研究拠点として設立されました。感染症学、免疫学、腫瘍学をはじめとする幅広いライフサイエンス研究を支援するとともに、学内外の研究者が利用できる共用施設として運用されます。
本センターは、こうした最先端技術へのアクセスを広げることで、日本のライフサイエンス研究基盤の強化に貢献します。また、トレーニングや技術支援を通じて、次世代研究者の育成と研究コミュニティの発展を促進します。

右から、大阪大学感染症総合教育研究拠点 山﨑晶拠点長、大阪大学 尾上孝雄理事、大阪大学 藤尾慈理事、
ウォーターズ バイオサイエンス バイオロジカルサイエンス バイスプレジデント ロバート・バルデラス、
ウォーターズ バイオサイエンス 事業部長 エドモンド・ウォン
高度化するライフサイエンス研究を支える研究基盤の強化と人材育成を推進
近年、感染症や免疫応答の理解には、単一細胞レベルでの高次元解析が不可欠となっています。特にイメージングスペクトルフローサイトメトリーは、従来以上の多項目解析を可能にし、かつイメージング技術により細胞の空間解析を可能にすることで複雑な細胞集団の理解を加速させる重要な技術として注目されています。
本センターには、画像解析機能を搭載した初のイメージングスペクトルセルソーター「BD FACSDiscover™ S8セルソーター」をはじめとする先進的なフローサイトメトリーシステムを導入しています。スペクトルフローサイトメトリーとリアルタイムイメージング技術を融合することで、これまで同定や分取が困難であった細胞集団の詳細な解析を可能にし、感染症研究や免疫学研究における新たな発見を支援します。また、機器利用支援に加え、トレーニングプログラムや高度なマルチカラー実験のためのパネルデザイン支援を提供することで、研究者の解析能力向上と研究成果創出を支援します。
また、大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)は、感染症や免疫応答の解明をはじめとするライフサイエンス研究を推進する国内有数の研究拠点です。本連携により、アカデミアと企業が協働して最先端の解析技術や研究知見へのアクセスが広がることで、学内外の研究者による共同研究や人材育成を促進します。さらに、研究現場で得られた知見を次世代技術の開発へと還元する双方向のパートナーシップを通じて、世界をリードする科学的発見の創出と生命科学研究の発展に貢献します。
開所式について
開所式には、大阪大学およびウォーターズ バイオサイエンスの代表者が出席し、センター設立の意義と今後の展望について紹介しました。式典では、主催者による挨拶やセンターの概要説明に続き、開所を記念したテープカットセレモニーが執り行われ、本センターの新たな門出を祝いました。
出席者のコメント
尾上 孝雄 氏
大阪大学 理事・副学長
「本センターは、最先端の研究環境を提供するだけでなく、異なる分野の研究者が交流し、新たな共同研究や革新的な成果を創出するプラットフォームとして大きな役割を果たすものと確信しています。また、本センターを通じて大阪大学とウォーターズ バイオサイエンスの連携をさらに深め、国際的な研究拠点として発展していくことを願っています。」
山﨑 晶 氏
大阪大学感染症総合教育研究拠点 拠点長
「優れた研究環境は、研究者の成長と新たな発見を生み出す原動力です。本センターが国内外の研究者や学生が集い、最先端技術を活用しながら挑戦を重ねる場となり、次世代の生命科学を担う人材や世界を変える発見がここから生まれることを心より願っています。」
エドモンド・ウォン
Business Director, Waters Biosciences
「現代の生命科学研究には、データ科学、工学、生物学、医学など、多様な専門分野の連携が不可欠です。本センターが研究者や技術者の知見を結集し、新たなブレークスルーを創出する場となることで、生命科学研究のさらなる発展に貢献できることを期待しています。」

ロバート・バルデラス
Vice President, Biological Sciences, Waters Biosciences
「本センターの開所は、大学と企業が共通のビジョンのもとで協力し、科学の力で社会課題の解決に挑む新たな出発点です。このパートナーシップから生まれる研究成果が、将来の医療の発展と患者さんのより良い未来につながることを願っています。」
Waters Biosciences Flow Cytometry Centerの主な特徴
- BD FACSDiscover™ S8 セルソーターを中心とした先進フローサイトメトリー環境
- 学内外の研究者への共用利用サービス
- 機器トレーニングおよび技術教育プログラム
- マルチカラー解析のためのパネルデザイン支援
- 感染症・免疫学・細胞生物学研究への応用
- 産学連携・共同研究の推進
本センターの詳細はこちらをご参照ください。
https://www.bdbiosciences.com/ja-jp/learn/campaigns/bd-flow-cytometry-support-center
※1 BD FACSDiscover™ S8セルソーター
BD CellView™ Image Technologyを搭載したBD FACSDiscover™ S8セルソーターは、画像解析機能を備えた初のスペクトルセルソーターです。スペクトルフローサイトメトリーに、細胞の空間的・形態的情報をリアルタイムで統合することで、従来のフローサイトメトリーでは見えなかった細胞の新たな側面を可視化します。解析とソーティングの可能性を大きく広げ、これまで答えにたどり着けなかった研究課題の解明を力強く後押しします。
https://www.bdbiosciences.com/ja-jp/products/instruments/flow-cytometers/research-cell-sorters/bd-facsdiscover-s8
※本製品は研究用です。疾病の診断・治療または予防に使用することはできません。
ウォーターズ バイオサイエンス(旧 BD バイオサイエンス)
ウォーターズ バイオサイエンス(旧 BD バイオサイエンス)は、Waters Corporationの一部門として、フローサイトメトリーおよびシングルセル マルチオミクス分野におけるソリューションを提供するライフサイエンス企業です。長年にわたり培ってきたFACS技術を基盤に、細胞レベルでの高精度な解析を可能にし、基礎研究から創薬、臨床研究まで幅広い分野を支援しています。
2026年、WatersとBD Biosciences/Diagnostic Solutions事業の統合により、液体クロマトグラフィーや質量分析、材料特性評価、フローサイトメトリー、診断ソリューションに至るまで、幅広い領域をカバーするポートフォリオを確立しました。これにより、ライフサイエンスおよび診断分野におけるグローバルリーダーとして、革新的な技術と統合ソリューションを通じて生命科学の発展に貢献してまいります。
なお事業統合に関する詳細は、BDプレスリリースでご覧いただけます。
https://www.bd.com/ja-jp/about-bd/news-and-media/blog/2025/2025-07-14-waters-and-bds-biosciences-diagnostic-solutions-business-to-combine
お問い合わせ先
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
ウォーターズ バイオサイエンス(旧 BD バイオサイエンス) PR事務局(株式会社プラップジャパン内)
Email: bdj_pr@prap.co.jp
TEL:桜木(090-3670-8521)/川﨑(070-3883-0980)


