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投稿日:2023年12月21日投稿者:株式会社理研ジェネシス

国内自社ラボによる、HIVE CLX™ Single-cell RNAseq Solution を用いたマイクロウェルベース シングルセル RNA シーケンス解析 サービス開始のお知らせ

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このたび、株式会社理研ジェネシスは、HIVE CLX™ Single-cell RNAseq Solution(Revvity 社)を用いたシングルセル RNA シーケンス解析サービスを開始いたします。

HIVE CLX™ Single-cell RNAseq Solutionとは】
サンプルストレージも含めた包括的な解析ソリューションで、本システムはマイクロウェルベースのシングルセル RNA 専用のコレクターを使用し、生細胞の時点で迅速にシングルセル化をするため、従来法(マイクロ流路型)で困難であった、脆弱な細胞(顆粒球など)や細胞数が少ないリキッド検体も解析可能となりました。

【特徴】
・データ取得のためのフレッシュな状態を維持できる
・凍結保存した目的細胞や顆粒球の高効率リカバリーが可能
・マルチサイト、マルチタイムポイントでの検体採取が可能
・幅広いサンプル種に対応
(腫瘍細胞、免疫細胞、組織、血液 ( 好中球、白血病細胞、好酸球など )、臍帯血、骨髄、脳脊髄液、オルガノイド、気管支肺胞洗浄液)

【ワークフロー】
・細胞懸濁液を HIVE Sample Collector に入れて静置後、それぞれのマイクロウェルにつき1つの細胞が入り込み シングルセル化
・保存液を添加し、HIVE Sample Collector ごと凍結保存
・Lysis Solutionを加え細胞を溶解しmRNAをマイクロウェルに展開、マイクロウェル内のビーズに結合しているpoly(dt) がmRNAをキャプチャー
・マイクロウェル内で cDNA 合成、index の付与およびライブラリー作製
・イルミナシーケンサーにてシーケンス

【データ解析】
Honeycomb Analysis Software BeeNetPlusを用いた遺伝子発現プロファイルのレポートをご提出
・シーケンスの品質評価
・シーケンスリードのReference配列へのマッピング
・1細胞ごとの遺伝子発現カウントデータの算出
・クラスタリング解析
・細胞種の推定 (参考データ)

【HIVE Sample Collectorを用いた各種細胞の保存安定性】
ヒト骨髄液に含まれる細胞種について、HIVE CLX™ Single-cell RNAseq Solutionによるシングルセル解析を行った。
ヒト骨髄液を HIVE sample collector に ロードまたは通常 tube で1週間凍結保存し、シングルセル解析を実施比較した。その結果、HIVE sample collector で凍結保存した場合は Fresh 検体と同様の細胞構成比率となるが、通常 tube で凍結保存 した場合では本来の細胞構成比率の 50% 以上の細胞が破壊されていた。 従って、HIVE CLX™ Single-cell RNAseq Solution を用いることで、凍結保存した検体でも Fresh 検体と同じ条件で解析ができることが示された。

【使用実績】
・世界トップ10の製薬会社での治験パイロットスタディに使用
・NASA、ハーバード大学、HONYCOMB(Revvity 社)の共同研究でISISでの検体採取と保存を検討
Distinct and synergistic immunological responses to SARS-CoV-2 and Mycobacterium tuberculosis during co-infection identified by single-cell-RNA-seq

参考資料
参考資料
参考資料

お問い合わせ先

【お問い合わせ先】 株式会社理研ジェネシス 営業部 〒141-0032 東京都品川区大崎 1-2-2 E メール:info2@rikengenesis.jp TEL:03-5759-6042
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