ChatGPTなどのAIに質問して、調べものを始める人が増えています。研究者や開発担当者も例外ではなく、論文を探す、共同研究や受託の相手を探す、といった場面でAIに相談する人が増えてきました。
一方で、論文や研究成果を発信する側の対策は、まだ進んでいません。論文をPubMedに載せるだけで、あるいは自社サイトに論文のリストを置くだけで、研究成果はAIの回答に取り上げられるのでしょうか。
私たちは2026年3月から8月にかけて、腸内細菌と米麹に関する共著論文(Scientific Reports誌、2026年1月)を題材に、論文の内容を自社Webサイトで詳しく紹介し、同じ質問を半年間・毎週AIに投げて、回答の根拠として何が示されるかを記録しました。論文データベースが示される場合と、企業のサイトが示される場合では、何が違ったのか。AIの回答の根拠が、学術的な情報へ寄りつつあるという変化も見えてきました。
本セミナーでは、その記録を、論文の責任著者である香川大学医学部の桑原知巳教授とともにお見せします。桑原先生には、研究者が実際にAIをどう使って、情報や受託先を探しているかを、画面でお見せいただきます。研究成果を、AIを通してもっと多くの人に知ってもらうために、今日からできることをお話しします。
このセミナーで分かること
論文をPubMedに載せるだけで足りるのか、自社サイトで紹介すると何が変わるのか
AIの回答に取り上げられるページと、そうでないページは、何が違うのか
研究成果をAIに届けるために、企業や研究機関は何をすればよいのか
こんな方に
論文や研究成果を、自社サイトで発信している方、これから発信したい方
自社サイトの「研究実績」「技術紹介」のページを担当している方
論文は出したが、問い合わせや共同研究につながっていない方
ChatGPTなどで、論文や受託先を探してみたことがある方
申込締切
定員に達した場合は、締切前に受付を終了することがあります。
プログラム
16:00 自己紹介/AI検索の背景 ― 探す人は、もうAIを使っている
16:09 研究成果への影響 ― 探す側は進み、探される側の対策は進んでいない
16:15 実際にAIで探す ― デモ、選ばれるページは?
16:27 探される側の実践 ― 論文を自社サイトで紹介し、半年間・毎週確かめた結果
16:47 企業・研究機関は何をすべきか ― 基本の対策、外注するときの注意点(質疑を含む)
17:00 終了
登壇者
桑原 知巳(くわはら ともみ)/医学博士 香川大学医学部 分子微生物学 教授
医学博士(徳島大学)。専門は微生物学・感染制御学。腸内の常在菌が宿主の生理機能に与える作用の解明や、培養が難しい腸内細菌の全ゲノム解読に取り組み、「腸内細菌とヒトとの共生メカニズムをゲノムから紐解く」研究を行う。今回の題材とする論文(米麹由来のα-アミラーゼと腸内細菌 Faecalibacterium prausnitzii、Scientific Reports 2026年)の責任著者。
冨士川 凛太郎(ふじかわ りんたろう)/博士(工学) 株式会社simpleA 代表取締役
1980年熊本県生まれ。豊橋技術科学大学大学院博士後期課程修了。日立製作所にてサプライチェーン・物流システムの開発とコンサルティングに従事したのち、2012年に株式会社simpleA立ち上げ。2016年から2025年まで腸内細菌スタートアップのAuB株式会社 取締役を兼務し、腸内細菌とデータ活用を専門とする。
現在は食品・ライフサイエンス企業を中心にAI検索対策のコンサルタントに従事。
対象者
製薬・バイオ・医療機器・食品・素材メーカー、および大学・研究機関の、研究開発/事業開発/広報・マーケティングのご担当者。 AI検索対策の知識は前提としません。ChatGPTを使ったことがある方であれば、そのままお聞きいただけます。
参加費
無料
定員
300
主催
主催:株式会社simpleA
お問い合わせ先
株式会社simpleA セミナー事務局 担当:冨士川 凛太郎 メール:info@simplea.cc


