【開催趣旨】
メインテーマ:医療情報をもっと活用しよう!
〜利活用を可能にする個人情報保護のあり方をめざして〜
コロナ禍を経験して、われわれは医療情報の重要性を改めて認識しました。感染のリスクにせよ、重症化の可能性にせよ、またワクチンの有効性や副反応にしても、幅広く正確な情報を収集し、その解析結果を早く知らせることが重要です。
わが国では、これまでも医療分野におけるデジタル化が推進されてきましたが、まだ先進諸国に比べると遅れています。その原因は、データを収集し、利活用するためのシステム、とくにその標準化が遅れていることと、個人情報保護の制度とその運用が、効果的な利活用の制約となっていることです。
個人のプライバシーを保護しつつ、国の貴重な情報資源である医療情報を利活用し、治療現場における医療の質を高め、医薬品や医療機器の開発を推進するためには、医療情報の性質に即したデータの収集、管理の仕組みを作ることが急務です。とくに、コロナ治療薬等において、新薬の迅速な開発が世界的な課題となっているおり、それに資するようなデータ利活用のための制度を設ける必要があるといえるでしょう。
このシンポジウムでは、このような課題について、今回はとくに新薬開発のために必要な医療データ利活用の制度とはどのようなものか、それにはどのような課題を解決しなければならないか、個人情報保護の問題に焦点を当てつつ、議論したいと考えております。
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20220317_NFIシンポジウム.pdf日時:2022年3月17日(木)15:00-18:30
オンライン開催(WebEX)
(外部サイトが開きます)
プログラム
15:00 開会の挨拶 森田 朗(次世代基盤政策研究所(NFI) 代表理事)
第1部: 基調講演・報告
15:10〜15:30(20分)
1.基調講演「調整中」
高木 美智代(前公明党衆議院議員・元厚生労働副大臣)
15:30〜16:10(40分)
2.「医療情報利活用に関する製薬協の期待(仮)」
安中 良輔(日本製薬工業協会 産業政策委員会 イノベーション政策提言推進WT)
小林 典弘(日本製薬工業協会 産業政策委員会 イノベーション政策提言推進WT)
16:10〜16:40(30分)
4.「医療情報利活用制度の提言」
加藤 尚徳(NFI理事)
16:40〜17:00 休憩(20分)
第2部: パネルディスカッション
17:00〜18:30(90分)
1.パネルディスカッション
司会:森田 朗(NFI代表理事・東京大学名誉教授)
高木美智代(前公明党衆議院議員・元厚生労働副大臣)
伊藤 由希子(津田塾大学総合政策学部教授)
鈴木 正朝(NFI理事・新潟大学法学部教授)
安中 良輔(日本製薬工業協会 産業政策委員会 イノベーション政策提言推進WT)
小林 典弘(日本製薬工業協会 産業政策委員会 イノベーション政策提言推進WT)
加藤 尚徳(NFI理事)
18:30 閉会の挨拶
森田 朗(NFI代表理事)
以上
参加費
NFI会員:無料、一般:1,000円、メディア:無料(要事前登録)
定員
500名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承ください。
主催
主 催 一般社団法人 次世代基盤政策研究所(NFI)
後 援 一般財団法人 情報法制研究所(JILIS)