医療法人リプロダクションクリニック大阪/東京 培養部部長 水田 真平 先生をお招きし、生殖補助医療の最新のご情報をご講演いただきます。
今回は『精巣精子を使用した顕微授精(TESE-ICSI)の「これまで」と「これから」』というテーマでお送りします。
皆様のご参加をお待ちしております。
<概要>
日本における体外受精による出生児数は、2022年の最新の統計調査によると、77,206人となり全出生児(770,759人)の10人に1人という割合であった。私が胚培養士になった2005年は19,112人(56人に1人)、当院が開院した2013年では42,554人(24人に1人)と未だ右肩上がりである。 2022年度からの体外受精の保険診療化によって、より身近に感じることとなった生殖医療現場において、倒立顕微鏡は卵子に精子を注入する顕微授精に欠かせない機器であると同時に、我々胚培養士にとっては仲間のような存在である。
近年、Ti2をはじめとした倒立顕微鏡は、より高倍率で精子を検鏡して選別するIMSIや、卵母細胞の紡錘体を可視化したICSI (Polscope)を、ソフトウェアを必要とせず顕微鏡のみで行えるよう進化を遂げてきたが、通常のICSI時でさえその解像度の向上を感じている。当院には多くの無精子症の患者が来院し、精巣内精子採取術(TESE)とその精子を使用したTESE-ICSIの実施件数が非常に多く、TESE-ICSIの精子探索では倒立顕微鏡と長い時間を共にする。
本ウェビナーではTESE-ICSIに係る経験とそのデータ、今後の倒立顕微鏡を用いた展望などについてお話ししたい。
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【演者】
水田 真平 先生
医療法人リプロダクションクリニック大阪/東京 培養部部長
参加費
無料
主催
株式会社 ニコンソリューションズ