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新型コロナウイルス(COVID-19) 関連情報ポータル

理事長メッセージ

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理事長 岡野 栄之
急速に拡大したCOVID-19パンデミックにより、世界中の人類の健康、医療、経済、日々の暮らしは大きく変わろうとしております。この様な状況下で、インターネット, SNSや報道などにより、COVID-19に関する様々な情報が洪水の様に押し寄せて来ています。インフォデミックと呼ばれるように、これらの情報の中には不確実な情報も多い中、一喜一憂することなく科学に裏打ちされた正確な情報を把握することが、このウイルスに打ち勝つために必須のことであります。 LINK-Jとしましては、危機的な状況下でも、多くの人々を有機的につなぐことが大きな使命と考え、ここに新型コロナウイルス関連情報のホームページを通じた発信を行うことと致しました。コンテンツとしましては、ライフサイエンス分野のオピニオン・リーダーである先生方からのメッセージに加え、正しい予防法、治療薬・ワクチン等の研究開発状況、医療機関や大学の取り組み紹介、ベンチャー企業の取り組み紹介、さらには、感染状況updateや主要論文の紹介をしていく予定です。 この様な情報提供の取り組みの中で、COVID-19パンデミックの克服への道を模索し、アフターコロナの様々な復興と新しい科学や医療、そして産業や社会のあり方を皆様と共に考えて行きたいと思っております。

目次

  1. オピニオン・リーダーからのメッセージ
  2. 感染から身を守り、社会を守るために一人ひとりができること
  3. 日本および海外での治療薬、ワクチン等の研究開発
  4. COVID-19関連主要論文
  5. 医療機関、大学、企業・団体の取り組み紹介
  6. その他

1.オピニオン・リーダーからのメッセージ

現在コンテンツのリリースを準備しております。近日公開予定ですので今しばらくお待ちください。

2.感染から身を守り、社会を守るために一人ひとりができること

2-1. 感染から身を守るために

こまめな手洗い、正しいマスクの装着、咳エチケットなどの基本が重要です。 アルベール・カミュの小説「ペスト」では、長期化する事態と蓄積する疲労の中で、感染防止に奔走する登場人物が基本の感染防御に無頓着となり、次々とペストに罹患していく姿が描かれています。 「コロナ疲れ」の中で手洗いなどが疎かにならないよう、改めて正しい方法を確認しましょう。

正しい手洗い方法(政府インターネットテレビ)

正しいマスクの付け方(政府インターネットテレビ)

2-2. 社会を守るために

新型コロナウイルス感染症の蔓延を収束させるため、「緊急事態宣言」の下で人と人との接触を8割減らすことが呼びかけられています。接触8割減の必要性を理解し、不要不急の外出を控えるとともに、止むを得ず外出うる場合も咳エチケットを徹底しましょう。

接触8割減の必要性

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咳エチケット(厚生労働省)

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3.日本および海外での治療薬、ワクチン等の研究開発

新型コロナウイルス感染症のパンデミックを克服するためには、治療薬やワクチンなどの開発が不可欠です。現在、世界中で産学官の力を結集して、多くのプロジェクトが進行中です。一方、これらの治療薬やワクチンが利用可能になるまでには安全性と有効性の確認が不可欠であり、その過程で断念されるプロジェクトも出てきます。報道されるニュースに一喜一憂することなく、研究開発の状況をフォローし続けることが重要です。

3-1. 政府の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究開発支援について

(1)政府の研究開発支援(健康・医療戦略室まとめ)

(2)新型コロナウイルスに関連した研究機関・研究者、科学技術関連行政機関向けの情報提供(文部科学省)

(3)AMEDの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究開発支援について(まとめ)

(4)新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究データ・リソース
  (JST バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC))

(5)PMDAにおける新型コロナウイルス感染症対策に係る活動について

(6)新型コロナウイルス感染症に対する医薬品等の承認審査上の取扱いについて」(2020年5月12日付通知)

新型コロナウイルス感染症に対する医薬品等は、最優先で審査するという方針が明記されています。また、厚生労働科学研究費補助金等の公的な研究事業により実施される研究の成果で、医薬品等の一定の有効性及び安全性が確認されている場合には、いわゆる公知申請の場合と同様、一定の条件の下、「臨床試験等の試験成績に関する資料を提出しない合理的理由に該当する可能性があること」が示されました。

3-2. 治療薬の開発状況

治療薬、ワクチン等の臨床試験はデータベースに登録されています。ここではその検索結果を紹介します(4月20日現在:データベースは常に更新されるため、最新の情報は、データベースに直接アクセスをお願いします。)

(1)日本の臨床試験の状況

  • 臨床研究情報ポータルサイト(国立保健医療科学院)

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2020年5月7日現在、COVID-19治療薬候補の臨床試験として、ファビピラビルの第3相試験1件、サリルマブの第3相試験1件、Remdesivirの第3相試験2件、トシリズマブの第3相試験1件と、ロピナビル、リトナビル、ヒドロキシクロロキン3剤併用の特定臨床研究1件、ファビプラビルの特定臨床研究2件、ファビピラビルとナファモスタットの併用療法の特定臨床研究1件、Remdesivirの医師主導治験1件、シクレソニドの特定臨床研究1件が登録されています。

(2)世界の臨床試験の状況(ClinicalTrials.gov)

  疾患名:COVID-19、フリー検索ワード:treatment で検索 

(3)主要治療薬候補の開発状況(ClinicalTrials.gov)

 2020年5月7日、医薬品医療機器等法第14条の3の規定に基づき、厚生労働大臣がベクルリー®︎(レムデシビル)を特例承認しました。(審議結果報告書添付文書使用に当たっての留意事項

 2020年5月1日、米国FDAがGilead Sciences社が開発中のremdesivirに対して緊急使用許可(Emergenvy Use Autorization)を付与しました。重症の入院患者(低酸素血症(Sp02≦94%)、酸素吸入、人工呼吸器またはECMO導入)が対象です。
 今回の緊急使用許可は4月29日に米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)とGilead Sciences社がそれぞれ発表した2つの臨床試験の予備的なデータ解析結果に基づき、COVID-19に対する有効な治療法が確立していないことを考慮して取られた措置です。
 NIAIDの試験(日本の国立国際医療研究センターも参加)は、入院患者を対象に回復までの期間を主要評価項目とした二重盲検ランダム化プラセボ対照比較試験で、1,063人から得られた予備的なデータ解析の結果、remdesivir投与群はプラセボ投与群に対して回復までの期間が31%短いという結果が得られました(11日間vs15日間、p<0.001)。また、副次的評価項目である死亡率については、remdesivir投与群で低いことを示唆するものの、統計的有意は認めるに至りませんでした(8.0% vs 11.6%、p<0.059)。
 Gilead Sciences社が発表した、重症の入院患者を対象にremdesivirの5日間投与と10日間投与を評価した非盲検第3相試験のトップラインの解析結果は、remdesivir10日間投与群の臨床的改善度は5日間投与群の改善度と同程度というものです。同社によれば、この結果は、一部の患者について5 日間投与のレジメンの可能性を示すもので、現時点でのremdesivirの供給量で治療可能な 患者を大幅に増やせる可能性があるとのことです。

3-3. ワクチンの開発状況

ワクチンの開発については、様々な国際的な取り組みが行われています。ここではその概要と日本および世界の臨床試験の状況を紹介します。

  • COVID-19ワクチン開発に関する世界規制当局ワークショップ
    2020年3月18日に、17カ国から20機関を超える医薬品規制当局の代表者、並びにWHO及びECの専門家が参集し、SARS-CoV-2ワクチン候補の開発における規制上の考慮事項及びヒト初回投与(ファーストインヒューマン:FIH)試験を開始するために求められる非臨床試験データについて協議が行われました。
  • 感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)
    CEPI(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations)は、世界連携でワクチン開発を促進するため、2017年1月ダボス会議において発足した官民連携パートナーシップであり、日本政府も資金拠出しています。新型コロナウイルス感染症のワクチン開発のため、20億米ドルを目標に各国政府等に拠出を求め、現在までに7億6,500万米ドルを集めています。これまでにワクチン開発企業等との8つのパートナーシップが立ち上がっています。(2020年4月16日現在)

3-4. PCR検査機器、抗体検査機器等の開発状況

(1)新型コロナウイルスの遺伝子検査法に関する情報提供(厚生労働省健康局感染症対策課・国立感染症研究所

(2)新型コロナウイルス抗体検査キットの性能評価

4. COVID-19関連主要論文

(1)新型コロナウイルス感染症治療薬候補の臨床試験/研究に関する文献情報(2020年5月14日更新 国立医薬品食品衛生研究所)

ヒドロキシクロロキン、ロピナビル・リトナビル(カレトラ®)、レムデシビル、ファビピラビル(アビガン®)、回復期患者血漿について、臨床試験結果やin vitro試験結果を報告した論文を紹介したサイトです。一部査読前の論文を含み、日本語概要が付された論文もあります。

(2)Springer NatureのCOVID-19関連情報(学術雑誌)

米国、ドイツの学術出版社。

(3)Global Health & Medicine(医学雑誌)

国立国際医療研究センター(NCGM)が刊行する国際雑誌。世界の科学者と臨床の専門家の協力と交流を促進することを目標に、NCGMが取り組む、グローバルヘルス、公衆衛生領域、臨床・基礎医学分野などに関する最新の研究について掲載しています。Advanced online publicationに最新研究論文の掲載がございます。

(4)The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDICINEのCOVID-19関連情報(医学雑誌)

米国マサチューセッツ内科外科学会によって発行される医学雑誌。

(5)Inflammation and Regeneration(医学雑誌)

日本炎症再生学会(The Japanese Society of Inflammation and Regeneration : JSIR)の公式国際雑誌。

(6)National Institutes for Health (NIH) のCOVID-19関連情報(アメリカ国立衛生研究所)

アメリカ合衆国の保健福祉省公衆衛生局の下にあり、1887年に設立された合衆国で最も古い医学研究の拠点機関。

(7)Annals of Internal Medicine のCOVID-19関連情報(医学雑誌)

米国内科学会 (American College of Physicians)によって発行される医学学術雑誌。

(8)British Medical Journal (BMJ) のCOVID-19関連情報(医学雑誌)

British Medical Associationが監修し、BMJ Groupから発行されている英国の医学雑誌。

(9)THE LANCETのCOVID-19関連情報(医学雑誌)

Elsevier社発行の医学雑誌。

(10)The Journal of the American Medical AssociationのCOVID-19関連情報(医学雑誌)

米国医師会によって刊行される医学雑誌。

(11)CellPressのCOVID-19関連情報(医学・生物学雑誌出版社)

Cellなどの医学・生物学雑誌を発行する出版社。

5. 医療機関、大学、企業・団体の取り組み紹介

  • 東京慈恵会医科大学 Team COVID-19 PCRセンター(東京慈恵会医科大学)
  • CoLaborator Kobe スタートアップ企業支援プログラム(バイエル薬品株式会社)
  • コロナ制圧タスクフォース(コロナ制圧タスクフォース発起メンバー)
  • 共同研究グループ「コロナ制圧タスクフォース」発足-新型コロナウイルス感染症の遺伝学的知見に基づいたCOVID-19粘膜免疫ワクチンの研究開発を促進-(慶應義塾大学)

詳細は「人と情報の交流掲示板 #COVID-19」よりご覧ください。

LINK-J会員の皆様より情報提供を募集いたします。専用フォームよりご投稿ください。

6. その他

  • 感染状況
    日々報道等を通じて新規感染者や累計感染者数が発表されています。感染症対策の最終的評価は、感染者数ではなく死亡率に基づきなされるべきものですが、現在進行中の感染爆発が収束に向かいつつあるのかどうかを知る上で感染者数のデータは参考になります。
    Trajectory of COVID-19 Confirmed Cases

    このリンクは、個人の方がJohns Hopkins大学のデータに基づき更新しているもので、各国の感染拡大の状況を示しています。新型コロナウイルスの検査の方針や診断基準により単純な国際比較は困難ですが、直線で表示される指数関数的な増大の後、感染制御が成功すると急激に新規感染者数が減少することを視覚的に表現しています。

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