イベントレポート

「大学発創薬ベンチャー スタートアップ・ガイド」(AMED)の活用と実際 ~適切な創薬ベンチャーの設立ステップ~を開催(8/19)

2026年8月19日(水)、「大学発創薬ベンチャー スタートアップ・ガイド」(AMED)の活用と実際 ~適切な創薬ベンチャーの設立ステップ~を開催しました。(主催:一般社団法人 LINK-J)

本イベントでは、日本医療研究開発機構(AMED)が公開する「大学発創薬ベンチャー スタートアップ・ガイド」を題材に、創薬シーズの事業化に向けた実践的な考え方や、大学発スタートアップ設立時に直面する課題について、多様な立場の専門家が講演を行いました。研究成果を社会実装につなげるために必要な視点として、投資家との対話、知的財産戦略、大学とのライセンス契約、チーム組成など、創薬ベンチャー創出に関わる重要な論点が共有されました。

講演① 「『大学発創薬ベンチャー スタートアップ・ガイド』の背景と位置づけ」

(AMED創薬エコシステム推進事業部 調査役/TMI総合法律事務所 パートナー弁護士 上﨑 貴史 氏)


AMEDが「大学発創薬ベンチャー スタートアップ・ガイド」を策定した背景と、その役割について解説されました。

講演② 「現状の課題をふまえたスタートアップガイドの有効性」(Ehrlich Partners合同会社 代表社員 大学発医療系スタートアップ支援プログラムPO 島﨑 誠 氏)


創薬分野を取り巻く国内外の環境変化を踏まえ、大学発創薬スタートアップの重要性について解説されました。

講演③ 「アカデミアから見た創薬シーズの実用化と産学連携の実務・課題」(東北大学病院 臨床研究推進センター 特任教授・知財部門長 国立循環器病研究センター 理事長特命補佐 浅野 滋啓 氏)


長年にわたり企業およびアカデミアで知財・技術移転業務に携わってきた経験をもとに、創薬シーズを社会実装につなげる際に重要となる知的財産戦略や産学連携の実務についてご講演いただきました。

講演④ 「投資家からみた大学発創薬ベンチャー・スタートアップガイド」(AN Venture Partners 二見 隆志 氏)


ガイドブックで示される6つのステップを投資家の視点から読み解きながら、研究成果を事業へと発展させる際に求められる考え方について解説しました。研究者自身がどのような形で社会実装に関与したいのかを明確にすることの重要性や、創薬コンセプト構築の段階から将来の事業化を見据える必要性について言及されました。
 

パネルディスカッション 「これからの創薬ベンチャー・クリエイション」


会場のみの開催により、登壇者同士がより率直な意見交換を行える場となりました。大学発創薬ベンチャーの創出や事業化における実務上の課題、投資家・アカデミア・支援機関それぞれの立場から見た論点などについて議論が交わされ、講演では触れきれなかった視点や経験が共有されました。 
 

ネットワーキングの様子


参加者の皆様からは、創薬ベンチャー設立に必要な知財戦略、資金調達、チーム形成などを体系的に学べたことへの評価が多く寄せられました。特に、アカデミア、知財、投資家それぞれの立場からの実践的な講演について、「分かりやすく参考になった」「ガイドの意図や活用方法が理解できた」との声が多数寄せられ、本テーマへの関心の高さがうかがえる結果となりました。

本イベントでは、研究成果を患者へ届けるための創薬ベンチャー設立プロセスについて、制度設計、投資、知財、産学連携という多角的な視点から議論が行われました。講演を通じて、大学発創薬ベンチャーの創出には研究力だけでなく、多様な専門家との連携や適切な事業設計が不可欠であることが改めて共有されました。
今後もLINK-Jでは、ライフサイエンス分野におけるイノベーション創出と事業化を支援する取り組みを推進してまいります。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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