<軽井沢町長と、3rd season参加者の集合写真>
2025年3月14日(金)~16日(日)にかけて、GifTs主催の「軽井沢地域活性化プロジェクト」の現地活動(Day2~Day4)を軽井沢町にて実施しました。現地活動では地域の方の声を聞きつつ、学生と社会人が協働し、地域課題の解決策を提案しました。
約1か月にわたるオンラインでの事前調査やチームづくりを経て、学生と社会人が軽井沢に集合し、現地でのフィールドワークやヒアリングを実施しました。学生は柔軟な発想や行動力を、社会人は経験に裏打ちされた論理的思考を発揮し、互いに実践的なフィードバックを行いました。多様な背景を持つメンバーによる協働は、新たな価値を生み出すとともに、参加者一人ひとりの成長やキャリアを見つめ直す機会となりました。また、社会人にとっては自らの固定観念を見直す「アンラーン」のきっかけともなり、学生・社会人双方から高い満足度が得られました。
軽井沢地域活性化プロジェクトとは
本プロジェクトは、GifTs(Glocal Innovator & Future Talent society、通称ギフト)が提供する、学生と社会人が協働しながら地域課題の解決に取り組む計5日間の実践型プログラムです。3rd seasonは、プログラム参加者51名が4つのテーマ(インバウンド、ヘルスケア、農業、新テーマ)計7チームに分かれ、軽井沢地域の課題解決を提案しました。Day1では講演やワークショップが開かれ、Day1のキックオフから軽井沢に行くまでの期間においても、各チームごとにオフライン・オンラインでの準備を進めました。Day1の詳細は、プレスリリースをご覧ください。プログラム詳細はGifTs公式ホームページでも紹介しています。
現地活動(Day2~4):3rd seasonにして、ついに軽井沢町長との対話が実現
各チームは事前調査をもとに、軽井沢町で街頭調査や追加のリサーチを行いました。特に、インバウンドチームは軽井沢プリンスホテル様、農業チームはKaruizawa Gardenfarm様、ヘルスケアチームは診療所と大きな台所があるところ ほっちのロッヂ(以下、ほっちのロッヂ、運営は医療法人社団オレンジ)様を訪問し、見学とともにヒアリング調査をさせていただきました。この他にも、多くの方々にご協力をいただきながら、参加者は軽井沢への理解を深めました。また、Day3には軽井沢町長の土屋 三千夫様による講演が行われました。土屋町長は、軽井沢のブランド戦略や持続可能な地域づくりについて講演いただき、参加者はディスカッションを通じて地域の現状理解を深めました。
<現地活動:Fチーム(農業)の追加リサーチの様子。(柳沢農園のハーブ園)>
<軽井沢町長の講演時の様子>
最終発表
Day4ではピッチコンテストを開催し、ゲスト審査員(軽井沢プリンスホテル様、Karuizawa Gardenfarm代表取締役社長・横地様、ほっちのロッヂ共同代表・藤岡様、株式会社 日本農業・奥山様)による最優秀賞・グローカル賞、また参加者全員による投票でオーディエンス賞を決定しました。
🏆 最優秀賞:Dチーム(ヘルスケア)
テーマ:「後悔させたくない・押し付けたくない 健康診断を贈るアプリ『GIFT』」
🏆 グローカル賞:Fチーム(農業)
テーマ:「FarmLink ~軽井沢の人手不足解消プラットフォーム~」
🏆 オーディエンス賞:Dチーム(ヘルスケア)、Gチーム(新テーマ)
Gチームテーマ:「Z世代インバウンドをリアルGeoGuessrで呼び込む」
アンケート結果:NPSが多くの項目で50以上と高評価
本プログラム参加者51名(学生参加者35名、社会人参加者16名)からのアンケート結果では、NPS(ネットプロモータースコア、0から10の11段階の評価に基づき-100から100の間で算出)が多くの項目で50以上と高評価を記録しました。特に、最終発表では全力を出し切ることができ、参加者同士での信頼関係の構築に繋がったことが確認できました。
また、本プログラム参加費用(社会人参加者:6万円、参加学生は2~4万円)に見合った高い満足度が得られており、多くの参加者が周囲に本プログラムを勧めたいと考えていることがわかりました。
参加者の声:「ここでしか得られない経験」
学生からは「地元の方と対話し、観光では見えない軽井沢のリアルを学べた」「志の高い仲間と出会い、視野が広がった」との声が寄せられました。また、社会人からは「若者の柔軟な発想に刺激を受けた」「地域の未来を共に考える貴重な機会」との声も寄せられました。世代や立場を超えて学び合う本プログラムは、「お金を払ってでも参加する価値がある」と高く評価されています。
今後の展望
今後、4月26日(土)に予定されているDay5では、各チームが最終発表で受けたフィードバックを踏まえ、活動の振り返りを行います。
GifTsの活動や本プロジェクトの詳細は、GifTs公式ホームページをご覧ください。また、本プログラムにご関心をお持ちの方々やご支援を希望される企業様、大学関係者の方々は、下記のメールアドレスへお問い合わせください。
karuizawa.internship@gmail.com
編集担当:榊実礼(GifTs・デジタル広報・学生リーダー)
お問い合わせ先
一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会
info@hc-innovation-association.org