軽井沢地域活性化プロジェクト3rd seasonのキックオフイベント(Day1)を、2025年2月8日に中外製薬の本社で実施しました。本プロジェクトは、1st seasonと2nd seasonの経験を活かし、3rd seasonではさらに充実したプログラムを作り上げました。その結果、多様かつ個性あふれるメンバーを迎える事ができ、学生と社会人が協働しながら、地域課題の解決に向けた実践的な取り組みを進めています。
軽井沢地域活性化プロジェクト3rd seasonについて
本プロジェクトは、GifTs(Glocal Innovator & Future Talent society、通称ギフト)が提供する、学生と社会人が協働しながら地域課題の解決に取り組む実践型プログラムです。3rd seasonはプログラム参加者51名が4テーマ(インバウンド、ヘルスケア、農業、新テーマ)計7チームに分かれ、軽井沢地域の課題解決提案を行います。プログラム詳細は>GifTs公式ホームページでも紹介しています。過去の2nd seasonはプレスリリースをご確認ください。
参加者について
3rd seasonは、約2倍の選考倍率を突破した26名の多様な学生(東京大学、中央大学、横浜国立大学、東京科学大学、慶應義塾大学、マサチューセッツ大学等)と、運営を担う再参加学生9名の合計35名の大学生、そして多様な業界(鉄道、金融、IT、製薬など)から集まった社会人16名(MBA保有者6名、初参加5名)の総勢51名が、GifTsが大切にしているフェアでフラットな関係を築きながら、実践的な学びを深めていきます。
Day1について
Day1では、オープニングに続き、会場を提供していただいた中外製薬様の会社紹介を実施後、1st seasonから本プロジェクトにご協力いただいている北田様(中央大学キャリアセンター)によるご挨拶を頂きました。その後「WillとCanを活かしたチーム作り」「有田の例に学ぶ地域活性化のカギ」などの社会人参加者も対象にした貴重な講演や、初参加学生を対象にした「Beの肩書ワークショップ」といった実践的なワークショップが展開され、参加者はチームビルディングやキャリアデザインを深く学びました。
中央大学キャリアセンター 北田様
基調講演について
「WillとCanで協働するチームを作る」岩井慶太郎様(Share Style BBQ代表)
岩井様の講演では、「Will(やりたいこと)」と「Can(できること)」の重要性について学ぶ貴重な機会となりました。ご自身が主催されるBBQイベントでの経験を交えた分かりやすい解説と具体的なワークを通じて、参加者は自らのWillとCanを見つめ直し、相互理解を深める実践的な手法を体験しました。
参加者からは、「Willを明確に伝えることで周囲からのサポートを得やすくなることや、CanとWillを掛け合わせることでチーム全体の成長につながる点が印象的だった」という声が寄せられました。また、「この学びを活かし、軽井沢での活動や本業において、より効果的なチームビルディングと個々の成長を促進していきたい」といった意欲的な意見も多く聞かれ、学びを実践へとつなげる前向きな姿勢がうかがえました。
「有田の例に学ぶ地域活性化のカギ」熊澤慎太郎様(昭和女子大学現代ビジネス研究所)
熊澤様からは、有田焼で有名な佐賀県有田町を事例に、地域活性化の成功要因について講演いただきました。ご自身の体験から、行政との付き合い方や、地元の方々との関わり方についてお話しいただきました。
参加者からは、「よそ者として地域に信頼を得るプロセスや、課題を理解するための実体験が特に印象的だった」との声が寄せられました。また、「具体的な事例と実践的なアプローチが、軽井沢での地域活性化に役立つ示唆を与えた」といった意見も多く、今後の活動への意欲が高まる講演となりました。
グループワークについて
参加者はチームに分かれ、地域活性化に向けたアイデアを議論しました。活発な意見交換を経て、各チームの今後の方向性が明確になり、軽井沢でのDay2~4の活動へとつながる検討の場となりました。その後、2nd seasonの参加学生が経験を共有し、具体的なプロジェクトのイメージやプロジェクト終了後も継続している活動を共有しました。最後は、懇親会を通じて、チームの枠を越えた参加者同士の交流を深めました。
LinkedInの紹介
GifTs渉外集客チーム学生リーダーの伊藤七葉より、LinkedInの活用について紹介がありました。GifTsでは、学生メンバーが主体となってLinkedInの積極的な活用を推進しており、運営メンバーや3rd Seasonの参加者の中には、LinkedIn Student Club Japan 3期生として活動する学生もいます。
LinkedInは、世界で11億人以上が利用するビジネス特化型SNSで、職歴やスキルを活用した人脈形成やキャリア構築に役立つプラットフォームです。グローバルでは広く普及している一方、日本ではまだ発展途上の段階にあります。こうした状況を踏まえ、GifTsでは公式アカウントを通じた情報発信を強化し、学生のキャリア支援やネットワークの拡大に貢献していく予定です。
GifTsのLinkedIn活用についての詳細は、こちらのプレスリリースもあわせてご覧ください。
参加者の声
Day1終了後のアンケートでは、「Day1を通して、本プロジェクトに対するモチベーションが高まったか?」という質問に対して、参加者の90%以上から10点満点中8点以上の回答を得られました。
本プロジェクトは、学生だけでなく、参加した社会人にとっても学びの多いデザインとなっているとコメントが寄せられました。多様な業界から集まった社会人は、自身の経験を活かしながらも、異なる視点や新しい知識に触れることで、新たな発見やスキルアップを実現しています。学生との協働を通じて、フラットな関係性の中でリーダーシップやコミュニケーションスキルを磨く機会が豊富に用意されており、社会人にとっても自己成長を促すプログラムになっています。
今後の展開
今後、Day2~4(2025年3月14日から3月16日)では軽井沢プリンスホテルに滞在し、現地在住の方を対象としたインタビューや、軽井沢の魅力や課題に関する実地調査を踏まえて、最終日に課題解決提案の発表を行います。Day1のキックオフから軽井沢に行くまでの期間においても、「Day1.5」と称し、各チームごとにオフライン・オンラインで準備を進めています。多様なバックグラウンドを持つメンバーが本格的に活動を始めることで、実行につながる課題解決策の提案が期待されます。
GifTsの活動や本プロジェクトの詳細は、GifTs公式ホームページをご覧ください。また、本プログラムにご関心をお持ちの方々やご支援を希望される企業様、大学関係者の方々は、下記のメールアドレスへお問い合わせください。
karuizawa.internship@gmail.com
編集担当:榊実礼(GifTs・デジタル広報・学生リーダー)、山口智史(GifTs・ R&D・学生リーダー)
お問い合わせ先
一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会
info@hc-innovation-association.org