細胞外小胞(extracellular vesicles: EVs)は、私たちの体内で多様な役割を担っていることが次々と明らかになってきました。こうした機能を明らかにするには、EVsに特化した解析技術が不可欠です。
EVsは、超遠心法を用いた分離技術によっておよそ40年前に発見されましたが、当初は研究対象として広く注目されていたわけではありません。その後、EV研究が本格的に注目されるようになったのはここ15年ほどで、その間に多くの解析技術が開発され、応用範囲も大きく広がってきました。
その中でも、フローサイトメーター(flow cytometer: FCM)は、EVsの一粒子ずつを個別に解析できる数少ないツールの一つとして注目されており、その進化は今なお続いています。EVsとFCMの親和性は高く、その理由として、EVsが細胞と同様に多様な分子群から構成されていること、また一つひとつのEVに個性があることが挙げられます。
FCMを用いることで、個々のEVについて分子マーカーやサイズなどの情報を高速かつ大量に取得できるため、基礎研究に加えて、バイオマーカー探索や製品の品質管理など、医療・産業分野での活用も期待されています。
本セミナーでは、EV研究におけるFCMの特徴や活用法、そして現在どこまで解析が可能なのかについて、これから研究を始めたい方にも分かりやすくご紹介します。
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登壇者
吉岡 祐亮 先生
東京医科大学 医学総合研究所 分子細胞治療研究部門
参加費
無料
主催
ベックマン・コールター株式会社
お問い合わせ先
ベックマン・コールター株式会社
0120-566-730