認知症やがんのように加齢に伴い発症リスクが高まる疾患の治療は、高齢化が進むわが国において重要な社会的課題です。特にアルツハイマー病などの神経変性疾患は、疾患機序が複雑であり、病気の進行も緩徐なことから、創薬においてもさまざまな困難が伴います。近年、レカネマブなどの抗体医薬品が登場し、病気の進行を遅らせることは可能になってきましたが、根治をも視野に入れた新しい治療法への期待は依然として高まっています。
本シンポジウムでは、神経変性疾患に対して先端的なアプローチで研究に取り組まれている先生方にご登壇いただき、次世代医薬品の創出につながる研究成果をご紹介いただきます。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
日時: 2025年7月15日(火)13:30-17:20
ライフサイエンスハブウエスト(大阪府大阪市中央区備後町4‐1‐3 御堂筋三井ビルディング4階)/オンライン配信(Zoomウェビナー)
(外部サイトが開きます)
申込締切
プログラム

13:30~13:40
開会挨拶 「シンポジウムキーノート」
大阪公立大学大学院農学研究科 教授/創薬科学研究所 所長 乾 隆

13:40~14:15
講演1 「iPS細胞由来血液脳関門モデルを用いた神経疾患の病態解明と創薬へのアプローチ」
山口大学大学院医学系研究科臨床神経学講座 助教 西原 秀昭

14:15~14:50
講演2 「混合病理の相互作用から探る認知症の新たな理解」
大阪公立大学大学院医学研究科健康長寿医科学講座病因診断科学 講師 上村 麻衣子

15:00~15:35
講演3 「神経変性疾患の治療法とバイオマーカーの開発」
近畿大学ライフサイエンス研究所 准教授 武内 敏秀

15:35~16:10
講演4 「脳から腸までの多角的解析による神経変性疾患治療標的の探索」
大阪公立大学大学院医学研究科ゲノム免疫学 助教 植松 未帆
16:10~16:30
全体質疑応答

16:30~16:35
閉会挨拶
大阪公立大学 理事・副学長/産学官民共創推進本部長 重松 孝昌
16:40~17:20
ポスターセッション(会場のみ)
大阪公立大学の創薬シーズをポスターにて紹介します。関連研究者も多数参加予定です。
対象者
どなたでも
参加費
無料
定員
会場参加:先着70名 ※ご参加には事前申し込みが必要です。
主催
主催:大阪公立大学 研究推進機構 協創研究センター 創薬科学研究所
後援(予定):大阪府、日本製薬工業協会、一般社団法人日本臨床検査薬協会、一般社団法人日本医療機器産業連合会、一般財団法人バイオインダストリー協会
お問い合わせ先
大阪公立大学 URAセンター
TEL:072-254-9128 FAX:072-254-7475
E-mail:gr-knky-uracenter_n[at]omu.ac.jp ※[at]を@に変更してください
本件担当:池田 雅彦