患者由来腫瘍移植(PDX)モデルは、生体内における腫瘍の特徴を維持しているため、臨床効果の予測に有用なモデルの一つとして注目されています。福島県立医科大学では、東日本大震災の復興プロジェクトの一つである「福島医薬品関連産業支援拠点化事業」の一環として、希少な患者由来腫瘍組織を長期保存・再利用可能な形に加工した269系統の腫瘍組織(「F-PDX」と言います)を樹立しました。本発表では、PDXモデルの基本的な概念を解説するとともに、血液がんである造血器腫瘍のF-PDXマウスモデルを用いた抗体医薬品の薬効評価に関する最新知見について詳しくご紹介します。
本領域にご関心をお持ちの皆様には、ぜひご参加いただけますと幸いです。
登壇者
土橋 悠(福島医大TR機構 研究開発第2部 主任/博士(応用生命科学))
参加費
無料
定員
※先着順で定員になり次第締め切ります。
主催
一般財団法人福島医大トランスレーショナルリサーチ機構
お問い合わせ先
tlo@ftrf.jp