金沢大学先端科学・社会共創推進機構は「アカデミア研究の社会実装化セミナー」を開催しています。
医薬品、医療機器開発コストの上昇、開発期間の冗長化によって企業における開発能力が低下し、社会問題となっています。この問題の解決策の一つとしてアカデミアの研究力の活用が注目されています。すでに、 海外、特に米国ではアカデミアやベンチャー企業を起源とする新薬は半数以上を占め、基礎研究の成果を新薬開発に活かすシステムが構築されていますが、国内では未整備の状況です。アカデミアシーズの有効活用について、アカデミアと企業の両方の立場から検討し、企業連携を効率的に図ることができる体制をアカデミア内に構築する必要があります。この観点に立ち、研究成果を社会導出できる研究者を育成するために、医薬品、医療機器企業などから講師を派遣していただき、一連のセミナーを開催しています。
【日時】2025年9月9日(火) 18:00~19:30
【開催場所】日本橋ライフサイエンスビル9階 (ZOOMハイブリッド開催)
【参加方法】申込み制
【演題】中外製薬におけるDX推進とリアルワールドデータ活用
【講師】中外製薬株式会社
デジタル戦略企画部 関沢太郎先生、バイオメトリクス部 大塚渉先生
【講演内容】
ヘルスケア産業におけるDXの動きが加速する中、中外製薬では「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を掲げDXを推進している。
本講演では、AIを始めとする取り組みを具体的に紹介するとともに、RWD(Real World Data)の利活用に関する事例や現状の課題感、目指す未来について深堀する。
参加費
無料
主催
金沢大学先端科学・社会共創推進機構
お問い合わせ先
金沢大学先端科学・社会共創推進機構 樋口明弘
ahiguchi@staff.kanazawa-u.ac.jp