WET&DRYベストプラクティスセミナーは、技術テーマに関する実験からデータ解析までの一連の技術をお伝えするイベントです。注目されている技術について、新規導入や製品を比較検討するために、効率よく情報収集されたいみなさまに概況やエッセンスをお伝えしていきます。
タカラバイオ社より2025年から提供が開始された、空間的遺伝子発現解析プラットフォーム「Trekker™」は、既存のシングルセルRNA-seqのデータに細胞の空間情報を付与したデータを取得できる技術です。そのため、シングルセルRNA-seqと同じクオリティで全遺伝子を対象とした解析を、生物種を問わず適用することが可能となります。
そのためTrekker™の空間情報と遺伝子間の未知の関係を推定可能なベイジアンネットワーク解析の組み合わせは、遺伝子間の関係性を高精度に推定できる点で非常に有効です。このアプローチは、疾患の機序解明や創薬マーカー探索を大きく前進させるものと期待されます。
本セミナーではTrekker™を用いた解析の具体的なノウハウやポイントを中心に解説いたします。
質問時間を設けますので、実験からデータ解析まで幅広い情報を収集いただく機会としてご活用ください。
■配信方法:Zoomウェビナー
※前日および開催1時間前に参加用URLをお知らせいたします。
■申込締切:2025年10月1日(水) 12:00
プログラム
時刻 | プログラム |
17:00~17:01 | 開会のご挨拶 |
17:01~17:20 | Trekker™入門:シングルセルデータを空間データに変換する新技術 タカラバイオ株式会社 浅井 雄一郎 昨今、注目されている空間トランスクリプトーム解析ですが、従来のシングルセルRNA-Seqデータと比べると、細胞当たりの検出遺伝子数が少ない、セルセグメンテーションに頼らざるを得ない、ATAC-Seqやレパトアと組み合わせて解析できない、など、シングルセルRNA-Seqとのギャップを感じることはないでしょうか?シングルセルデータをそのまま空間情報にコンバートする革新的技術Trekker™についてご紹介します。 |
17:20~17:50 | 空間シングルセルデータを活かした創薬マーカー探索の戦略 アメリエフ株式会社 露崎 隼 空間シングルセルデータを用いた、細胞種アノテーションや空間構造の可視化など基本的な解析手法に加え、創薬マーカーを探索するアプローチをご紹介します。特に、遺伝子間の因果関係を推定するベイジアンネットワーク解析を効果的に活用するためのストラテジーについても取り上げ、空間情報を活かす具体的な解析手法をご提案します。 |
17:50~18:00 | 質疑応答、閉会のご挨拶 |
参加費
無料
定員
500名
主催
タカラバイオ株式会社・アメリエフ株式会社
お問い合わせ先
E-mail: publicity@amelieff.jp