最新研究事例セミナーは、第一線で活躍する研究者をお招きし、生命科学・医療分野の研究事例についてご講演いただくイベントです。研究や技術に携わる参加者のみなさまの日々の研究のヒントになるような内容を講演を通してお伝えしていきます。
本セミナーでは、京都大学がん免疫総合研究センターの塚本博丈特定准教授より、シングルセル解析技術を用いて免疫療法に伴う免疫関連有害事象(irAE)の発症機序の解析をいかに進めることができたか、という観点で最新の研究成果を紹介します。続いて10x Genomicsのグローバル認証プロバイダーであるGENEWIZ(アゼンタ株式会社)より、シングルセル遺伝子発現Flexのサンプル調製など実験上の要点や注意点を中心に解説します。最後にアメリエフより、シングルセル解析のデータ解析について紹介します。質問時間を設けますので、実験からデータ解析まで幅広い情報を収集いただく機会としてご活用ください。
申込締切
2025年7月18日(金)12:00
■配信方法:Zoomウェビナー
※前日および開催1時間前に参加用URLをお知らせいたします。
プログラム
時刻 | プログラム |
17:00~17:05 | 開会のご挨拶 |
17:05~17:30 | シングルセル遺伝子発現解析を用いたirAE発症メカニズムの解析 京都大学 がん免疫総合研究センター 塚本博丈特定准教授 がん免疫療法に伴う有害事象の発症機序解明は喫緊の課題であり、これに対して我々は動物実験モデルおよび臨床検体を用いた解明を試みている。その過程において、シングルセル遺伝子発現解析を活用した検討の結果を紹介する。 |
17:30~17:40 | シングルセル遺伝子発現Flex でできることと、そのサンプル調製方法 GENEWIZ(アゼンタ株式会社) 秋山康一 固定化細胞からの解析を実現するシングルセル遺伝子発現Flexがバージョンアップし、従来よりも感度が向上、しかも細胞当たりの解析コストも大きくダウンしました。より多数の細胞でより詳細な遺伝子発現プロファイルを取得できるようになりました。このセッションでは、研究デザインや研究対象のサンプルタイプにあわせて、どのようなサンプル準備が必要になるか、をご説明します。 |
17:40~17:50 | 重要遺伝子の特定を目的としたシングルセルデータ解析方法の紹介 アメリエフ株式会社 代表取締役社長 山口 昌雄 シングルセル解析の実例をもとに、基本的な前処理から応用的な因子探索までの解析フローをご紹介します。特に、複数データの統合や細胞種アノテーションの際に注意すべき点を、実践的なノウハウを交えて解説します。さらに、データドリブンなマーカー探索のアプローチとして、ベイジアンネットワークを用いた因果関係推定の手法についても触れ、高次解析の実施例をご説明します。 |
17:50~18:00 | 質疑応答、閉会のご挨拶 |
参加費
無料
定員
300名
主催
アメリエフ株式会社
お問い合わせ先
E-mail: publicity@amelieff.jp