中枢神経再生の研究を促し、脊髄損傷の治療とケアの改善するために、脊髄損傷者らが集まって「日本せきずい基金」を設立したのが、ちょうど20年前でした。シンポジウム「Walk Again」は、脊損当事者、医療・福祉・介護の従事者など、さまざまな立場の人がともに神経再生医療の最前線を知る場として、当基金の設立当初から毎年開催してきたものです。ここのたび、2019年10月に台風で中止となったWalk Again 2019を、少し形を変えて開く運びとなりました。
いま、幹細胞移植や神経栄養因子の研究が進み、脊髄損傷者にも回復への道が拓かれつつあります。今回は、iPS細胞由来神経前駆細胞移植、HGF(肝細胞増殖因子)、幹細胞移植後の神経再生リハビリテーションに取り組む研究者らの講演、それに続いて脊髄損傷の臨床最前線にいる医師を招いてのパネルディスカッションをおこないます。参加者からの質問にパネラーの先生方がお答えするコーナーも設け、インタラクティブな学びの時間を提供します。
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日時: 2020年2月22日(土)13:00-16:30
会場:
日本橋ライフサイエンスハブ
プログラム
時間 | 内容 |
12:00 | 開場 |
13:00 | 開会 |
13:05 | 講演1 中村雅也(慶應義塾大学医学部 整形外科学教室教授) 「いよいよ始まる脊髄再生医療の現状と展望」 |
14:05 | 講演2 安達貴一(クリングルファーマ株式会社 代表取締役社長) 「肝細胞増殖因子(HGF)による脊髄損傷急性期治療薬の開発」 |
14:35 | 休憩(15分間) |
14:50 | 講演3 中村 健(横浜市立大学大学院医学研究科 リハビリテーション科学教室主任教授) 「脊髄再生医療に求められるリハビリテーション治療戦略」 |
15:20 | ビデオメッセージ 山中伸弥(京都大学iPS細胞研究所所長) 「脊髄損傷の再生医療に向けて」 |
15:30 | パネルディスカッション、Q&A 座長:中村雅也 パネラー:安達喜一、中村健、谷戸祥之(村山医療センター副院長) 大濱眞(日本せきずい基金理事長)、安藤朱美(同副理事長) |
16:25 | 閉会あいさつ |
16:30 | 終了 |
参加費
無料
定員
250名
主催
主催:特定非営利活動法人日本せきずい基金
お問い合わせ先
日本せきずい基金 事務局 jscf@jscf.org