東北大学オープンイノベーション戦略機構では、創発のための企業と大学の交流の場として「東北大学 Networking Evening」を開催しています。
今回は、「リチウムイオン内包フラーレンを用いた高感度・高選択性分子センサー」の発表を企画しました。人の呼気中の揮発性有機化合物は各種疾患の非侵襲性バイオマーカーとして期待されます。しかし、実用に足りる定性的・定量的検出法は確立されていないと言えます。
本研究で開発した分子センサーは強力な電子吸引力を持つリチウムイオン内包フラーレンと色素から成る超分子表面でターゲット分子の酸化還元反応により発生した光電流を直接測定します。そのため、定量性に優れ、原理的にはppt(1兆分の1)オーダーでの検出が可能です。さらに、検出対象分子のエネルギー準位に合わせて超分子に用いる色素を変えることによって高選択性が実現できました。
当日は本分子センサーの医療用途への可能性も紹介します。(共同開発:イデア・インターナショナル株式会社)
応募締め切り:2021年9月10日正午12時まで
プログラム
16:15-17:15
はじめに:松尾良夫(東北大学オープンイノベーション戦略機構 特任教授)
発表:權 垠相(東北大学大学院理学研究科 巨大分子解析研究センター 准教授)
質疑応答・意見交換:演者、参加者
参加費
無料
定員
100名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承ください。
主催
お問い合わせ先
担当: 谷津、谷口、松尾
Email: oi-event@grp.tohoku.ac.jp