株式会社AutoPhagyGO 代表取締役社長
石堂 美和子 先生の講演をお送りします。
「細胞を若返らせる素材を求めて:オートファジー活性評価とその活用方法」
= 要 旨 =
オートファジーとは、すべての細胞に備わっている分解機構であり、細胞内成分などを回収・分解し、その結果得られる分解物をリサイクルすることで細胞を正常な状態に維持するメカニズムである。オートファジーは、あらゆる生命現象に深く関わっており、健康的な生活を送る上で欠かせないものである。このオートファジーの活性は、加齢と共に低下する。加齢に伴うオートファジー活性の低下を抑えることで、健康長寿が実現できるというエビデンスは、多くの動物試験で検証ずみである。オートファジー活性維持に着目したエイジング対策は、これまでにない新しいアプローチであり、根本的なアンチエイジング手法となり得る。
株式会社AutoPhagyGO(APGO)では、培養細胞を用いてオートファジー活性を指標とした素材スクリーニングを行っている。本セミナーでは、APGOで実施しているオートファジー活性評価手法(tfLC3アッセイ)及び、その実用例について紹介する。更に、現在一般社団法人日本オートファジーコンソーシアムで行われている、「食品に使用する原料および成分を対象としたオートファジー表示ガイドライン」策定プロジェクトについても紹介する。
講演の最後に質疑応答の時間がございますが、時間の関係上全ての質問にお答えできない場合もございますので、予めご了承ください。
参加費
無料
定員
300名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承ください。