近年、カテーテルや人工関節などの医療機器において、生体分子と接触する固体材料表面を制御することにより感染予防や血栓予防などの高付加価値を付与する技術が、バイオマテリアル界面制御として注目されています。高分子ポリマーによる薄膜や多層構造の加工技術や、表面の凹凸加工技術などが応用されており、細胞とマテリアルの相互作用のメカニズムを解明するバイオマテリアル界面科学が医工連携の重要なテーマとなっています。
今後さらなる異分野領域の研究者の参画による医療革新が期待されており、本シンポジウムにおいては、同分野の最先端の研究者の講演や、大阪大学橋渡し研究支援拠点において採択されている課題の紹介を行うことで、異分野領域の研究者の幅広い参画を促すことを目的としております。
是非、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日時：2024年7月17日（水）13：00-16：10
ライフサイエンスハブウエスト
（大阪府大阪市中央区備後町4-1-3 御堂筋三井ビルディング4階）
※来場参加については、状況により定員に達した場合は、先着順とさせていただきます。
※オンライン（Zoom）にて同時配信
プログラム
13：00-【 開会挨拶 】
宮川 繁
大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 部長
大阪大学橋渡し拠点 拠点長
13：10-【 特別講演 】
座長：名井 陽
大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター センター長
大阪大学橋渡し拠点 拠点統括
・バイオミメティックポリマーの創出、界面特性と医療機器への実装
石原 一彦
大阪大学大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 特任教授
14：00-【 一般講演（前半）】
座長：渡利 彰浩
大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター 特任准教授
・バイオマテリアル界面反応を活用した骨基質配向誘導型デバイスの設計・開発
松垣 あいら
大阪大学大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻 准教授
・医療機器用の表面処理材の開発 − 中間水コンセプトによるバイオ界面制御 −
田中 賢
九州大学 先導物質化学研究所 ソフトマテリアル学際化学分野 教授
15：00-【 一般講演（後半）】
・ ナノスパイクによる感染症対策革命
伊藤 健
関西大学 システム理工学部 機械工学科 教授
・ プラズマ技術を用いた表面修飾による骨形成能を有する人工骨開発
海渡 貴司
大阪ろうさい病院 整形外科 主任部長
大阪大学大学院医学系研究科 器官制御外科学（整形外科） 特任准教授
・ 医療機器開発における薬事戦略
渡利 彰浩
大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター 特任准教授
16：08-【 閉会挨拶 】
井上 隆弘
大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部 未来医療センター 副センター長
▼参加申込みフォーム
参加希望の方は、ご希望の参加方法に合わせて下記申込フォームより、お申し込みください。
●来場参加申し込み（締め切り：7月11日（木））※〆切延長！！
https://forms.office.com/r/4n4BAGPBmy
●オンライン参加申し込み（直前まで申込可能です）
https://zoom.us/webinar/register/WN_rfWL2OAeRD-Wprwt-0sUTg
参加費
無料
定員
※ご参加には事前登録が必要です。 来場参加は定員に達した場合は、先着順とさせていただきます。
主催
主催：大阪大学橋渡し拠点（大阪大学医学部附属病院 未来医療開発部）
協賛：国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）
共催：日本橋渡し研究アライアンス
一般社団法人 ACTjapan
後援：大阪大学 共創機構
大阪大学大学院医学系研究科・医学部附属病院 産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ
大阪大学国際医工情報センター
