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LINK-J、神奈川県とライフサイエンス領域に関するMOU(提携に関する覚書)を締結

~国内外14団体目の連携、イベント共催や情報交換でイノベーション創出力を強化~

日本橋を拠点に、ライフサイエンス領域において人的交流・技術交流を促進し、シーズやアイデアの事業化を支援する、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(本社:東京都中央区日本橋室町、理事長:岡野栄之、以下「LINK-J」)は、科学技術政策に関する独自の取り組みを行ってきた神奈川県と9月18日、ライフサイエンス領域におけるイノベーションを創出することを目的としたMOU(提携に関する覚書)を締結しました。自治体との覚書締結は大阪府に続く4例目、国内外のライフサイエンス団体との連携は14例目となります。

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LINK-J理事/三井不動産取締役常務執行役員 植田俊、神奈川県 副知事 首藤 健治 氏 (写真は神奈川県より提供)

kanagawa.png神奈川県は、1990年に全国に先駆けて科学技術政策大綱を策定し、30年に亘って産学公の連携活動を進めています。近年では「ヘルスケア・ニューフロンティア」を掲げ、科学技術・産業・保健医療を融合した横断的組織として、ヘルスケア・ニューフロンティア推進本部室を設置し、「最先端医療・最新技術の追求」と「未病の改善」という2つのアプローチを通じて、健康寿命の延伸と新たな市場・産業の創出を目指しています。特に、殿町では、最先端医療・最新技術の追求のうち、再生・細胞医療のバリューチェーンを構築するための産業化拠点であるライフイノベーションセンターの整備など、科学技術イノベーション・エコシステムの構築・運営活動を推進しています。

LINK-Jは既に川崎市および横浜市とMOUを締結、LINK-J特別会員である神奈川県立保健福祉大学主催のイベントにLINK-Jが協賛するなど、神奈川県の各自治体や大学との連携を進めてきましたが、その取り組みをさらに深いものへと発展させていくため、今般のMOU締結に至りました。これにより、今後5年間にわたり①活動、イベント、プログラム等における共催、協賛、告知等、②刊行物、資料、情報の交換、③相互の訪問などにおいて協力し合うことで合意しています。

LINK-Jはこれまで、2016年5月にカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)、およびBIOCOM(米国サンディエゴのライフサイエンス団体)、2017年6月にEurobiomed(ユーロバイオメッド、南フランスのライフサイエンス団体)、2017年7月に京都リサーチパーク(全国初の民間運営によるリサーチパーク)、2017年12月にOneNucleus(欧州最大規模のライフサイエンス団体)、2018年2月に公益財団法人先端医療振興財団(現、神戸医療産業都市推進機構)、2018年4月に慶應義塾大学先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)、2018年6月に英国のライフサイエンス産業化推進団体MedCity、2018年8月には川崎市、2019年6月にはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、2019年8月には横浜市、2020年7月にはOxford University Innovation(OUI)、そして2020年9月には大阪府とライフサイエンス領域におけるイノベーション創出を目的とした提携の覚書を締結しており、今般の神奈川県との提携は14例目となります。国内外のライフサイエンス団体との連携をますます拡大していくことで、ライフサイエンス領域におけるグローバルなハブとしての機能を強化してまいります。

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なお、今般の提携について、神奈川県副知事の首藤 健治 氏は、次のように述べています。「神奈川県では、『ヘルスケア・ニューフロンティア』政策として、ベンチャー企業の創出・育成や再生・細胞医療のバリューチェーンの構築、未病改善のための商品やサービスの普及・拡大等、様々な活動を行ってきました。今般の提携によりLINK-Jとの交流を一層深めることで、ライフサイエンス・イノベーションの創出促進に貢献できることを期待しています」。 また、LINK-J理事の植田俊は、「独自の政策でライフサイエンス産業の発展に取り組む神奈川県との提携に至ったことを、非常に嬉しく思います。LINK-Jと神奈川県の交流を深めることで、知見を共有して相互に高め合うとともに、国内外14団体となった連携先との関わりをより一層深め、ライフサイエンス産業の発展に尽力してまいります」と述べています。

LINK-Jは今後もライフサイエンス・イノベーションの創出を促し、新たな価値の創造に貢献することで、世界のライフサイエンス産業の活性化を促進してまいります。

LINK-J、神奈川県とライフサイエンス領域に関するMOU(提携に関する覚書)を締結
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