EUROIMMUN Japan株式会社は8月8日(金)~9日(土)に幕張メッセで開催される第37回日本神経免疫学会学術集会にてブランチセミナー3を共催します。
「MG診療の最前線:irAEから傍腫瘍神経症候群まで」をテーマに、座長に岐阜大学 大学院医学系研究科 脳神経内科学分野の木村暁夫先生、演者に都立神経病院 脳神経内科の鈴木重明先生をお迎えします。ぜひご参加ください。
日時:2025年 8月9日(土)11 : 00~11 : 50
場所:幕張メッセ 国際会議場 第3会場(2F 中会議室201)
※本セミナーの聴講には第37回日本神経免疫学会学術集会への参加登録が必要です。
※本セミナーは事前予約制ではありません。整理券配布はございませんので直接会場にご来場ください。
※プログラム詳細は学術集会ホームページ(https://jsni37.jp/index.html)をご確認ください。
【セミナー内容】
重症筋無力症(MG)は自己抗体を介する代表的な自己免疫疾患であり,約20%が胸腺腫関連MGである.胸腺腫関連MGは全身の多彩な自己免疫疾患を合併し,傍腫瘍神経症候群の要素を含んでいる.自己免疫の標的分子の85%がアセチルコリン受容体(AChR)であり,従来からゴールドスタンダードであったradioimmunoassayだけでなくELISAによる検査法も普及していくと考えられる.
がん免疫治療の普及に伴い,免疫チェックポイント阻害薬(ICI)による免疫関連有害事象(irAE)として発症するMG(irAE-MG)が話題となっている.最近の研究成果からMGと筋炎の区別が困難な症例も含めると,ICIを使用したがん患者の1%程度でirAE-MGが発症すると推測される.MGは脳神経内科だけでなく,あらゆる診療科で遭遇する可能性がある.MGは脳神経内科医だけが診療する「臓器特異的」自己免疫疾患から,「臓器横断的」自己免疫疾患としての理解が必要となってきた.
神経系irAEはがん専門医にとって管理に苦慮するケースが多く,脳神経内科医の協力が必須である.神経系irAEの症例で傍腫瘍神経症候群に関する自己抗体が検出される場合があり,irAEと傍腫瘍神経症候群の異同についての議論が盛んである.
主催
第37回日本神経免疫学会学術集会 | EUROIMMUN Japan 株式会社
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