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投稿日:2025年08月28日 投稿者:TFBS Bioscience合同会社

TFBS Bioscienceと韓国artiCure、革新的ながん治療薬を開発するため、 ウイルス製造で業務提携

TFBS Bioscience, Inc.(台湾新北市、以下「TFBS」)とartiCure Inc.(大韓民国大田市、以下「artiCure」)は、がんに対する遺伝子治療の韓国における臨床開発の加速を目的とした、レトロウイルスベクターのGMP製造に関する業務提携(以下「本提携」)を締結しました。

TFBSは台湾企業として唯一ウイルスベクターのGMP製造サービスを提供するCDMOです。また、GMP/GLP準拠施設における、製品試験、動物試験、非臨床/臨床試験の検体分析などのCROサービスも展開しており、遺伝子治療薬をはじめとしたバイオ医薬品の開発におけるワンストップサービスを提供しています。

artiCureのレトロウイルスを使用した技術は複数の治療用遺伝子を腫瘍組織全体に高効率かつ安全に送達できることが期待されます。

本提携では、TFBSの持つウイルスベクターの包括的な開発の経験やノウハウと、artiCureの持つレトロウイルスを用いた革新的な遺伝子治療プラットフォームを統合し、がんに対する新たな遺伝子治療薬の開発を目指します。

TFBSのChaiman兼CEOのDr. Thomas Yuanは次のように述べています。

「ウイルスベクターは遺伝子治療薬の核となる要素であり、artiCureとの提携を通じて、レトロウイルスをベースとしたがんに対する遺伝子治療薬開発を推進し、ヘルスケアにおけるイノベーションに貢献できることを光栄に思います。この提携は、当社のGMP製造経験と、韓国の最先端の医薬品開発企業を結び付けるものであり、TFBS Bioscienceにとっても重要なマイルストーンとなります。」

artiCureのCEOのDr. Yeon-Soo Kimは次のように述べています。

「TFBS Bioscienceとの今回の提携は、治療困難ながんを患う方に高度な遺伝子治療を届けるというartiCureの使命を実現するための、大きな一歩となります。TFBSが持つ世界トップクラスのウイルスベクター製造・試験能力は、基礎研究から臨床応用への移行を加速させてくれるでしょう。このような信頼できるパートナーと協力できることを誇りに思うとともに、アジアにおける遺伝子治療イノベーションという成長中のエコシステムに貢献できることを嬉しく思います。」

本提携により、遺伝子治療薬開発の成功を目指すとともに、台湾と韓国の遺伝子治療分野における協力の象徴となることを目指します。

TFBS Bioscience, Inc.について

TFBS Bioscience Inc.(TFBS)は、台湾政府系研究機関である生物技術開発センター(DCB; Development Center for Biotechnologies)からスピンオフした企業で、生物学的試験を提供する台湾初の受託研究機関(CRO)として2016年に設立されました。TFBSは、台湾初となるウイルス製剤のGMP/GCTP製造施設を開所し、研究開発から商用製造のニーズに対応する受託開発製造(CDMO)サービスを提供しています。TFBSは、これまで数々の規制当局への承認申請の実績をもち、ウイルスに特化した製造・品質に関する知識・経験や、最先端の施設・機器により、アデノ随伴ウイルス、レンチウイルス、レトロウイルスなどのウイルスベクターを活用した遺伝子治療薬および細胞治療薬などの再生医療等製品や各種ウイルス製剤の開発・製造のためのワンストップソリューションをお客様に提供しています。詳細についてはwww.tfbsbio.comをご覧ください。

artiCure Inc.について

artiCureは、韓国を拠点とするバイオテクノロジー企業で、従来の癌治療の限界を克服を目指すマルチモーダル遺伝子治療法の開発に専念しています。独自のレトロウイルスベクタープラットフォームは、複数の治療用遺伝子を腫瘍選択的に送達することが可能とし、固形腫瘍に対する相乗効果と全身への毒性の最小化が期待されます。強力なトランスレーショナルリサーチ(基礎研究から臨床応用への橋渡し)のケイパビリティと臨床開発へのコミットメントをもって、artiCureは次世代の癌遺伝子治療のイノベーションを推進しています。詳細は、www.articure.krをご覧ください。

参考資料

お問い合わせ先

【お問い合わせ先】

TFBS Bioscience合同会社

事業開発部長 満尾 裕

service@tfbsbio.com

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