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イベント

金沢新発見!社会実装を目指した最新技術Vol.2 ~金沢大学が拓く未来のがん治療と医薬品開発~

金沢大学は、世界トップレベルの研究を行う7つのフラッグシップ研究所、9つの研究センターをはじめとして、世界最先端の基礎研究・応用研究や産学官連携による実証研究が行われています。LINK-Jは本イベントを通じ、金沢大学の優れた研究環境で生まれる新しい技術、アイデアの社会実装を目指した取り組みを紹介します。

2回目となる今回は『がん治療』をテーマに、学際領域展開ハブ形成プログラム「健康寿命科学(CIMA)」の協力の下、4名の研究者に登壇頂きます。ご発表頂くテーマは下記の通りです。

①肺がんの耐性遺伝子同定と、それを克服する薬剤開発の現状
②トリプルネガティブ乳がんに対するFXYD3を標的とする新たな分子標的薬の開発
③転写因子 PRDM14 を標的としたRNA(siRNA)による治療薬を開発した取り組み
④低分子Magic Bulletと、グローバル展開を目指した現在の試み

「がん治療のアンメットニーズを解決する」そんな思いをもって、金沢大学の持つ最新の創薬・医薬品開発について発表します。いずれも世界に提供できる先端技術です。ネットワーキングの機会もございますので、ぜひ会場にお越し下さい。

CIMAとは、金沢大学がん進展制御研究所、東北大学加齢医学研究所、大阪大学微生物病研究所、慶應義塾大学先端生命科学研究所が集結し、「がん」「老化」「炎症」「代謝」に関する卓越した研究を結びつけ、組織レベルの機動的な連携・協働を拡充することによって、学際研究領域「健康寿命科学」コンソーシアムです。詳細はこちらをご確認下さい。

日時 2025年11月28日(金) 14:30-18:00 (14:15開場、ネットワーキング17:10-18:00 )

会場

日本橋ライフサイエンスビル201大会議室
住所: 東京都中央区日本橋本町2-3-11
■オンライン(Zoom ウェビナー)

参加申込(要事前登録)

(外部サイトが開きます)

申込締切

会場参加申込:2025年11月28日(金)9:00まで
オンライン参加:2025年11月28日(金)17:10まで

プログラム

時間内容
14:15開場
14:30オープニング
LINK-J
高橋 俊一(LINK-J 事務局長)
14:35オープニング
中村 慎一(副学長・理事(研究・社会共創・大学院支援担当))
14:40基調講演「患者にやさしい肺がん治療開発への挑戦」
矢野 聖二(医薬保健研究域医学系 呼吸器内科学 教授)
15:20一般講演1「再発の「種」を断つ—FXYD3を標的とした次世代がん治療へ」
後藤 典子(がん進展制御研究所 教授)
15:50休憩
16:00一般講演2「金沢大学から世界に発信する新しいがん核酸創薬」
谷口 博昭(がん進展制御研究所 教授)
16:30一般講演3「低酸素活性化技術を活用した抗がん剤プロドラッグの開発」 
池田 豊(がん進展制御研究所 特任准教授)
17:00クロージング
鈴木 健之(がん進展制御研究所 所長)
17:10ネットワーキング
18:00閉会

登壇者略歴

 プロフィール
中村 慎一 理事・副学長
東京大学大学院人文科学研究科博士課程を修了:博士(文学)。専門は考古学。2008年金沢大学文学部教授に就任。人間社会研究域附属国際文化資源学研究センター長、教育担当理事、新学術創成研究機構長を経て、2022年に現職の理事(研究・社会共創・大学院支援担当)に就任。現在、先端科学・社会共創推進機構長なども兼務。
矢野 聖二 教授
1990年 徳島大学医学部医学科卒業
1997年 米国テキサス大学MD Anderson Cancer Center留学(~1999年)
2007年 金沢大学がん研究所(現がん進展制御研究所)腫瘍内科教授
2017年 金沢大学WPI ナノ生命科学研究所主任研究者(併任)
2021年 金沢大学医薬保健研究域医学系呼吸器内科学教授(現職)
専門は呼吸器内科学、臨床腫瘍学で肺がんの薬剤耐性の克服を目指した臨床や研究を行っている。
後藤 典子 教授
1989年金沢大学医学部卒業、医師免許取得、2003年東京大学大学院・博士課程修了・医学博士、東京大学医科学研究所助手、1998-2001年ニューヨーク大学医学部Visiting scientist、東京大学医科学研究所講師、准教授を経て、2007年東京大学医科学研究所・独立准教授、2013年より現職
金沢大学がん進展研究所で乳がんの転移・再発を制御する分子標的の探索を行っています。治療抵抗性のがん幹細胞(DTP)を同定し、その特異分子FXYD3が活性酸素を吸収して細胞を保護し、再発を誘発することを発見しました。本分子は抗体薬物複合体(ADC)、核酸医薬、低分子阻害剤など多様な創薬展開が可能です。製薬企業との共同研究により、新規分子標的治療の実用化を目指します。
谷口 博昭 教授
2001年3月 札幌医科大学 医学部 医学科 卒業
2001年5月 同大学附属病院 臨床研修医 (内科学第一講座)
2006年3月 同大学 大学院 医学研究科 博士課程修了(博士(医学))
2006年4月 スペイン国立がん研究センター(Madrid)がん分子病理部門
2009年4月 札幌医科大学 医学部 腫瘍診療センター 特任助教
2011年7月 東京大学医科学研究所 抗体ワクチン治療寄付研究部門 特任助教
2012年8月 同部門・特任准教授
2015年5月 同研究所附属病院 抗体ワクチンセンター 特任准教授
2018年11月 慶應義塾大学病院 腫瘍センター (兼)臨床研究推進センター特任准教授
2024年8月~ 金沢大学がん進展制御研究所 教授
2024年9月~ (兼) 同大学附属病院 腫瘍内科長・がんセンター長
2025年4月~ (兼) 同大学附属病院 がんゲノム医療センター長
 
池田 豊 特任准教授
博士号習得後、バイオベンチャーにて医薬品及び化粧品の開発を行った。そこで美白効果を発揮する機能性化粧品を開発し、大手化粧品会社とともに事業化に成功した。その後、筑波大学に異動し、主にドラッグデリバリーシステムの開発に取り組んだ。本研究テーマはその過程で開発されたテーマである。2024年12月より金沢大学に異動し、引き続き本テーマの開発を行っている。
鈴木 健之 所長
東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(博士(理学))後、東京大学医科学研究所助手、米国国立がん研究所研究員、京都大学大学院医学研究科科学技術振興助教授を経て、2007年金沢大学がん進展制御研究所教授。2023年より同研究所所長。専門分野は分子生物学・細胞生物学。研究テーマは「がんの悪性進展におけるエピジェネティック制御」。研究対象は、ヒストンタンパク質の翻訳後修飾、長鎖非コードRNA、mRNAのメチル化修飾と選択的polyA付加。2023年よりスタートした文部科学省共同利用・共同研究システム形成事業<学際領域展開ハブ形成プログラム>「健康寿命の延伸に向けた集合知プラットフォームの形成」の実施担当責任者。

定員

現地:120名、オンライン:1000名 ※ご参加には事前登録が必要です。先着順となりますのでご了承下さい。

主催

主催:国立大学法人金沢大学、LINK-J
協力:学際領域展開ハブ形成プログラム「健康寿命科学」

お問い合わせ先

LINK-J
 E-mail: contact@link-j.org

日時 2025年11月28日(金) 14:30-18:00 (14:15開場、ネットワーキング17:10-18:00 )

会場

日本橋ライフサイエンスビル201大会議室
住所: 東京都中央区日本橋本町2-3-11
■オンライン(Zoom ウェビナー)

参加申込(要事前登録)

(外部サイトが開きます)

申込締切

会場参加申込:2025年11月28日(金)9:00まで
オンライン参加:2025年11月28日(金)17:10まで

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