ルクサナバイオテク株式会社(代表取締役社長CEO:佐藤秀昭、本社:大阪府吹田市、以下「ルクサナバイオテク」)と、オリゴヌクレオチド治療薬を専門とする世界有数の医薬品開発製造受託機関(CDMO)であるBioSpring GmbH(CEO:Dr. Sylvia Wojczewski、本社:ドイツ・フランクフルト、以下「バイオスプリング」)は、新たな共同創薬研究に関する提携を発表しました。
この新しいプロジェクトでは、ルクサナバイオテクはアンチセンスオリゴヌクレオチド(以下「ASO」)(標的は非公開)を前進させ、バイオスプリングはASOプロセス開発、分析特性評価、臨床製造における専門知識を提供します。これにより、2025年10月に発表されたルクサナバイオテクとバイオスプリングのパートナーシップが拡大し、ルクサナバイオテク独自のXNAs人工修飾核酸技術群(以下、「ルクサナXNAs技術」)による医療用医薬品としてのASO研究開発がさらに進みます。製造だけでなく、複雑なASO候補の開発とスケールアップにおいてもルクサナをサポートすることは、革新的なバイオテクノロジーおよび製薬プログラムの実現者としてのバイオスプリングの役割を強調しています。ルクサナバイオテクとバイオスプリングは協力して、創薬コンセプトから臨床試験への道のりを加速し、将来の臨床および商業ニーズに確実に応えることを目指しています。
佐藤秀昭、ルクサナバイオテク代表取締役社長CEO:
「このプロジェクトは、ルクサナXNAs技術を治療薬開発に活用する次のステップを示しています。バイオスプリングと協力して、患者さんに新しい治療オプションを提供するというコミットメントを強化しながら、臨床応用への道を加速しています。」
Sylvia Wojczewski博士、バイオスプリング最高経営責任者(CEO):
「ルクサナバイオテクがルクサナXNAs技術に基づく医薬品開発プログラムの提携先としてバイオスプリングを選択したことを誇りに思っています。この技術は、オリゴヌクレオチド分野における治療革新の進歩に新たな機会をもたらします。」
ルクサナ XNAs技術について
ルクサナ XNAs技術とは、大阪大学大学院薬学研究科生物有機化学分野の小比賀教授の研究室で創製された、AmNA™、 scpBNA™、GuNA™、5'-CP™の革新的な人工修飾核酸群を総称しています。ルクサナ XNAs技術は、mRNAへの強い結合や肝毒性や神経毒性の低減という特性を利用して、高活性で低毒性のASOを創製することができます。
ルクサナバイオテクについて
ルクサナバイオテクは、大阪大学大学院薬学研究科の小比賀教授の研究室で創製された人工核酸群をベースにした創薬プラットフォームLuxiAP™により、より安全で効果的なオリゴヌクレオチド治療(OT)を実用化するために2017年に設立されたバイオテクノロジー企業です。私たちは、有効な薬のない病気と闘う患者さんと支える方々へ福音となる医薬品を届けることを目指し、複数の製薬会社と積極的に協力して、新しく効果的なOTの共同開発や自社創薬を推進しています。
バイオスプリングについて
バイオスプリングは、核酸医薬に重点を置いたASOの世界有数の受託製造業者です。1997年に設立された同社は、初期研究から商業製造まで、医薬品開発ライフサイクル全体を通じて世界中のバイオテクノロジー企業や製薬企業と提携しています。同社は 2007 年から GMP 認証を、2016 年から FDA 登録を受けており、品質に対する長年の取り組みを強調しています。バイオスプリングは現在、高度な核酸治療薬に対する世界的な需要の高まりに対応するために、ドイツ・オッフェンバッハに新しい大規模施設を建設し、生産能力を拡大しています。
お問い合わせ先
【本件に関するお問い合わせ先】
ルクサナバイオテク株式会社
Email: info@luxnabiotech.co.jp
Website: https://luxnabiotech.co.jp/
バイオスプリングGmbH
Website: www.biospring.net/contact