~日本のトップクラスのライフサイエンス研究者とグローバル投資家を結びつける~
Science2Startup(S2S)Japan 2026 応募説明会を開催!
AN Ventures、CIC Institute、東京大学エッジキャピタル・パートナーズ、一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は、ライフサイエンス領域のトップ技術シーズを実用化に繋げるためのプログラム「Science2Startup (S2S) Japan 2026」を実施します。
本プログラムを通じて、日本で生まれた世界レベルの技術シーズを、アカデミア発の技術シーズのスタートアップを通じた医薬品等としての実用化の数々の実績を有する世界のトップ投資家とのセッションを通じて、世界市場でのいち早い実用化に繋げることを目標としており、S2S Japan開始から2年、実際に本プログラムから米国での起業に繋がった事例も生まれています。
本プログラムに参加するライフサイエンス領域の研究者・スタートアップの募集をするにあたり、プログラム概要の詳細や、米国での参加事例を紹介する「Science2Startup (S2S) Japan 2026 応募説明会」を開催いたします。
ライフサイエンス領域のシーズを有する研究者やアーリーステージのスタートアップの皆様はぜひご応募ください。
日時: 2025年12月24日(水)17:00-18:30 *16:30開場
CIC Tokyo(港区虎ノ門1丁目17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階)& Zoomオンライン
(外部サイトが開きます)
プログラム
【タイムテーブル(予定)】
17:00 - 17:05 開会
17:05 - 17:10 プログラムにかける思い
17:10 - 17:15 プログラム概要説明
17:15 - 17:55 過去プログラム参加者へのインタビュー・座談会
<パネリスト>
・都英次郎氏 / 北陸先端科学技術大学院大学 教授
・内田史彦氏 / 北陸先端科学技術大学院大学特任教授・スタートアップ推進室長・Tech Startup HOKURIKU (TeSH)プログラム代表
・鈴木利洋氏 / 慶應イノベーション・イニシアティブ シニアアソシエイト
・和田祐輔氏 / Saisei Ventures シニアアソシエイト
<モデレーター>
・加々美綾乃 / S2S Japan運営事務局、CIC Institute ディレクター
17:55 - 18:10 プログラム応募内容説明
18:10 - 18:30 Q&A
18:30 閉会・ネットワーキング
登壇者
【登壇者】

都英次郎氏 / 北陸先端科学技術大学院大学 教授
2006年3月九州大学・博士(工学)取得。日本学術振興会・特別研究員(九州大学)、フランス国立科学研究センター・客員研究員、シンガポール南洋理工大学・客員研究員、産業技術総合研究所・主任研究員を経て、2019 年7月に北陸先端科学技術大学院大学・准教授に着任。2024年10月より同大学院大学・教授、現在に至る。専門は生物工学。大分県出身。

内田史彦氏 / 北陸先端科学技術大学院大学特任教授・スタートアップ推進室長・Tech Startup HOKURIKU (TeSH)プログラム代表
2002年日立製作所中央研究所企画室部長、2012年同社研究開発グループCIO・技術統括センター長、2014年筑波大学教授・国際産学連携本部審議役、2022年お茶の水女子大学特任教授・イノベーション創出環境強化事業統括、2024年北陸先端科学技術大学院大学特任教授・スタートアップ推進室長・Tech Startup HOKURIKU (TeSH)プログラム代表、2018年~国際科学技術コンテスト支援推進委員

鈴木利洋氏 / 慶應イノベーション・イニシアティブ シニアアソシエイト
東京大学大学院工学系研究科修了。早稲田大学大学院経営管理研究科 修了。 ナノキャリア株式会社にて大手製薬企業と核酸医薬品に関する共同開発を行うとともに、基礎研究からCMCまで幅広い業務に携わる。その後、JSR株式会社に転職。新規事業開発担当として、主にマイクロバイオーム、mRNA関連のスタートアップ投資や協業を行う。 2023年KIIに、医療・健康領域担当のキャピタリストとして参画。投資活動のみならず、スタートアップ創出を目指す地域のアカデミアへの支援も精力的に行う。

和田祐輔氏 / Saisei Ventures シニアアソシエイト
サイセイベンチャーズの東京を拠点とするシニアアソシエイトで、案件のソーシングおよびデューディリジェンス、科学的・技術的な視点からの戦略立案および会社設立の支援を担当している。サイセイへの入社以前は、米国ワシントン州シアトルを拠点とするアステラス製薬の子会社、ユニバーサルセルズ社でシニアサイエンティストとして、細胞治療薬の研究に従事。5年間の在職中、チームを主導し、がんや自己免疫疾患の治療のため、iPSCから複数の免疫細胞への分化プロトコルや評価方法を確立し、ユニバーサルセル技術を活用したiPSC由来他家細胞治療薬の創製を推進した。それ以前は、アステラス製薬の薬理研究者として、複数の創薬研究プロジェクトの提案・主導し、臨床に進めるための非臨床POCの取得を進めてきた。15年間のアステラス製薬でのキャリアを通して、腎症、糖尿病合併症、骨格筋疾患、自己免疫疾患、がんを含む様々な疾患領域にわたる15個以上の創薬研究プロジェクトを推進した。低分子、抗体、タンパク分解薬、AAV遺伝子改変細胞治療薬など多様なモダリティの創薬経験を有し、バイオベンチャーにおける初期の研究の立ち上げから製薬会社における初期から後期までの創薬研究をカバーする幅広い経験を有する。静岡県立大学で薬学の学士号、修士号、博士号を取得。

モデレーター:加々美 綾乃 / S2S Japan運営事務局、CIC Institute ディレクター
東京大学理学系研究科生物化学専攻博士課程単位取得退学(博士(理学))、マサチューセッツ工科大学修士課程修了(システム・デザイン&マネジメント)。博士号取得後、2012 年に文部科学省に入省しライフサイエンス政策や国立研究開発法人日本医療研究開発機構( AMED )の設立に携わる。2017 年にマサチューセッツ工科大学に留学、スタートアップエコシステムを研究。帰国後、内閣府政策統括官(科学技術・イノベーション担当)や文部科学省核融合分野担当を経て 2021 年に CIC に転職。現在はライフサイエンス分野を中心にディープテック分野ののスタートアップの成長支援や海外展開支援等に携わる。
【S2S Japan 2026への応募について】
下記の公募概要及びウェブサイトをご確認の上、S2Sウェブサイトより応募書類をアップロードください。
公募概要:https://drive.google.com/file/d/13qImQJq-S__oa4dszeSRFPGI76h7guxq/view
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WHY Science2Startup(S2S)Japan?
日本には、多くの疾患の患者さんを救うポテンシャルを秘めた世界レベルの技術シーズが数多くあります。しかし、これらの技術シーズをスタートアップを通じて医薬品等として開発し、臨床の現場に届けるためのエコシステムが十分に整っていません。一方、米国には、スタートアップを通じてアカデミア発の技術シーズを医薬品として最短で開発していくことを可能とする先進的なエコシステムがあります。
S2S Japanは、応募者に対して、米国のトップレベルのVCから上記のノウハウを得る機会を提供し、その成果を投資家・製薬企業等の各ステークホルダーが参加するシンポジウムで発表いただくことで、日本のエコシステムの発展に貢献することを目指します。
【S2S Japanの特色】
日本のライフサイエンス領域の世界レベルの技術シーズの可能性を最大限引き出すため、本プログラムのファイナリストは下記の機会を得ることができます。
- 米国トップVCとの個別セッション
- 投資家・製薬企業等が出席するシンポジウムでのプレゼンテーション
- シンポジウム参加者との交流
【S2S Japan 詳細】

S2Sは、2018年にボストンのトップ投資家により開始されたプログラムで、スタートアップを通じたアカデミア発の技術シーズの医薬品としての実用化を推進するためのノウハウを世界各地の研究者に共有することを目的とした社会貢献活動として運営されています。これまでに世界中のトップ研究者が参加し、経営人材や投資家とのネットワークを深め、13社以上のスタートアップの起業に結びついています。S2S JapanはS2Sの運営者との連携のもと運営されています。
Science2Startup(S2S)Japanは、2024年から開始した、ライフサイエンス領域の日本のトップ研究者の事業アイデアをグローバルの投資家とともに磨き込み、Invitiation-onlyのシンポジウムで、投資家、製薬会社、起業家、研究者、大学関係者等に対しプレゼンを行うプログラムです。2024年は70件以上の応募者から選ばれた、ファイナリスト6名が米国VCからのメンタリングを受けるとともに、ファイナル・シンポジウムで登壇しました。
S2S Japanのウェブサイトへ https://s2s-japan.com/
参加費
無料
主催
【S2S Japan創設者/S2S Japan 運営】

AN Ventures https://an.vc/jp/
ANベンチャー・パートナーズ(ANV)は東京とサンフランシスコを拠点とするベンチャー・キャピタルで、ライフサイエンス領域で投資を行っています。ANVは米国ARCH Venture Partnersとのアライアンスに加え、創業や投資活動で経験が豊富な日米のVC出身者により設立されました。投資戦略は、会社設立と日本発のサイエンスのアーリーステージへの投資に重点を置いていますが、これに限定することなく、グローバルなスタートアップにも投資を行い、IPOまで支援しています。
【S2S Japan 運営】

UTEC(東京大学エッジキャピタルパートナーズ) https://www.ut-ec.co.jp/
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)は、2004年の創業以来、東京大学をはじめとするアカデミアとの連携のもと、累計約850億円となる5つのベンチャーキャピタルファンドを運営し、優れたサイエンス・テクノロジーに立脚する国内外のスタートアップ等約150社に対してシード/アーリーステージから一貫したハンズオン支援を行っています。
CIC Institute https://jp.cic.com/institute/#community-institute
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。
LINK-J( 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン) https://www.link-j.org/
LINK-Jは、再生医療・個別化医療・創薬 ・医療機器・ヘルスケアITをはじめ、予防・未病・健康長寿など広義のライフサイエンス研究・産業にかかわる世界の人々や情報が交流できるようなプラットフォームを、東京・日本橋を中心に構築していきます。この分野の人々が「集 まる」「つながる」ための「交流・連携」事業と、そのなかで生まれたアイデアやイノベーションが「育つ」「はばたく」ための「育成・支援」事業により、日本、ひいては世界のライフサイエンス産業の活性化、イノベーション創出の促進をすることで、人々が健康で豊かに暮らせる社会の実現へ貢献していきます。LINK-Jは、イノベーション創出のためのエコシステム構築を目指して、交流・連携、育成・支援を行っています。様々なイベント・プログラムを提供することで、ベンチャー企業、大企業、アカデミア、VCなどライフサイエンス領域におけるプレイヤーを有機的につなぎ、アイデアやシーズの事業化、実用化をお手伝いします。
お問い合わせ先
CIC Institute 加々美: project.tokyo@cic.com