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イベントレポート

会員間の交流を深めるためのミートアップイベント『第25回LINK-J Member's Meetup アカデミア産学連携大集合!』を開催しました(12/12)

2025年12月12日(金)、GLOBAL LIFESCIENCE HUBおよびオンラインにて「会員間の交流を深めるためのミートアップイベント『第25回LINK-J Member's Meetup アカデミア産学連携大集合!』」を開催いたしました。(主催:LINK-J

まず最初に、京都大学 副理事(社会連携・イノベーション担当)兼 成長戦略本部 本部長 室田浩司先生にご講演いただきました。

講演
京都大学 副理事(社会連携・イノベーション担当)兼 成長戦略本部 本部長

関西スタートアップアカデミアコアリション(KSAC)プログラム代表
NINE JP国際ワーキンググループリーダー
室田 浩司 氏

「全国160以上の大学が参画するスタートアップイノベーションプラットフォーム~NINE JPの活動・展望」
- 国際展開活動・今後の展望
- 大学横断型ライフサイス案件紹介プラットフォーム「Made in Campus powered by K.U」の概要

NINE JP (National Innovation Network for Entrepreneur Japan)は、全国9拠点の大学発スタートアップ支援プラットフォームが連携し、グローバルに通用する事業を生み出すことを目的としたイノベーションエコシステムで、全国160校以上の大学が参画しています。大学で生まれる有望な技術シーズ(研究成果)を社会課題の解決に繋がるビジネスアイデアへと磨き上げ、日本全体のスタートアップ創出を加速させることを目指しており、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の支援事業の一環として運営されています。NINE JPの様々な活動を紹介するとともに、特に、グローバル展開に関する取り組み(インバウンド活動、アウトバウンド活動、海外拠点展開活動)と今後の展望についてお話しいただきました。また、大学の垣根を越えて大学系ライフサイエンススタートアップや事業化プロジェクトの情報を集約した事業&テクノロジー紹介ツールとして、国内外から注目され始めている「Made In Campus」も紹介させていただきました。

その後は、LINK-J会員の10大学・機関が、産学連携に関する取り組みについてプレゼンテーションをおこないました。

【登壇大学・機関】
国立研究開発法人国立がん研究センター東病院
国立研究開発法人国立健康危機管理研究機構
国立研究開発法人産業技術総合研究所
国立大学法人筑波大学
国立大学法人東北大学
東海国立大学機構名古屋大学
国立大学法人新潟大学
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学
国立研究開発法人理化学研究所
国立大学法人北海道大学

国立研究開発法人国立がん研究センター東病院
医療機器開発推進部門 医工連携支援室 研究員 石井 琢也 氏
国立がん研究センター東病院は、社会と協働し、すべての国民に最適ながん医療とがん予防を届けるとともに、世界レベルの新しいがん医療・がん予防の創出を使命としています。院内には医療機器開発推進部門を有し、臨床現場でのニーズ検証、動物実験施設や模擬手術室を活用した概念実証、専門人材による伴走支援が強みです。大学や企業のシーズと医療ニーズを結び、医工連携による革新的ながん医療の実現を目指しています。



国立研究開発法人国立健康危機管理研究機構
臨床研究センターインターナショナルトライアル部 市川 雅人 氏
国立健康危機管理研究機構(JIHS)は、感染症対策を通じてグローバルヘルスに貢献する組織で、研究開発、人材育成、国際協力、臨床機能を柱としています。今回は臨床研究センターを中心に、アジア6カ国16施設と連携した国際臨床研究の推進、試験運営支援、実現可能性調査などを紹介いただきました。薬剤耐性菌やB型肝炎の研究を通じ、エビデンス創出と地域全体の研究力強化を図り、感染症への不安のない社会の実現を目指しています。



国立研究開発法人産業技術総合研究所
生命工学領域 連携推進室 室長 金 賢徹 氏
産業技術総合研究所は、研究成果を確実に社会実装へつなぎ、日本の産業競争力強化に貢献することを使命とする公的研究機関です。大学・公的機関・企業と連携し、基礎研究から実証、社会実装、スタートアップ創出までを一貫して伴走するイノベーションエコシステムの中核を担います。生命工学領域では、バイオものづくり、医療・ヘルスケア、資源循環の分野を軸に社会課題解決を推進し、パートナー皆様と共創的に事業化支援を進めています。



国立大学法人筑波大学
国際産学連携本部 准教授 野村 豪 氏
筑波大学は、研究成果の社会還元を目的にスタートアップ創出支援を推進しており、これまでに大学発スタートアップ282社、IPO6社を輩出しています。国際産学連携本部を中心に、研究者の発掘からギャップファンド、EIR活用まで一貫した支援を行っています。近年は筑波大学単独にとどまらず、つくば市全体でスタートアップ・エコシステムを構築し、ディープテック分野の創出と外部人材・VCとの連携強化を目指しています。



国立大学法人東北大学
産学連携機構 スタートアップ事業化センター 調査分析部長 特任教授 博士(工学) 及川 忍 氏
東北大学スタートアップ事業化センターは、国際卓越研究大学として世界に変革をもたらす研究の社会実装を推進しています。大企業46社との連携や多様な実務人材を強みに、起業家教育、ギャップファンド、VC連携まで一貫支援を実施。特に医療・創薬分野に強みを持ち、学内外の組織連携を通じてスタートアップ創出と成長を加速させています。


東海国立大学機構名古屋大学
学術研究・産学官連携推進本部 特任教授 深井 昌克 氏
名古屋大学では、医学系研究者を中心にスタートアップ創出を含む研究支援を行い、研究者一人ひとりに適した支援策を案内する「キュレーション」を重視しています。メディカルAI人材育成拠点、ギャップファンド、Station AIなど複数の支援制度を段階的に活用し、研究から事業化・ピッチまで導く事例を紹介いただきました。多様な支援プログラムをつなぎ、研究者の意思と状況に応じた最適な道筋を示すことを役割として活動されています。


国立大学法人新潟大学
経営戦略本部UA室 上級UA(産学イノベーション) 升村 誠 氏
新潟大学は「教育・研究・社会実装」を柱とする将来ビジョン2030のもと、大学の総合力強化を進めています。特に「脳といのち」「食と健康」を重点領域とし、脳研究所の豊富な脳サンプルや臨床データ、先端イメージング技術を活用した社会実装を推進しています。脳と命のイノベーションハブを新設し、研究者は研究に専念しつつ、専門人材が連携・実装を担う体制を整え、産学連携によるイノベーション創出を目指しています。


国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学 
先端国際・社会変革推進本部(兼)未来創造イノベーション推進本部 特任教授 安田 知一 氏
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は学部を持たない大学院大学であり、研究成果の社会実装を重視した産学連携を推進しています。ヘルスケア・医療分野では超越バイオメディカルDX研究拠点(eMEDX)を中心に先端研究を展開し、全国規模のマッチングイベント(Matching HUB)や学生ビジネスアイデアコンテスト(M-BIP)を通じて、北陸地域全体のイノベーション創出とエコシステム形成を目指しています。


国立研究開発法人理化学研究所
創薬・医療技術基盤プログラム(DMP)ポートフォリオマネージャー 尾崎 賢一 氏
理化学研究所では、創薬研究を通じた社会実装を重視し、創薬医療技術基盤プログラム(DMP)を中心に共同型創薬を推進しています。基礎研究を事業化へ橋渡しする目的で設立され、オミクスから個体レベルまで一貫した研究基盤、AI・ロボティクス技術が強みです。研究者と伴走しながら強固なバイオロジーを構築し、企業・VC・医療機関と連携して、創薬パイプライン創出と実用化を目指しています。


国立大学法人北海道大学
産学・地域協働推進機構 スタートアップ創出本部 スタートアップ支援部門 副部門長 松原 友姫 氏
北海道大学は、道内21大学などが参画するプラットフォーム「HSFC(エイチフォース)」を通じ、医療・環境分野を重点にスタートアップ創出を推進しています。ギャップファンド等により大学関連スタートアップは年々増加し、創薬・ライフサイエンス分野で有力企業も輩出してきました。今後は研究シーズ起点に加え、企業ニーズと研究を結び付ける事業化加速を重視し、VC連携や人材育成プログラムを通じて社会実装を一層強化していきます。

 講演後は、リアル会場限定で会場参加者の皆様と登壇者の名刺交換会がおこなわれました。

 

当日はオンライン、会場参加含め113名の方にご参加いただきました。
イベントにご参加いただいた皆様、ご登壇者の皆様、誠にありがとうございました。

2026年の「LINK-J Member's Meetup」の予定はこちら

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