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投稿日:2025年10月09日 投稿者:ミナリスアドバンストセラピーズ株式会社

ヘリオスと Minaris Advanced Therapies 、ARDS を含む細胞治療の商業化に向けて協業開始

Minaris Advanced Therapies (本社:米国ペンシルベニア州フィラデルフィア、以下「当社」といいます)は、株式会社ヘリオス(本社:東京都千代田区有楽町、以下「ヘリオス社」といいます)と、ヘリオス社が開発中の治療用細胞製品「HLCM051(骨髄由来体性幹細胞)」の商業製造に関する契約を締結したことをお知らせいたします。

HLCM051は、ヘリオス社が独自に開発したMAPC(多能性成体前駆細胞)由来の治療用細胞製品であり、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)および現在開発中のその他の重症疾患への適応が期待されています。製造には、最先端の3Dバイオリアクター技術が採用されており、製造コストの削減と、より多くの患者への治療提供を目指しています。

本契約は、細胞治療の製造体制の確立、スケーラビリティの向上、そして患者アクセスの拡大に向けた重要なマイルストーンとなります。

HLCM051は現在、ARDSおよび脳梗塞急性期という、アンメットメディカルニーズの高い重篤な疾患を対象に開発されており、日本国内で実施された臨床試験では、生存率の改善や機能回復において有望な結果が示されています。

ヘリオス社は、細胞治療製造における豊富な経験と実績を有する当社を製造パートナーとして選定しました。特に、バイオリアクター技術に関する専門性と、高品質な製造管理体制が評価されており、HLCM051の開発および商業化における成功に向けた信頼の証といえます。

今後、両社は既存のバイオリアクター製造プロセスのさらなる改善とスケールアップに取り組み、製造効率の向上とコスト削減を推進してまいります。

Minaris Advanced Therapies について

Minaris Advanced Therapiesは、再生医療等製品に特化した医薬品製造受託機関(CDMO)として、グローバルに事業を展開するリーディングカンパニーです。Minaris Advanced Therapiesは、25年以上にわたる豊富な経験を有し、米国、欧州、アジアにわたる55,000m²以上の施設を備え、7,500以上のGMPバッチを製造・出荷しています。グローバルネットワークを通じて、初期段階の開発から臨床試験、商業製造までを包括的にサポートしています。科学的専門知識と製造・試験サービスを組み合わせることで、安全で効果的な治療法を、より迅速かつ効率的に患者様に届けることを目指しています。

ミナリスアドバンストセラピーズ株式会社は、Minaris Advanced Therapies の日本法人です。

URL:https://minaris.com

株式会社ヘリオスについて

株式会社ヘリオスは、幹細胞の可能性を活用した再生医療の実現を目指す、日本を代表する臨床段階のバイオテクノロジー企業です。体性幹細胞およびiPS細胞を活用した独自のグローバルプラットフォームを有し、治療法のない疾患に苦しむ患者様に新たな選択肢を提供することを使命としています。

体性幹細胞領域では、健康な成人ドナーの骨髄由来の多能性成体前駆細胞(MAPC)を用いた細胞製品「Invimestrocel(HLCM051)」を開発中であり、強力な抗炎症・免疫調整作用を有し、複数の疾患領域に応用可能です。3Dバイオリアクターによる商業規模での一貫した製造が可能であり、数百名の患者に対する臨床試験において安全性と有効性が示唆されています。

iPS細胞領域では、遺伝子編集により機能強化された次世代NK細胞治療「HLCN061」を開発しており、固形腫瘍に対する強力な抗腫瘍効果が動物モデルで確認されています。Akatsuki Therapeuticsとの共同開発により、初期のヒト試験に向けた準備が進められています。

ヘリオスは2011年に設立され、2015年より東京証券取引所グロース市場(証券コード:4593)に上場しています。

詳細はhttps://www.healios.co.jp/enをご覧ください。

参考資料

お問い合わせ先

事業開発部 三宅 緑

mrj_contact@minaris.com

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