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投稿日:2025.12.19 投稿者:ペプチグロース株式会社

ペプチグロース、IL-15代替ペプチドの開発完了と販売開始

IL-15代替ペプチド  [製品コード:PG-013] について

ペプチグロース株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:南谷純)は、インターロイキン15(IL-15)と同様の機能を持つ特殊ペプチド『IL-15代替ペプチド[製品コード:PG-013]』の開発に成功、2025年12月17日に販売を開始しました。

今回開発が完了したIL-15代替ペプチドは、IL-15のレセプターであるIL-2Rβおよび共通γ鎖(γc)に結合する、2種類の環状ペプチドで構成されたヘテロダイマーペプチドです。IL-15と同様に、IL-2Rβとγcのダイマー化を誘導することでIL-15様の活性を示します。

リコンビナントIL-15と同様のシグナル活性化能および細胞増殖活性

PG-013と市販されているリコンビナントIL-15の機能比較試験をレポーターアッセイ(JAK1/3-STAT5シグナル経路)およびヒト由来NK細胞株、KHYG-1細胞の増殖試験によって行いました。その結果、PG-013は、IL-15と同様のレポーター遺伝子の活性化能およびKHYG-1細胞の増殖活性を示しました。

NKT細胞の増殖・成熟化および活性化能の評価

PG-013の更なる機能評価として、未成熟NKT細胞の成熟過程における培養系でIL-15との比較を行いました。未成熟NKT細胞を解凍・起眠後、IL-15またはPG-013を添加した培地で10日間培養し、得られた成熟NKT細胞の増殖、表面マーカー発現、機能性を評価しました。その結果、PG-013はIL-15と同様の高い細胞増殖(>12倍)を誘導し、同様の表面マーカーを有するNKT細胞を得ることができました。また、細胞障害活性においても、PG-013はIL-15と同等またはそれ以上の活性を示しました。本実験は、理化学研究所、生命医科学研究センター、免疫器官形成研究チームにおいて実施されました。

PG-013の使用用途について

PG-013は、細胞治療分野において、T細胞、NK細胞、NKT細胞等の免疫細胞の培養・機能強化を目的としてご使用頂くことを想定しております。

当社におけるPGペプチドの開発状況について

当社では数十種類の成長因子・サイトカイン等をターゲットに代替ペプチドを開発しております。これまでに合計13品目の製品販売を開始しました。開発は順調に進んでおり、2026年~2027年にかけてPDGF-AA、IL-7などを対象とした成長因子代替ペプチドを、複数品目上市する予定です。詳細は随時WEBサイトにてアップデートして参ります。ご興味をお持ちいただけましたら、以下問い合わせ先までご連絡ください。

参考資料
参考資料

お問い合わせ先

ぺプチグロース株式会社 営業(重松) TEL : 080-5963-6575

E-mail : contact@peptigrowth.com 

Website: https://peptigrowth.com/

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