ASEAN等新興国は経済発展と人口増加に伴い日本国内や欧米諸国を上回る医療機器市場の拡大が予測されています。都内ものづくり中小企業等がこれらの地域に事業展開するためには、現地のニーズを捉えることが重要となりますが、医療機器に求められるニーズは、医療関係者の教育・技術レベル、生活習慣・風習、医療保険、インフラの整備状況等の単独又は複合の要因により国ごとに大きく異なります。
そこで、本事業は都内ものづくり中小企業等がこれらの国を実際に訪問し、現地の医療関係者の真のニーズを把握し医療機器開発に活かすとともに、市場攻略等のためのネットワークづくりを行うことを目的に実施します。
また、本事業では事業化推進コーディネーターを配置し、現地関係機関との継続的な関係構築や東京都医工連携HUB機構等との連携による支援を行います。
この事業は国立国際医療研究センターとの連携のもと実施しています。
訪問先・対象者
◆訪問先
ベトナム社会主義共和国 ハノイ及びその周辺都市
(医療機関、医療機器に関係する教育機関・団体などを予定)
※新型コロナウイルス感染症の状況により、オンラインで実施する場合もございます。
◆対象者
10名
医療機器開発もしくは製造、販売に携わっている製販企業又はものづくり企業等で、
新興国市場への参入、もしくは事業拡大を検討している都内中小企業
※海外への事業展開の経験に応じてBasic・Advanced の2コースで実施します。
◆都の費用負担
・事前・事後の勉強会及び成果報告会の費用
・ベトナムへの渡航費、現地通訳及び移動の費用
・宿泊費(4泊5日)
※国内の交通費や現地飲食代など上記以外の全ての費用は採択事業者の負担となります。