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イベントレポート

「VCと語ろうシリーズ vol.11『Discover Houston: A Thriving Hub for Life Science Innovation』」を開催(12/18)

2024年12月18日(水)、LINK-Jは「VCと語ろうシリーズ vol.11『Discover Houston: A Thriving Hub for Life Science Innovation』」をオンラインで開催しました。

LINK-JのYouTubeチャンネルでアーカイブ動画を公開しています。
ご興味がございましたら是非ご覧ください。

イベント概要

テキサス・メディカル・センター(TMC)は、世界最大の医療センターとして知られ、その規模と科学的厳密さで際立っています。テキサス州ヒューストンに位置するこの「医療都市」には、54を超える医療機関、21の病院、8つの研究機関、4つの医科大学があり、医療専門家や研究者は10万人以上、年間受入患者数も1,000万件以上に及びます。

TMCには、がん治療の世界的リーダーであるMDアンダーソンがんセンターや、テキサス大学健康科学センター、ベイラー医科大学が位置し、基礎研究から臨床応用まで一貫した活動を行っています。また、多数のライフサイエンス・インキュベーターやアクセラレーター、研究施設や事務所の提供、医療・科学分野の人材、KOL、CRO、CMO、投資家、助成金制度、ネットワーキングなど、包括的な経営資源が提供されています。

ボストンやサンフランシスコのような都市と比較しても、ヒューストンの生活費や事業費ははるかに安いものとなっています。また、テキサス州は長年にわたりビジネスに適した税制上・規制上の優遇措置を講じており、スタートアップ企業にとって近年ますます魅力的な選択肢となっています。しかしながら、日本のライフサイエンスコミュニティでは、これらヒューストンが提供する貴重なリソースについてほとんど知られていません。日本のベンチャーが米国での事業展開、臨床試験の機会を求める中、ヒューストンは有力な事業拠点の選択肢となりうるでしょう。

ヒューストンの医療コミュニティとの協力や投資は、最先端技術へのアクセス、米国での共同研究や臨床試験の機会、商業展開などをもたらします。同時に、TMCで開発された技術や製品を日本市場に導入することは、新たなビジネスチャンスを生み出します。グローバルな技術拠点を結びつけ、国際的なライフサイエンス・エコシステムを構築することで、これらの革新と商業成長の可能性が拓けるものと期待されます。

登壇者

Emily Reiser, Ph.D., Director, Strategy and New Ventures, Texas Medical Center (TMC)
Allison Rhines, Ph.D., Site Head, JLABS at Texas Medical Center (TMC)
Paul Wotton, Ph.D., CEO RBL LLC and Chair Rice Biotech LaunchPad
Fred Shane, CEO, Axil Capital Advisors K.K.

イントロダクション

Fred Shane様

講演

「イノベーション・ハブとしてのヒューストンの概要」
「テキサス・メディカル・センター・イノベーション(TMCi)のご紹介」
Emily Reiser様

「JLABS@TMCのご紹介」
Allison Rhines様
【講演要旨】
Johnson & Johnson Innovation - JLABSは、アーリーステージのイノベーターに資本効率の高いラボスペース・設備・専門知識・コミュニティ・業界とのつながり・起業家向けプログラムなどのリソースを提供するグローバルなインキュベーターネットワークです。JLABSの目標は、ライフサイエンスとヘルステクノロジーのイノベーションを必要な人々に届けることです。

「RBL LLCのご紹介」
Paul Wotton様

パネルディスカッション

モデレーター:Fred Shane様
パネリスト:Paul Wotton様、Emily Reiser様、Allison Rhines様

・世界最大の医療都市であるヒューストンには、どのような医療機関やリソースがあり、起業家が活用するのに適した技術や製品は何か?
・外国企業がヒューストンで活動する際に気を付けた方が良い事
・TMCと日本のライフサイエンスプレイヤーの繋がりによって期待できる事
・ヒューストンでのビジネスチャンスをどのように探すことができるか
等について、視聴者からの質問も交えながら議論を行いました。

閉会挨拶

LINK-J 事業部長 林幾雄による閉会挨拶でウェビナーが締めくくられました。
ご参加・ご登壇いただいた皆さんありがとうございました。

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